文筆家・オビナタミヤビ~MIYAVIVIVID~

遅すぎることはない。今が最適なタイミング。 自分の寿命を自分で決めて、イキイキと死ぬま…

文筆家・オビナタミヤビ~MIYAVIVIVID~

遅すぎることはない。今が最適なタイミング。 自分の寿命を自分で決めて、イキイキと死ぬまで生ききる!をモットーに、超個人的な感覚や感情、思考、体験、作品を著してます。あなたに届き共鳴してもらえたら、とても嬉しい。 究極の自己表現・人生を慈しむ自分史プロデュースも手掛けています。

マガジン

  • ~Presents STORY~「贈り物」に潜むお話

  • Happy journey

    これまで、旅した国内外の旅先での思い出や 旅の記憶のエッセイ・ショートストーリーを書いてます。

  • ものがたりの森へようこそ

    物心ついた時から、どこかからかお話がノックするように訪れます。 私に見せてくれた物語や登場人物たちを、できるだけ、忠実に文字に置き換えようと試みています。物語に登場する彼ら彼女らを閉じ込めたままにしてはいけない、という気持ちから書いています。 ショートストーリー、シナリオとその時々で表現方法は違いますが よかったら、ものがたりの森で、彼らとであってください。

  • 食いしん坊ミヤビの「食べることは 活きること」

    食べることが大好き。美味しいものが大好き。旬のものが大好き。その土地のものが大好き。食いしん坊のアンテナがビビビと反応した「食」にまつわるエトセトラ。食材から、メニューから、お店からの「食・ショック(感動)」をつづる。

  • 〜miyaviの美術館探訪~ No ART No LIFE

    これまで訪れた国内外の美術館の紹介や各々のエキシビジョンで受け取った感動や感覚をエッセイにしてみました。

最近の記事

ニューヨーク日帰り旅のはじまり       by AmtrakTRAIN 

 今回のボストン滞在中に私はニューヨークへ日帰り旅をしてきた。 アメリカ全土を走る旅客鉄道Amtrak(アムトラック)で ボストンからの所要時間は約4時間。案外ニューヨークまで、近いのだ! 出発前日、ボストンのサウスステーションのAmtrakの窓口で まずは始発電車の時間を確認すると、5時発だという。 帰り便は、比較的治安が良いボストンだが 夜の19時前に到着する電車を選び、往復とも指定席をチョイスした。 往復でおよそ190ドルだった。 Amtrakの運賃は電車によって座

    • おかえり・母さん

      おかえり、おかあさん 2023年、10月6日に、 S大学医学部主催の慰霊祭に 私たち家族は、参列した。 2年前の7月に亡くなった母が S大学医学部へ献体していたからだ。 亡くなる4年前の2017年11月、 まだ認知症の進行が緩やかな段階の時 母は、県内にあるS大学の医学部に 献体の意思表明し、手続きを終えていた。 そのころの母は、 なぜ死ななかったのが理解できない、 と医師から告げられるほどの 脳幹脳梗塞の状態から すこしずつ回復し、 再発に気を付けながら、リハビリを続

      • ボストンの地下鉄で

        ボストンの地下鉄は、アメリカ全土の中で最も古い歴史があり、 グリーン、レッド、オレンジ、ブルー、シルバーと五色に 色分けされた路線図を見れば、旅人の私でも とてもわかりやすいのです。 私も、ボストン美術館やハーバード大学、 ボストン公立図書館へ行くときに、 何度も利用しました。 ボストンの地下鉄は一回乗車券が2.75ドル。 一日で5回以上乗り降りするなら、 12ドルのワンデイチケットもあるようですが、 私はチャーリーチケットと呼ばれる 一回券(ワンライドチケット)を 地下鉄に

        • サイクリング・サイクリング

          喉がカラカラで 水を調達しに、スーパーへ ホテルから歩く途中に、 レンタサイクルのステーションのようなもの Blue Bikesがあった。 Blue Bikesは 街のあちこちにあるらしく どこで乗っても、 そこに返却すればよいらしい。 ボストンという街は 都市ではあるが、 想像していたよりも中心部は小さく、 自転車で街を 探索できるサイズ! 左ハンドル、右側通行の アメリカでの車を運転することは とても自信がなかったのだが 自転車なら、きっとだいじょうぶ♪ お天気が良

        ニューヨーク日帰り旅のはじまり       by AmtrakTRAIN 

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        • ~Presents STORY~「贈り物」に潜むお話
          1本
        • Happy journey
          5本
        • 食いしん坊ミヤビの「食べることは 活きること」
          5本
        • ものがたりの森へようこそ
          6本
        • 〜miyaviの美術館探訪~ No ART No LIFE
          2本

        記事

           ボストン茶会事件ならぬ          ~ボストン水ボトル事件~・・・ 

           羽田からミネアポリスまで13時間のフライト後、  私は、デルタ航空の国内線に乗り換えた。  ミネアポリスからボストンまでのフライトでは、  スナックと飲み物が一度出たものの、乾燥がひどく、  私の喉は、カラカラだった。  到着後は、ミネアポリスで入国手続きが終わっていたので、  拍子抜けするくらい簡単に、  ボストン・ローガン空港の到着ロビーに進んだ。  ただし、私は乗り継ぎのミネアポリスで  荷物を預けなおしていたので、無事にスーツケースが  ピックアップできるのか、結構

           ボストン茶会事件ならぬ          ~ボストン水ボトル事件~・・・ 

          機内のおとなりさん

          ボストンに行くと決めて、探しまくって 私が購入したのは、デルタ航空だった。 デルタ航空って、聴いたことはあるけれど あんまり印象深くがないのが、印象。 もちろん、はじめて乗る。 ボストンまでの私のフライトは 羽田・ミネアポリス間でおよそ12時間 ミネアポリスで乗り継ぎ そこから国内線でボストンまでおよそ4時間 トータル16時間の長時間の空の旅だ。 腰痛持ちの私は、ちょっとだけ奮発して デルタ航空の※コンフォートプラスを予約。 コンフォートプラスとは 広さはエコノミーとほぼ

          旅の始まりはモノレールに乗って

          羽田空港に向かうため、 浜松町からモノレールに乗った 都内の週末と思えないほど 車内は、すいていた。 ゆったりと席に座る。 私の他に、人はほとんどいない。 少し離れた席には チェロ奏者とおぼしき イケおじ風男性 演奏旅行にでかけるのかな? この揺れのせいなのか? はたまた、スーツケースを置くスペースが 確保されている 座席のつくりのせいなのか? 都内の空がひときわ大きくみえる 広い窓のせいなのか? モノレールって、なんだかのどかだね。 非日常のはじまりをつげる

          旅の始まりはモノレールに乗って

          うすむらさきの春

          あなたのおかげで わすれていた痛みも はじめての景色も観れたし、知れたし 齢なんぞ数字にすぎぬと 頬染めて、指をつないで 唇を探して 月と抱き合った。 愛しいという言葉の意味が 自分の中に増えるなんて 想像もしていなかった。 ただただ真ん中ストレートの あなたが 私のココロの奥の 止まっていた泉を あけたから あふれてあふれて どうしようもなく あふれて 揺れる気持ちが 濡れて濡れて 湿り気となって 春の夜風と一緒に 私を濡らす。 ココに居てもいなくても あなたが わた

          「いつか行きたい」を「今行く」に!

          今年一年の折り返し 夏至の前後だったろうか・・・ 「仕事でボストンに行く」とある知人が話していた。 その時は、ただ 「いいなあ。ボストンかあ・・・」 「ボストンならボストン美術館があるもんなあ」 と、ノンキかつ ただただ、うらやましい気持ちで 聴いていたのだが・・・ しかし、それからずっと 私のココロの奥の方から、 かすかに聞こえる ボストン美術館に行きたい! 行きたい!ボストン美術館!! WHY NOT? 行きたいなら 行けばいいじゃん・・・ とはいっても・・・

          「いつか行きたい」を「今行く」に!

          人魚の恋うた

          あとさき考えずに 逃避行みたいに 二人きりの世界に 駆け込みたかった 逃げ切りたかった でも、駆け込んだ先に 何が待っているのか 十分すぎるほどに 知っているから 駆け込めなかった 駆けこまなかった 二人でいることは 日常にならなかった だからこそ、はじまった だからこそ、進んでみた だからこそ、 続けられると 思っていたはずなのに あなた100%の世界に わたしの足一歩 踏み入れたら、ダメだ その先は、すすめない その先は すすまない 一歩入り込むことは 終わりの始まり

          そういえば、風になったのだ。 もう触れることができないあなたが 私の目の前から消えたあの夏の日から あなたは風になったのだ。 どこから来たのかも、 どこにいるのかもわからず。 どこに向かうのかも知らず。 それでも、 風が吹けば、葉は揺れる。 風鈴は鳴り、風車は回る。 やさしく頬に触れることも、 肩先を通り過ぎることも。 ときに、抑えられない 衝動のように、 暴れん坊になって 何もかも 剥がしていくことも・ ああ あなただよね? 春風になって 桜の花びらを散らした

          88歳「サスペンダーじいじ」日々是好日

           タイトルの「サスペンダーじいじ」とは、私が一方的に、名付けた父の隠れニックネームです。「  若い頃はスリムだったはずなのに、年を重ねてお腹周りがベルトの穴に追いつかなくなったある時期から、父はずっと「サスペンダー」を愛用者なので。そんな理由でも「サスペンダー」ってなぜだか、おしゃれさんに見えるから不思議です・・・。    2年前に母を亡くしてから、一人暮らしを続けてきた父ですが、補聴器を使っても会話が困るほどの超難聴に加え、あれこれ心配なことも増え・・・ 自転車で数分のご近

          88歳「サスペンダーじいじ」日々是好日

          美味これ創造的なり

          普段は、味に関しては、保守的だと思う。 食べたいとおもったものを食べたい。 イメージしたものを食べたい。 想定したものを食べたい。 そうでないときに、がっかりする 娘から、そのがっかり度が、 大人気なさすぎる、といわれることがある。 それくらい、味に対しては やや保守的だという自覚がある。 だから、冒険メニューなどは あまり頼まない。 よっぽどでないと 自分からは頼まない。 人のをちょっとちょうだい、はするけれど。 しかし、だ。 時々、メニューをみただけで

          信州の秋のめぐみを食らう

          贅沢な信州の秋 朝4時 家をでた我が家の狩人 雨の中、びしょぬれになりながら 大物を見つけて、大満足でご帰還。 なんと、天然マツタケ、直径15センチはあったでしょう。 あんな大きな国産、というか 山で採ったマツタケ、見たことない しかも、幻の・・といいながら 毎年 味わっている 舞茸さんまで ご同伴で。 大物二種のキノコ、写真に収めようとしたら 「そういう無粋なことはしないの!」と家人に 一喝されたので 画像でお見せできないのが、残念。 マツタケご飯にしようかな~と思

          PLAN75を観た

            「人は生きたように逝く」 これまで 幾度となく見聞きしてきた その言葉に わたしは、 疑いを持っていませんでした。 でも、今は、 そう言い切れない。 長野相生座、長野ロキシーさんで 公開中の映画 PLAN 75  御覧になりましたか? 国民は75歳になったら、 生・死を選ぶことができる、 架空の制度が施行されている 超高齢化社会日本が 舞台です。 10万円という 最後の時を過ごす お金も支給される。 身一つでそこにいけば 痛みなく

          私を母にしてくれてありがとう

          母の自覚足りないせいか 「母の日」が自分のことは思えず。 そんな投稿をしてすぐに そのことを知る由もないのだが 母の日の日付が変わって、数分が過ぎてから ムスメから 「母の日おめでとー」 「いつもありがとう」とメッセージがきた。 母の日の日付が変わって、数分が過ぎって ところが、実に、私の娘らしい。 私の方が 「私を母にしてくれて、ありがとう」と  彼女に言いたいよ。 まさか、 自分が母になるとはおもってなかった。 子ども嫌いだった私が、 母となり、育児を体験できたのは

          私を母にしてくれてありがとう