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2DK part7【短編小説】
前作を読んでからお読みください。
20.終わり
夏季休暇が終わって大学が始まった。雪乃さんの居ない家は広くて何かが欠けたような感覚だった。講義は何も無かったかのように始まり、季節も何も無かったかのように変わっていく。いや、何かあったから寒くなったのだろうか。
「奈々、入院したけど、退院したってさ」
そうひなのが言ってきた。俺と奈々さんの関係を知っていたかのように。
「なんでお前がそれを俺に言うの
前作を読んでからお読みください。
20.終わり
夏季休暇が終わって大学が始まった。雪乃さんの居ない家は広くて何かが欠けたような感覚だった。講義は何も無かったかのように始まり、季節も何も無かったかのように変わっていく。いや、何かあったから寒くなったのだろうか。
「奈々、入院したけど、退院したってさ」
そうひなのが言ってきた。俺と奈々さんの関係を知っていたかのように。
「なんでお前がそれを俺に言うの