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#140字小説『ほろ苦いハヤシライス』/お題:ハヤシの日/Xへポスト9/8

2023年9月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『ほろ苦いハヤシライス』

カレーライスより茶色くて、具はお肉と玉ねぎしかない様子。
「これ何ですか?」と聞くのも恥ずかしくて、恐る恐る口に運んだ。少し甘い。
「マッシュルーム嫌いだった?」と聞かれて首を横に振った。クニュッとするこれかな?
ハヤシライスを初めて食べたのは、友達の家の夕飯だった。
母が失踪した日。

2023年9月8日作

◆9月8日は「ハヤシの日」らしいので
 自主お題として創作しました。

明治の初期、丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)さんが考案、
そこから名付けられたとされる「ハヤシライス」。
その生みの親の誕生日にちなんで、制定されたようです。

ハヤシライスの名前の由来は、諸説あるようですね。
・「早矢仕さんのライス」説
・早矢仕さんとは別の「林さん」説
・毎日のように注文していた側、常連の「林さん」説
・「ハッシュ・ド・ビーフ」がなまってハヤシライスとなった説
※「ハッシュ」=英語で「細切れ」を意味、「ビーフ」=「牛肉」

本文は、せつないハヤシライスの思い出ですが……。
食べている時は、母の失踪を既に知っているのか、まだ知らずにただ
「友達の家で夕飯をいただいている」状態なのか、その状況になるように
提案したのは誰なのか、いろいろ気になるところです……。

ところで、洋食屋のハヤシライスって、本当に美味しいですよね~。
某浅草の有名人気洋食店のハヤシライスが、食べたくなってしまいました。
他にも美味しいところ、いろいろ開拓したいです。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

◆こちらも、ハヤシライスを題材にした140字小説です。
 お題「洋食の日」で創作。合わせて、お読みいただけたら幸いです。↓

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