日経リサーチ 金融ソリューションチーム

日頃、金融関連の調査を担当しているメンバーが、調査に関するノウハウや最新の事例などを紹…

日経リサーチ 金融ソリューションチーム

日頃、金融関連の調査を担当しているメンバーが、調査に関するノウハウや最新の事例などを紹介します。 なお、記事の無断転載はご遠慮ください。

マガジン

  • 金融チームコラム_バックナンバー

    金融機関顧客に寄り添い、幅広い調査実績を持つリサーチチームメンバーが過去に執筆したコラムを掲載しています。 よろしければご覧ください。 なお、執筆者コメントは執筆当時のまま掲載しておりますのでご了承ください。

最近の記事

Vol. 91 郵送調査物価高騰対策

                             2024年4月 金融ソリューションチームコラムの第91弾をお届けいたします。 昨今の価格高騰の影響を受け、特に郵送調査において資材や郵券代等の値上げが続いております。 限られた条件の中で、郵送調査を行うための策をいくつかご紹介します。 【1】 調査項目の精査 調査項目を精査し調査ボリュームをおさえることで、印刷費の削減が可能です。 また、調査ボリュームをおさえることで回収率向上につなげられるメリットもございます。

    • vol90 いま、景気って良くなってるの?

                                   2024年2月 金融ソリューションチームコラムの第90弾をお届けいたします。 日経平均株価の最高値更新が大きな話題となっています。 また、内閣府が発表する景気動向指数は9か月連続で「改善」(基調判断)だそうです。 このように日々のニュースでは、株価上昇・賃上げ要請・インバウンド需要など「景気改善」の話題が出ています。 しかしながら、身の回りでは物価高騰・賃上げの鈍さなど「景気改善」は感じにくい空気です。 毎年、日

      • Vol.89 新NISAに対する期待度は?

                                     2024年2月 金融ソリューションチームコラムの第89弾をお届けいたします。 今年の1月より新NISAの制度が開始になりました。 前回のコラムVol.88では、弊社のミニ調査の結果より、新NISA開始前の認知度等について、ご紹介いたしました。 今回は、新NISAに対する回答者の声をご紹介いたします。 まず、新NISA認知者の利用意向は、全体で6割を超えており、特に、20代以下では8割を超えています。 (認知者:制

        • vol88 新NISAは利用されるのか

                                       2023年12月 金融ソリューションチームコラムの第88弾をお届けいたします。 前回のVol87では金融METERからリテラシーの底上げが不可欠と掲載しました。 本日は、関連して来月からスタートする新NISA及び投資信託についてミニ調査を実施いたしましたので一部ご紹介いたします。 ▼認知 毎日のように新NISAというワードに触れるようになりましたので 認知は83.7%に上ります。 (内容まで理解+聞いたことはある

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        • 金融チームコラム_バックナンバー
          89本

        記事

          Vol. 87 『金融METER(R)』結果速報

                                       2023年12月 金融ソリューションチームコラムの第87弾をお届けいたします。 今回のコラムメールでは、2023年11月14日にリリースした弊社自主調査の金融機関顧客評価調査『金融METER』※1について、最新の調査結果から一部ご紹介いたします。 今回で7回目となるこの調査は、全国17万人の消費者を対象に自分の利用する金融機関のCS(顧客満足度)やNPS(R)※2(推奨意向)、CES(顧客努力指標)などを評価した

          Vol. 87 『金融METER(R)』結果速報

          Vol. 86 企業向けCS調査の回収率向上のための打ち手

                                     (2023年11月) 金融ソリューションチームコラムの第86弾をお届けいたします。 お客様向けに満足度調査を実施する際に、回収率を向上させたい、というご要望を多くいただきます。 以前も回収率向上のコラムをお届けしておりますが、今回は、法人のお客様向けにCS調査を実施する場合の回収率向上に効果的なポイントを3点ほどお伝えいたします。 ①郵送での調査依頼・調査票回収 対象企業の業種や勤務体系、日頃の営業接点にも依りますが

          Vol. 86 企業向けCS調査の回収率向上のための打ち手

          Vol. 85 インターネット調査回答者へ心がけること

                                       2023年11月 金融ソリューションチームコラムの第85弾をお届けいたします。 今回は、インターネット調査の環境変化と、アンケートのスマホ回答によるストレスについて説明いたします。 「インターネット調査品質ガイドライン(2020年5月 日本マーケティング・リサーチ協会が発行)」によると、インターネットモニターに対しての調査のデバイスは2018年にスマホがPCを超え、2019年には56%の使用率となっています。

          Vol. 85 インターネット調査回答者へ心がけること

          Vol.84 アンケート結果に影響を与える回答バイアス

                                       2023年10月 金融ソリューションチームコラムの第84弾をお届けいたします。 回答バイアスはアンケートで情報を収集するうえで把握する必要がある要素です。 今回は回答バイアスにどんな種類があるのか、『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』(著:情報文化研究所、監修:高橋昌一郎)の 文献を参照し、いくつかピックアップして説明します。 ▼自己選択バイアス 調査に協力するか否かを対象者が選択できるときに生じる

          Vol.84 アンケート結果に影響を与える回答バイアス

          Vol. 83 新NISAの認知度と金融リテラシーの関連について 

                                     (2023年8月) 金融ソリューションチームコラムの第83弾をお届けいたします。 今回は、7月にリリースされたばかりの弊社自主調査「金融RADAR」(※1)の結果から、新NISAに関する結果について、金融リテラシーとの関連に着目してご紹介いたします。 金融リテラシーの高さによってNISAの制度改正に関する認知・課題に違いがあることが明らかになりました。 一般成人を対象にNISAの制度改正についての認知度をたずねたと

          Vol. 83 新NISAの認知度と金融リテラシーの関連について 

          Vol. 82 コンジョイント分析についてのご紹介

                                     (2023年7月) 金融ソリューションチームコラムの第82弾をお届けいたします。 今回は、コンジョイント分析のご紹介です。 すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「コンジョイント分析」とは、調査回答者に商品の評価をしてもらい、商品の各要素がどの程度評価に影響を与えているのかを明らかにする分析方法です。 例えば新しいスマートフォンを購入するとき、以下のような選択肢がある場合、どのスマートフォンを購入したくなる

          Vol. 82 コンジョイント分析についてのご紹介

          Vol. 81 お客さま満足度調査の活用方法~「個人の業績評価」について

                                     (2023年7月) 金融ソリューションチームコラムの第81弾をお届けいたします。 お客さま満足度調査(CS調査)の結果の活用方法として、営業担当者個人の業績評価に利用したいということをよくうかがいます。 業績評価ということは、営業担当者の昇進や昇給、賞与額などにも大きく影響してきますので、評価される側にとっても納得感のある方法である必要があります。 今回のコラムでは、業績評価に利用する際の注意点について、いくつか簡

          Vol. 81 お客さま満足度調査の活用方法~「個人の業績評価」について

          Vol. 80 金融機関の「Well-being」に向けた役割

                                     (2023年7月) 金融ソリューションチームコラムのVol80をお届けいたします。 梅雨明けもまもなくでしょうか。 最近「Well-being」という言葉を聞くようになりました。そこで今回は、「金融機関の「Well-being」に向けた役割」について考えてみました。 「GDP」から「GDW」へ 2021年3月に、日本経済新聞社は公益財団法人Well-beingfor Planet Earth、有志の企業や有識者・団

          Vol. 80 金融機関の「Well-being」に向けた役割

          Vol. 79 郵送調査回収率向上策

                                     (2023年6月) 金融ソリューションチームコラムの第79弾をお届けいたします。 今回は郵送調査について、回収率をあげるための策をいくつかご紹介させていただきます。 「対象者が郵送物の封を開けるきっかけづくり」「対象者の負荷を減らす試み」の2点がポイントです。 ■■対象者が郵送物の封を開けるきっかけづくり【1】先付け謝礼 調査依頼時に『先付け』として謝礼をお送りすることが効果的です。 その際には「角封筒かつボールペ

          Vol78  NPS(R)と相関が強いブランドイメージは?

                                      (2023年6月) 金融ソリューションチームコラムの第78弾をお届けいたします。 今回のコラムでは、顧客評価指標のNPS※1(推奨意向)とブランドイメージの関係性について、分析した結果をご紹介いたします。 皆さまの中で、以下のお悩みはないでしょうか。 ・NPS※1評価を毎年測定しているが、そもそも企業の収益や企業イメージUPにつながっているかわからない 「NPS※1が上昇すると、どのようなブランドイメージに寄与す

          Vol78  NPS(R)と相関が強いブランドイメージは?

          Vol.77 Webアンケートに回答してもらうためには?

                                     (2023年5月) 金融ソリューションチームコラムの第77弾をお届けいたします。 2022年度にJMRAインターネット調査品質委員会がネットモニターの意識調査を実施しました。 弊社日経リサーチを含む各社調査会社のネットモニターに対し、モニター調査の不満点や回答状況等を聞いたものです。今回はこの調査結果の一部を紹介させていただきます。 <2022年度モニターCS調査概要> 調査実施期間:2023年2月 調査対象:男女1

          Vol.77 Webアンケートに回答してもらうためには?

          Vol.76 「ことら送金」体験記

                                     (2023年5月) 金融ソリューションチームコラムの第76弾をお届けいたします。 GWはいかがでしたでしょうか。コロナの終息で旅行や外出された方も多く、リフレッシュされたのではないかと思います。 今年、弊社は新入社員のリアル歓迎会が解禁されました。飲み会があれば 会費の集金が発生します。試みにキャッシュレスの「ことら送金」か現金の 二択で参加者に案内することにしました。 今回、現金と「ことら送金」の利用者は半々でした