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昨日、中高年は綺麗な歩き方より正しい歩き方をするべきという話を書きました。今日は具体的なことを書いていきます。

まず最初に、これは私からの提案ですが、子供の頃に歩き方を教わるべきだと考えます。歩く、走るというのは、小さい頃からなんとなくできています。しかし、ちゃんとした体の使い方を教わるべきだと思うのです。健康寿命を伸ばすきっかけは、もしかしたら「小学生くらいから考えるべき」と言っても過言ではないかもしれません。

前置きが長くなりました。具体的な方法を書きます。

中高年の正しい歩き方
1、つま先と膝ををまっすぐ出す
2、着地の時に膝を伸ばしきらない
3、太ももの前側で体重を支える意識をする
4、足の外側に体重を乗せないで、しっかり骨に乗る意識をする
5、かかと着地とフラット着地を覚える
6、腕の力を抜く
7、肩甲骨を動かす
8、お尻の筋肉を意識する
9、腕と足は対角線にタイミングを合わせ、リズミカルに動かす
10、目線はまっすぐ

歩くことは無意識であり、クセがある

10項目上げてみましたがいかがでしょうか? あなたはこれらを気にして歩いたことはありますか? 日頃歩くということは、考えなくても歩けます。勝手に体が動いている動作というのは、「無意識」という域にあります。だから考える必要がないわけです。考えなくても動いていけるものは、「クセ」が必ず付いてきます。歩く姿を見ただけで、誰だかわかることってありますよね。それがクセです。

クセは無意識ですから変えることはとても困難です。だから歩き方、ウォーキングのフォームを変えることは、簡単にはできないのです。

私はテレビを見ていてタレントさんが街ブラしている姿を見て、歩き方が間違っていると思える人をたくさん知っています。誰か教えてあげればいいのに、と思いながら見ているのですが、一向に修正されないので、誰も言わないのでしょう。

モデルさんのような美しい歩き方をするには、お尻の穴をキュッと締めて、背筋をピンと伸ばしてスッと歩くと教わります。しかしそんなこと中高年には不要です。だいたいやろうとしてもできませんから。

私がランニングフォームを研究した時も同じでした。天から頭の上をピンと引っ張られるように意識して・・・なんて1ページ目に書いてあるんです。無理ですよ。そんなのずっと意識し続けることできません。それにマラソン大会の映像見ていても、そんなスッとした姿勢で走っている人は、トップランナーだけです。後になればなるほど、お尻は落ちてるし、ドタバタした人がいっぱいです。それでも完走できるんですよ。だったらそれでいいじゃない?って思ったので、私なりの独自の走法を提唱しました。それが「エンジョイラン走法」です。今はその件については述べませんが、歩き方についても基本的な考え方は同じです。

中でもとくに気をつけていただきたいのは、「つま先と膝をまっすぐ出すこと」です。それを意識するだけでも、膝関節を守ることができます。体の前なので、まっすぐ出ているかどうかは、下向けば自分で確認できます。まずはご自身で確認してくださいね。

この映像は、以前私がランニングフォーム矯正用に作成したものです。「つま先と膝を真っすぐする」という意味では歩く時も同じです。参考にどうぞご覧ください。YouTubeの「設定」→「再生速度」→「0.25」にすれば、動作がゆっくり再生されますので、より分かり易いです。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。