大津良裕

クリプトやブロックチェーンの人間。 歌、写真、旅行、アニメ、カレー。

大津良裕

クリプトやブロックチェーンの人間。 歌、写真、旅行、アニメ、カレー。

記事一覧

静かなようで騒々しく-ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒 落合陽一

目まぐるしい日常、頭の中が混雑しているとき。自分をどこか遠くまで連れて行ってくれるような新しいものに触れるのがいい。初めて聴く曲、知らない風景、新しい出会い。 …

大津良裕
1か月前
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清春芸術村 落合陽一展 「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」

山梨県北杜市の清春芸術村で開催中の表題展へ。 今年の春にここに念願訪れ、桜が綺麗で長閑な環境に感嘆していたところ、なんと落合展。しかもだいぶヤバそうな面白さの気…

大津良裕
5か月前
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AI時代の仏教、計算機自然観を考えるー2023年落合個展訪問記と高山祭

本年の岐阜県飛騨高山の日下部民藝館での落合陽一個展「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠,オブジェクト本願」、会期終了を迫っているので訪問記をば。 9月頭にご縁があ…

大津良裕
6か月前
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落合陽一塾ってどんなところ?という疑問に答えてみるレビュー

・オンラインサロン 落合陽一塾の塾生です。ここ数ヶ月、塾内の活動での成果物が多いので、クローズにしておくのももったいないと思い、サロンに関心のある方の参考になれ…

大津良裕
8か月前
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Web3.0を「脱GAFA」や「脱中央集権」、「数字」で語るのをやめてみるという話

だいぶ粗々突貫工事な内容ですが、ちょっとした頭の体操に。図が雑。 概要「Web3.0」という言葉が新しいビジネスや「脱GAFA」や「脱中央集権」、新しいビジネスが及ぼす経…

大津良裕
1年前
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高山の地と落合陽一個展 地の文化と溶け合いバイブス沸く身体

落合陽一塾長の個展が飛騨高山の日下部民芸館にて4/9より開催。フライヤーがとてもいい。 久々に作品観て回復したい、DJフロアになるらしい、手長足長、とヤバい楽しさが漂…

大津良裕
2年前
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【雑記】「現実を自給自足する」ということ

落合さんの研究室で助教をされていた島影さんの展覧会。落合さんが観覧されたらしく、noteで記事を書かれていた。 自分は展示を観覧できていないのだけれども、この「"現…

大津良裕
2年前
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2021年を振り返る

大晦日に駆け足で振り返り。 1月 凧揚げから始まった キムと和歌山旅行を計画するも断念 鋸山ドライブ 引っ越しで大騒動 インターネット史をインターネットの父から学ぶ…

大津良裕
2年前
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【写真】サイアノプリント備忘録

サイアノプリント(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%86%99%E7%9C%9F) 青写真(あおじゃしん、英: cyanotype)は、サイアノタイプ、日光写真ともいい、鉄塩の…

大津良裕
2年前
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【写真】秋の青天と淡い木々の色合いとー王子散策ー

以前は歌や仕事で訪れていた王子の街。じっくりと歩いたことがなかったが友人と秋晴れの散歩に。 今日のフォトウォークの豊作を祈って 旗の表裏と陽気のコントラスト、…

大津良裕
2年前
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【雑記】人との交流がなくなった世界で人との交流を作る

最近雑記が多い。 昨年新天地に来てからめっぽう人とのフィジカルな交流がない。つまりは人との交流が深まらない。会議の裏にいるポジションなので、なかなか繋がらない。 …

大津良裕
2年前
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【雑記】ワークショップ参加

今年もワークショップに参加してきたので備忘録 40名程度参加、半数くらいは学生さんだったかと。 ■たったいま/松下耕先生 ・谷川俊太郎の詩に珍しく、この詩集は問いか…

大津良裕
2年前
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【写真】下北沢に立つ小綺麗なカフェも街全体から漂う青い薫りに溶け込んでいるような

大津良裕
3年前
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【写真】手垢の感じられる風景=肌触り=質量

久々に原宿に行ったら駅舎が変わっていた。頭の中でがらんとした木造の建物に響く靴音が湧いてくる。 こんにちはニューハラジュク。まあ確かにあの改札は完全にキャパオ…

大津良裕
3年前
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【雑記】飄々と楽しいことをしている人と接続すると元気になる

登大遊さんのプレゼン動画を拝見した。 (CEATEC出展)「シン・テレワークシステム」おもしろ開発秘話 https://www.youtube.com/watch?v=yUGoST9MWaM ちょうど夜には筑…

大津良裕
3年前
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【雑記】物質性とノスタルジーと人の意地

電柱のある街並みが好きだ。配線の絡み具合の複雑さが心地いい。 錆びてペンキの禿げたフェンスから覗く風景が好きだ。 雑多としたネオン街が味わい深い。 どれも、「人…

大津良裕
3年前
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静かなようで騒々しく-ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒 落合陽一

静かなようで騒々しく-ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒 落合陽一

目まぐるしい日常、頭の中が混雑しているとき。自分をどこか遠くまで連れて行ってくれるような新しいものに触れるのがいい。初めて聴く曲、知らない風景、新しい出会い。

落合さんの個展はいつもそんな新しい体験を提供してくれる栄養素である。

個展「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」にお茶会含めて観覧しました。
個展としては清春芸術村ぶり。
今回もとても豊かな時間だったので感想をつらつらと。(文脈を掴む教養が足り

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清春芸術村 落合陽一展 「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」

清春芸術村 落合陽一展 「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」

山梨県北杜市の清春芸術村で開催中の表題展へ。
今年の春にここに念願訪れ、桜が綺麗で長閑な環境に感嘆していたところ、なんと落合展。しかもだいぶヤバそうな面白さの気配だったので休暇の合間に行ってきました。

電車で作業しながら神奈川から長坂駅までの旅。

ゴゴゴゴドーンドーンシュウィィィンヌルヌル

・高山でのオブジェクト指向菩薩とインフィニティな曼荼羅でヤバい、と思っていたけど今度は身体

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AI時代の仏教、計算機自然観を考えるー2023年落合個展訪問記と高山祭

AI時代の仏教、計算機自然観を考えるー2023年落合個展訪問記と高山祭

本年の岐阜県飛騨高山の日下部民藝館での落合陽一個展「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠,オブジェクト本願」、会期終了を迫っているので訪問記をば。

9月頭にご縁があり、オブジェクト指向菩薩の法要に参加させていただいたものの乾杯即終電だった。ちょうどよい休暇もあり、高山祭(八幡祭)の10月9日-10日に再訪し、そこから京都に抜けた。
展示は楽しい。観察すればするほど感覚器に効く心地よさと、手招きす

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落合陽一塾ってどんなところ?という疑問に答えてみるレビュー

落合陽一塾ってどんなところ?という疑問に答えてみるレビュー

・オンラインサロン 落合陽一塾の塾生です。ここ数ヶ月、塾内の活動での成果物が多いので、クローズにしておくのももったいないと思い、サロンに関心のある方の参考になればと思い記事に。
・執筆のモチベーション:大規模言語モデル、生成系AI、面白いタイミングなのでいろいろな人と交流できると嬉しく。

■入塾時期:2018年の中ごろ
■入塾しての塾の印象:多様性がある。好奇心旺盛。ノリがいい。
■印象的な塾で

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Web3.0を「脱GAFA」や「脱中央集権」、「数字」で語るのをやめてみるという話

Web3.0を「脱GAFA」や「脱中央集権」、「数字」で語るのをやめてみるという話

だいぶ粗々突貫工事な内容ですが、ちょっとした頭の体操に。図が雑。

概要「Web3.0」という言葉が新しいビジネスや「脱GAFA」や「脱中央集権」、新しいビジネスが及ぼす経済効果の期待として語られるものの、実際の見通しは不確かな状況である。
一方でパブリックブロックチェーン上の暗号資産およびトークン(クリプト)は、既に個々人の間で価値の移転を可能にしている。本稿では、クリプトのケーススタディを参照

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高山の地と落合陽一個展 地の文化と溶け合いバイブス沸く身体

高山の地と落合陽一個展 地の文化と溶け合いバイブス沸く身体

落合陽一塾長の個展が飛騨高山の日下部民芸館にて4/9より開催。フライヤーがとてもいい。
久々に作品観て回復したい、DJフロアになるらしい、手長足長、とヤバい楽しさが漂っているので4/8に名古屋入り、9-10で高山観光をしてきた。

使い慣れていないレンズに振り回されつつ記録を。快晴の春の陽気、穏やかで時代感の交錯する街並み、美味しい食事、バキバキの作品を満喫の旅。

おちさんの作品から発せられる様

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【雑記】「現実を自給自足する」ということ

【雑記】「現実を自給自足する」ということ

落合さんの研究室で助教をされていた島影さんの展覧会。落合さんが観覧されたらしく、noteで記事を書かれていた。

自分は展示を観覧できていないのだけれども、この「"現実"の自給自足」するという言葉に考えさせられた人間の一人である。作家さん(島影さん)の意図をくみ取れているかはわからない。でも、「自給自足」という、自分の手足で形作り、生きる力を摂取するような言葉に人の営みらしさを感じた。

自分は割

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2021年を振り返る

2021年を振り返る

大晦日に駆け足で振り返り。

1月

凧揚げから始まった

キムと和歌山旅行を計画するも断念
鋸山ドライブ
引っ越しで大騒動
インターネット史をインターネットの父から学ぶ web1.0、2.0の圧倒的人類拡張

2月
3年ほど続けたボイトレラスト、歌う機会は減ったものの先生のおかげでいろいろなステージが満足いくものになったし今後も歌が続けられそう。
ジョークンを東京で飲む機会が
引っ越しで忙殺

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【写真】サイアノプリント備忘録

【写真】サイアノプリント備忘録

サイアノプリント(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%86%99%E7%9C%9F
青写真(あおじゃしん、英: cyanotype)は、サイアノタイプ、日光写真ともいい、鉄塩の化学反応を利用した写真・複写技法で、光の明暗が青色の濃淡として写るためこう呼ばれる。非銀塩写真の一種である。

落合さんの影響で以前からオルタナティブ・プロセスの写真技法に

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【写真】秋の青天と淡い木々の色合いとー王子散策ー

【写真】秋の青天と淡い木々の色合いとー王子散策ー



以前は歌や仕事で訪れていた王子の街。じっくりと歩いたことがなかったが友人と秋晴れの散歩に。

今日のフォトウォークの豊作を祈って

旗の表裏と陽気のコントラスト、ゆらめき

この季節は日の当たる場所に惹かれてしまう

マスクの煩わしい気持ちも軽くなってきた今日この頃

名主の滝公園

鬱蒼と

勢いよく打つ

奥は整備中。また来たい。

弾ける音が心地よい

居を移してから水辺が好きだったと感

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【雑記】人との交流がなくなった世界で人との交流を作る

【雑記】人との交流がなくなった世界で人との交流を作る

最近雑記が多い。
昨年新天地に来てからめっぽう人とのフィジカルな交流がない。つまりは人との交流が深まらない。会議の裏にいるポジションなので、なかなか繋がらない。

twitterでいろいろと接続を持とうとしているけれども、やはりクリティカルな交流まで作れない。アウトプットを100%に振ってからアクセスしないとダメな気がしてきた今日この頃。実績。

しかしとにかく昨今業界の情報量が多い。

そこで軸

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【雑記】ワークショップ参加

【雑記】ワークショップ参加

今年もワークショップに参加してきたので備忘録

40名程度参加、半数くらいは学生さんだったかと。

■たったいま/松下耕先生
・谷川俊太郎の詩に珍しく、この詩集は問いかけられる形の内容。インドの仏教に触れた折に生まれた詩らしい。末法思想感とはなるほど。

・西洋圏の言葉はSV+OC、最初に言いたいことを述べるのでフレーズを切りやすい。日本語はフレーズが長くなる(木下牧子など) For the be

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【写真】手垢の感じられる風景=肌触り=質量

【写真】手垢の感じられる風景=肌触り=質量



久々に原宿に行ったら駅舎が変わっていた。頭の中でがらんとした木造の建物に響く靴音が湧いてくる。

こんにちはニューハラジュク。まあ確かにあの改札は完全にキャパオーバーだった。

実は鼻が悪いのか、"金木犀の香り"というやつがよくわからない。わからないから代々木公園に確かめに行ったのだけれども、いまいち手ごたえがなかった。

解体されてしまうからか、漂うものを感じる。

よく通った。

こっちは

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【雑記】飄々と楽しいことをしている人と接続すると元気になる

【雑記】飄々と楽しいことをしている人と接続すると元気になる

登大遊さんのプレゼン動画を拝見した。

(CEATEC出展)「シン・テレワークシステム」おもしろ開発秘話

https://www.youtube.com/watch?v=yUGoST9MWaM

ちょうど夜には筑波大のホームカミングデーで登さんが落合さんと話していた。

登さんのお話はとても楽しい。ネットワークには疎いのでわからない話も多いけれども、そこかしこにユーモアがある。遊んでいるように(

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【雑記】物質性とノスタルジーと人の意地

【雑記】物質性とノスタルジーと人の意地

電柱のある街並みが好きだ。配線の絡み具合の複雑さが心地いい。

錆びてペンキの禿げたフェンスから覗く風景が好きだ。

雑多としたネオン街が味わい深い。

どれも、「人の意地」・営みが感じられるものだと思う。これはデジタルが普及した社会ではノスタルジーも具備している。

経年劣化の感じないUI(プログラムやデザインに時代性はあるものの、ドット毎に錆びはしない)、色褪せない画像、スマホやPCは常に新し

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