記事一覧
#40 サブカル好きが陥る病
私は病気かもしれない。
ふと、そう思った。
話は遡ると2時間前。
ラップバトルに去年からはまり、一日時間があればラップバトルを漁る日々。
しかし、謎の胸のざわめき。カイジかな?と思うほどのザワザワ感。
YouTubeを検索する指は、勝手にある5文字を検索していた。
そう、「みうらじゅん」。
好きなタイプは?と聞かれると松岡修造かみうらじゅんと答えるほど、彼のカリスマ性が好きなのにも関わらず、
#27 ジャッジしない人/エッセイ
今日はとても素敵なお客様に出会った。
「初めてなんですけど」と呟くようにお店に入り、深くかぶった帽子でこちらを除く大きな目。
自然食が好きらしく、たまたま通りがかりで当店を見つけてくれた。
不思議だった。
話す言葉は多すぎず、少なすぎず。
声は大きすぎず、小さすぎず。
この心地よさの中に、何か芯の強さと美しさの様なものを秘めている気がした。
話しが進むにつれて、自身が病気を患っていたことを話し
#24 味わう日々/エッセイ
秋の香りに癒されて、最近はゆるりとした日常を過ごしている。
毎日お店をオープンするときに、今日生まれたばかりのような新鮮な空気を目一杯吸い込んでみる。
ひんやりとした秋の空気は昨日までの心のわだかまりをろ過してくれるようで、肺に入った空気とともに心も身体も新しくなるような気持になる。
秋晴れの空を見ていると、広大な空の広さと比べると自分の悩みなんてちっぽけに思えてきて、何に悩んでいたのかすら忘れ
#23 生きるということ/エッセイ
この前ひっそりと江の島に行った。
そこに理由はなくて、ただ一つもし理由をつけるとしたら「海が好きだから」である。その曖昧性の高い理由とともに、この理由に脚色をつけるような旅をした。
目的地は特に設定をしていなかった。
江の島駅に到着して、それからどこに行こうか。
一人会議を頭の中で簡略的に行い、久しぶりに江の島に行くことにした。
2週間前のその日は暑くて、汗は滝のように流れ落ちた。
外国人、家