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社会問題

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もし他称TERFが【トランスジェンダーと陰謀論①】を読んだら

もし他称TERFが【トランスジェンダーと陰謀論①】を読んだら

依田花蓮さんが

と、シネマンドレイクさんのブログを紹介していたので、読んでみたら思うところが色々あり、この記事にしてみた。

今回は、シネマンドレイクさんのブログ【トランスジェンダーと陰謀論①】を、TERFと呼ばれることのあるわたしが読んだ感想というかツッコミ記事です。

元のブログの文章量が膨大なので(たぶん2万字は余裕で越えてそう)、怯みそうになったけど、『布団の中から蜂起せよ』と『反トラン

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女性になりたいという男性とは、いったい何者なのだろうか?

女性になりたいという男性とは、いったい何者なのだろうか?

『クイーンになろうとする男』から     日本語翻訳版のあとがき 本稿は、生物学的女性の権利を守る会が、著者の承諾を得て翻訳したマイケル・ベイリー『The Man Who Would Be Queen』所収のあとがきを転載したものです。『クイーンになろうとする男(The Man Who Would Be Queen)』をお読みになりたい方はここをクリックして、当会までご連絡ください。makiba

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モニフラ「トランスジェンダーの入浴施設論争」について

モニフラ「トランスジェンダーの入浴施設論争」について

2023年4月5日、堀潤モーニングFLAGという番組で「トランスジェンダーの入浴施設論争」が取り上げられた。

ゲストの松岡宗嗣さんによる発言に問題点があったにもかかわらず、以下のように「トランスヘイターは乳がん手術者まで巻き込んでんのか」「トランスヘイト、乳がんまで持ち出してすごいね」などの意見があるようなので事実関係を整理する。

問題発言の該当部分見逃し配信は4/12で終了してしまったため、

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ジュディス・バトラーは世界に自分がペテン師であることを思い出させるために再登場した

ジュディス・バトラーは世界に自分がペテン師であることを思い出させるために再登場した

ジュディス・バトラーはジェンダーに関する思想家でありながら、セックスとジェンダーについて不誠実な説明しかできず、世の中の女性たちから寄せられている批判の声を理解しようともしないことが、2020年9月のインタビューで明らかになった。バトラーおよび彼女の信奉者たちがジェンダー研究の世界で長年行ってきた茶番劇を、カナダのフェミニスト、ミーガン・マーフィー氏は鋭く批判している。

ミーガン・マーフィー

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BBC記事(2021.10.26)『私たちは一部のトランス女性からセックスを迫られています』日本語訳

BBC記事(2021.10.26)『私たちは一部のトランス女性からセックスを迫られています』日本語訳

2021.10.26に掲載されたBBC記事
https://www.bbc.com/news/uk-england-57853385
をwww.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳+適宜修正しました。

代名詞は「性自認」に合わせていますので、「生物学性別」と異なる場合があります。

『私たちは一部のトランス女性からセックスを迫られています』
原題: We're being p

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賛同者の声

賛同者の声


🟣賛同者の声1皆さまのご意見を、どうぞご覧ください。(順不同・敬称略)
※賛同者の安全を考慮して、フルネームを避けて記載しております。

※当会の趣意書とは違うご意見や、違う部分を含むご意見も有りますが、賛同者様個人のご意見として掲載しているものもあります。

・笙野頼子
長年魂の性別や思春期の性別違和について書いてきました。私の文学上の大切な問題ではあるけれども、性自認については、けして肯定

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反出生主義の成立不可能性の検討

反出生主義の成立不可能性の検討

 このテキストでは筆者なりに「反出生主義」を整理し、その理論と反論について検討を試みたものです。1万字を超える程長くなってしまいましたが、分割もできなかったのでそのまま投稿します。

反出生主義とは 反出生主義とは、簡単に言えば「人間を世界に生み出すのはよくないことである」という思想です。出生というのは人がこの世に生まれ出ることですが、実際に批判しているのは「人をこの世に生まれさせること」なので「

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「レズビアンvsトランス」 LGBT分断の危機!?

「レズビアンvsトランス」 LGBT分断の危機!?

※お詫び
2019年の記事を今になってRTしてくださった方々がおられるので、せっかくなので無料記事にしてみました。
アップ当時、購入して読んでくださった皆さんには申し訳ありませんが、ご容赦くださいませ。

過去に何度か同じ事を言った記憶があるが、このnoteは特定の個人を貶めたいとか、攻撃したいとか、読者を煽って迷惑かけてやろうとか、そういう魂胆で書いている訳ではない。
よって、時事ネタ的な物を書

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「トランス女性は女性です」の意味と問題点。

「トランス女性は女性です」の意味と問題点。

Ⅰ 日本のTwitterの片隅で議論が活発になっているトランスジェンダーの話。実は、世界的にも大きな動きがある。 1.2019年5月の記事。WHOが性同一性障害を「精神障害」の分類から除外した

これは「差別が解消されることに期待を示した」と記事内にある通り、大きな一歩である。ちなみに(IDG-11)は2022年から効力を発揮するとある。

「日本では2004年に性同一性障害特例法が施行されました

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セックスとジェンダーに関するJ.K.ローリングの声明

セックスとジェンダーに関するJ.K.ローリングの声明

 2020年6月6日におこなったツイート(文中で説明あり)のために、作家J.K.ローリング氏には世界中のトランス権利活動家から大量の批判ならびに脅しの言葉が送り付けられるようになった。映画化された彼女の作品への出演俳優複数も、彼女に対して批判的な言葉を表明した。
 6月10日、彼女は以下の文を公表し、自分がなぜあのツイートを行ったのか説明した。
 この文も新たな非難の的となり、日本の著名な学者やラ

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ガクトとスピンドル事件

ガクトとスピンドル事件

少し前に、ガクトが広告塔を務めたスピンドル事件についてメルマガに書いた上で、Twitter に以下のように呟いたのですが、最近になって、この呟きに対して、ガクトファンの方々から「根拠のない誹謗中傷はやめて欲しい」というコメントが複数入りました。

私がなぜこんな呟きをすることになったかは、私のメルマガ(週刊 Life is beautiful)の記事を読んでいただくのが一番良いので、以下に全文を公

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「トランス女性は女性です」に思うこと。

「トランス女性は女性です」に思うこと。

こんにちは、コロナ禍によって翻弄された一年も終わりを迎えようとしていますね。私はこの一年でタイに渡航し、手術を受けて、法的な性別を男性から女性に変えました。そんな私が今思う「トランス女性は女性です」という価値観や社会運動について、わりと批判的な意見が多くなるかとは思いますが、私の見解を書いていきたいと思います。

いくら身体的な治療をしていても、体格的な筋力が強いことは否めない。現在私は、戸籍と同

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私たちはスポーツから締め出されたのではなく、女性との不当な競争から締め出されたのです。

私たちはスポーツから締め出されたのではなく、女性との不当な競争から締め出されたのです。

 2020年10月、ワールドラグビーは「体格、力、パワー、そしてスピードが危険度やパフォーマンス左右する決め手となる国際レベルの女子ラグビーへのトランスジェンダー女性の選手の参加を推奨していません」という新しいガイドラインを発表した。

 トランス権利活動団体であるストーンウォールUKは、それを「スポーツからの(トランスジェンダーの)締め出し」だ、とするツイートをした。
このツイートを読んだ自らも

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スペイン社会党による『女性の現実を抹消する理論に対する反論』(翻訳)

スペイン社会党による『女性の現実を抹消する理論に対する反論』(翻訳)

(※2021/12/7:翻訳大幅改訂)

注:この記事は、スペイン社会党の声明を翻訳したものです。声明で使用されている定義は、本キャンペーンや 英国内で使用されている定義とは必ずしも一致しません。私たち(編注:英国女性団体 Woman’s Place UK)は、スペイン の声明と、この複雑な問題を説明するために使われた言葉を忠実に翻訳したものとして、これを公開します。

2020 年 6 月 9

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