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#SF
読んでない本の書評58「縮みゆく男」
衝撃の217グラム。男が縮む、テーマは膨らむ。
男が船に乗っている。むこうからぐんぐん迫ってくる不吉な霧にすっぽり包まれる。ずぶぬれになった身体にぴりぴりする刺激がある。
身体を拭くと、その感覚もほぼ消えた。男はキャビンに入って兄を起こし、船をかすめていった海霧のことを話した。
それが発端だった。
わずか1ページしかない第一章、ことの起こりである。これ以上の説明は何もない。めちゃめちゃかっ
読んでない本の書評51「夏への扉」
188グラム。もちろん中を読まずに、表紙の猫の後頭部を見つめる用途専用に使うのにも適している。
自動掃除ロボットのルンバを見かけると、なんとなくいちおう値段をチェックしてしまう。購入を検討したことこそないが、「自分では買わないが、誰かが急にくれたらはしゃぐ」系家電のトップ10に入るのではないか。
我が家は猫が二匹暮らしている都合上、とにかく掃除機をかけるのに手間がかからない部屋になってる。