記事一覧
経産省 半導体・デジタル産業戦略の現状と今後(R5.11.29)の雑感
2023年11月29日に開催された第10回 半導体・デジタル産業戦略検討会議の開催資料が公開されています。 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conferen…
X(旧Twitter)のコミュニティノートに参加して思った事
先月よりX(旧Twitter)のコミュニティノートへの参加申請が承認されたのでコミュニティノートの活動を始めました。
コミュニティノートとはX社が運用しているSNSのアカウント保有者のうち、参加資格を得た有志が日々投稿されるポストについて誤解を招く表現や誤情報に匿名で追加情報を付与する活動を指します。
それ以前からポスト(以前はツイートと呼称)に返信や引用を使って指摘することは可能でしたが、ブ
Kirin9006Cの考察
2023年、Huaweiの新型スマホMate 60 ProにSMICの7nmチップが搭載されアメリカの制裁下でどうやって実現したのか様々な憶測を呼びました。
その直後くらいから「次は5nm」と実しやかにささやかれていましたが12月にHuaweiはQingyun L540ノートブックを発売し、そのプロセッサが5nm Kirin 9006Cと報じられ、中国半導体産業が7nmに次いで5nmも遂に技術を
台湾アイデンティティとは
2024年1月13日に台湾総統選挙が実施されます。
安全保障や親日的な国民性で語られることが多い台湾ですが、ときより中国側への機密漏洩などの不祥事も取りざたされ、親日・親米のイメージとのかい離に困惑させられる事もあります。
日本の台湾統治時代に台湾の治水事業に生涯をささげた日本人技師八田與一を顕彰する銅像を国民党の弾圧から隠し続けた村人の話が日台友好の美談として伝わるかと思えば、その銅像を破壊
経産省 半導体・デジタル産業戦略の現状と今後(R5.11.29)の雑感
2023年11月29日に開催された第10回 半導体・デジタル産業戦略検討会議の開催資料が公開されています。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/semicon_digital/0010/0010.html
「資料3」は189頁もあるので要旨のみ書き出してみました。
以降はそれぞれの項目の詳細な現況報告
Huawei Kirin9000s噂のアップデート
Huaweiが中国製を謳うKirin9000sチップを使用しているとされる5G世代スマホMate60Proに続き、MatePad Pro 13.2"という同社フラッグシップ級タブレットの製品発表があり、中華圏では期待が高まっているようです。
Huawei、580gの世界最薄最軽量タブレット「MatePad Pro 13.2」
プロセッサについての言及は無かったとの事で、やはりアメリカの先端半導
中華5Gスマホ Kirin9000sの謎
9月初旬、中国の通信機器メーカー華為技術(ファーウェイ、Huawei)の新型スマートフォン「Mate 60 Pro」に5G通信を可能にする7nmの半導体チップが使われていると報じられ各方面が騒然としました。
日本はアメリカの輸出管理規制に従い7月に中国に課している輸出管理の規制対象に新たに23品目を加えたばかりでしたが、中国がどうやってこの新世代の半導体チップを製品化することが出来たのかと憶測を
Rapidusと先端半導体2nmの意味-2023年9月
1日、Rapidus株式会社は北海道千歳の工場建設予定地で起工式を行いました。
Rapidusと連携する国内外の関係各社の他、北海道知事や千歳市長らも出席、岸田首相からメッセージも寄せられるなど同社に対する期待の大きさを物語っています。
ラピダス起工式に半導体大手トップがそろい踏み、岸田首相もメッセージhttps://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/015
中央研究所の役割とその変遷
企業と中央研究所
日本の大企業は中央研究所の成果によって競争力を増し収益を積み重ねてきましたが、この中央研究所が近年になりうまく機能しなくなってきた事を日本企業失速の要因として挙げる人も居ます。
日本企業が戦後、高度成長期に大きく成長できた要因は研究開発を重視し、投機的な発明から予測可能な事業にシフトするための基礎研究成果の蓄積や商品開発力を増した事は間違いないでしょう。
日本企業の多くが