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エッセイという名の散文詩

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皆様に特に読んで頂きたい文章をまとめました。 語彙がないので簡単な言葉の羅列になっています。それ故に読みやすいかもしれません。わたしの文章の唯一の長所です。
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記事一覧

相手を大切にするということ

相手を大切にするということ

私は基本的に友人に趣味の話をしません。

おすすめの映画や音楽、本を尋ねられた時や、「ありすぎて決められないよー」なんて言ってはぐらかします。自己紹介のときもそう。具体的な名前は出しません。

ここで勘違いされたくないのは、自分の好きなものを他人に教えず独り占めしたいからとか人と話すのがめんどくさいからとかではないということ。
独占欲もないし、お喋りは大好きな人間です。

では、なぜそんなふうな態

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鬱で生き方と価値観変わりすぎて勉強できなくなった話

鬱で生き方と価値観変わりすぎて勉強できなくなった話

普段からかなり個人的な話をすることが多いのですが、今回はさらにいつに増して個人的な話になります。

高校2年生、そろそろ進路について考えないと行けない時期になって参りました。

高一の秋頃からうつ病を患っているわたしは今も十分に学校には行けていません(2日に1回のペース)、それにうつ病の症状で他の人より疲労を感じやすく、疲れて帰ってくるので家庭学習はほぼほぼできていません。

うつ病になった原因の

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深夜と誘惑と焦燥感

深夜と誘惑と焦燥感

昼間は映画観たい欲がこんなにも高まることはないのに、深夜になると毎日のようにとんでもなく映画見たい欲が高まる。

「また今度にしようね、明日学校だからね」と幼稚園児の子供に話す母親のような口調で自分に言い聞かせてみようと試みたこともあるが、

"明日は学校"という事実を踏まえた上で心が映画を欲しがっているのだから、その試みは失敗に終わった。

そういう時は黙ってnoteを開き、心を無にして文章を書

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「エモい」という言葉が嫌いだ

「エモい」という言葉が嫌いだ

数年前に若者を中心に流行り、日常的に使われるようになった「エモい」という言葉。

エモい、というと、ラジオ大好き女子高生の私的には親子が車に乗りながら、「エモいってエモーショナルでグッとくるって意味だよ!!」と娘が父親に教えるスズキのCMが印象深いです。

そのCMにもある通り、エモーショナルの略称として使われているのですが、大抵は「美しい」「綺麗」「おしゃれ」みたいななんとも言葉に表せない、良い

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女として生きるのをやめた

女として生きるのをやめた

※偏見的、不適切な発言、偏った思想がありますが女子高校生の若気の至りとして多めに見てください

中学時代から薄々気づいてはいたのだが、私は女としての魅力がない。
というか、モテる女の要素がない。

競泳でバタフライを本気でしていたので肩幅が広く、腕が太い。全体的に筋肉質で、それに加えてどちらかと言えばぽっちゃり。顔もとても童顔でお世辞にも美人とは言えない。

趣味はどちらかと言えばサブカルでアング

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都合いい関係ってさ

都合いい関係ってさ

カネコアヤノの「恋のしかた」という歌に、こんな歌詞がある。

これを聴いて、"遊んでもいいけど" なんていう前提をしてしまってる時点で、

これは恋ではなく、都合のいい女にされているだけでは、と考える夜が私にはあります。

まあそれはともかく、

私はよく友達から

「それ都合のいい関係だよ!」

「都合のいい女になりかけてる!」

と言われることがある。

いくらこちらが本気の恋愛を望んでいたと

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人に期待しない、なんてできますか

人に期待しない、なんてできますか

Google先生に頼って生きる私は、今日もGoogle検索をします。

「ネガティブ思考から抜け出す方法」

「ストレスが溜まらない方法」

「余裕を持って生活する方法」

「恋愛 上手くいく方法」

生きるのが下手な私。

ネット検索をはじめると、すぐに履歴がこんな感じになってしまいます。

これらのことを調べると、共通して

"人に期待しない"

というワードがでてきます。

繊細で生きにくい

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本と栞

本と栞

わたしは読書が好きだ。

こうやって定期的にnoteを書くほど、文章を書くのが好きで、物書きを目指すことになった原点も本だ。

本はいつも私をどこかに連れていってくれる。

本の中の主人公が連れていってくれるというより、本の中のことばが私をどこかに運ぶのだ。

難いことばも、優しい言葉も、時には棘のある批評だって、まだ見ぬ世界への飛行船になってくれたりする。

本にはさまざまな種類がある。

児童

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焦らすな、そっとしてて

焦らすな、そっとしてて

天才を見たとき、良いものに触れた時。

はたまた、ミュージシャンでも放送作家でも脚本家でも小説家でも、何かしらの表現者を目指す同年代の人が、自分より1歩でも夢に近づいているのを知った時。

なにものなのか分からない、灰色のような紺色のような、よく分からない存在が私を襲う。

その名も焦燥感。

才能なんて無いのはわかってる、と自分に言い聞かせているけれど、

本心ではどこかでもしかして才能があるん

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死にたい季節

死にたい季節

春が来たら変わると思った。

うつ病もよくなって、

好きな人とも幸せになれて、

勉強もまたがんばれると思った。

桜の蕾が膨らみかけていたその頃、

わたしは全ての物に期待したけれど、

もちろん叶うことはなく、

うつ病も治らない。

学校には行けないし、勉強もできない。

好きな人にはセフレにされて、

有難いことに自分を支えてくれる友達はいるけれど、

そんな友達にはみんな彼氏がいて、

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未来

未来

輝くようなキャリアも、お金も、容姿端麗な恋人も友達もいらないけど、わたしなりに欲しいものがあるのです。未来で手に入れていたい生活と日常があるのです。

無理して無理して傷ついて、ズタボロの心を引っさげながら過ごしている高校時代。

これ以上がんばる力は無いけれど、行きたい大学は見つかったから、やりたい勉強と、過ごしたい生活は見つかったから、少しだけ未来に期待してもいいですか。

京都府立大学で文学

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物みたいな人になりたい

物みたいな人になりたい

人じゃなく、「物」になりたい。

物なら用途が決まっているからだ。

生まれ落ちた時に授かった名前と、使命のような用途を引っさげて、

決まった用途を果たすために生きる。存在する。

人は生まれてから自分の人生を自分で決める。
使命も運命もないから、人生に予想がつかないし、絶対もない。

人のわたしからすると、ひとつの使命のために生きて、その使命を果たした時に朽ちていく「物」はかっこいいなと思う。

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言葉が好きだ、そうだ手紙を書こう

言葉が好きだ、そうだ手紙を書こう

題名にある通り、わたしは言葉が好きです。

小さい頃から読書ばっかりしていたからか、ボキャブラリーだけは富んでいる方なんじゃないかと勝手に思っているし、そう言われることも多々あります。(なぜか漢字はほぼ読めませんが)

読書をして色んな言葉を頭に入れてきたからか、言葉や表現に対する思いや熱量、こだわりは誰一人強いし、気持ち悪いほどです。

昔から自分の言葉や表現を素直に受け入れてくれて、それに対す

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