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#140字小説『スイートピーといえば赤でしょ?』/お題:スイートピーの日/Xへポスト1/21

2024年1月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。
◎「スイートピーの日」なのに、見出し画像は水仙です。

『スイートピーといえば赤でしょ?』

誕生日の約束は残業でドタキャン。前のデートでも時計をチラチラ。
覚悟を決めておくべきかな。呼び出され、2週間ぶりに会った。
「ごめんね」
赤いスイートピーの花束を渡された。口下手な彼の意思表示。
「さようならってことね」
「え? 1月の誕生花でしょ?」
彼が花言葉に詳しいわけがなかった。

2024年1月21日作

◆1月21日は「スイートピーの日」なので
 自主お題として創作しました。

全国の花の生産者をはじめとして、生花店、園芸店などで構成する
「日本スイートピーの会」が制定したそうです。
日付はこの時期が一年でいちばん香りが豊かできれいに輝くことと、
花弁が左右対称で3種類の花びら(旗弁、翼弁、舟弁)からなり、
それぞれ1枚、2枚、1枚あることから121の日としたらしいです。
女性に好まれる「春の花」の代名詞のスイートピーをより多くの人に
楽しんでもらうのが目的のようですよ。

ちなみにスイートピーは、1月の誕生花
赤いスイートピーの花言葉は「門出」「さようなら」
ピンクのスイートピーの花言葉は「繊細」「優美」「恋の愉しみ」
白いスイートピーの花言葉は「ほのかな喜び」
黄色のスイートピーの花言葉は「分別」「判断力」
紫のスイートピーの花言葉は「永遠の喜び」

個人的にはスイートピーといえば、ピンクのイメージなんですけど、
登場人物の彼は、あの歌謡曲の影響をもろに受けているようですね。
ならば、デート中に時計をチラッと見るたび泣きそうな気分になる女心も
理解していてほしいですよね。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆こちらは「ヒマワリ」、そして「歌姫」を題材にした超短編小説です。
 1000字:4分程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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