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ガチムチ(無知)学びの旅記録

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大学生の頃の自分に伝えたい「働き方」と「社会保障」と「お金」のこと
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記事一覧

vol.10『現代の日本で感じる「生きづらさ」の原因は何なのか?』

vol.10『現代の日本で感じる「生きづらさ」の原因は何なのか?』

■今週の課題図書

■『この社会で働くのはなぜ苦しいのか』を読んでの学び、感想

■ 今回の問い

■はじめに

個人的な思いとしてずっとあるのは、現代日本において、なぜこんなにも人生における「仕事」のプライオリティが高いのだろうか、と思う。

大学を卒業すると同時に就活を強いられ、ほとんど全員が有名大企業を目指して競争を始める。そこに辿り着けなかったら、それは人生の負けを意味するかのような雰囲気

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vol.9『人間のオスはなぜ育児に参加するようにプログラムされているのか?』

vol.9『人間のオスはなぜ育児に参加するようにプログラムされているのか?』

■今週の課題図書

『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』/ジャレド・ダイヤモンド著

■『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』を読んでの学び、感想

■はじめに

近年、日本政府は、両立支援とかパパ育休とか、男性が育児参加することに躍起になっています。かなり男性育休率はだいぶ上がってきましたが、長期で取得できている人はまだまだ少ない現状。

今回は、人間を生物のオスとメスという視点で見たときの、生物

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vol.8『老後2000万円問題はなぜ騒動にまで発展したのか?』

vol.8『老後2000万円問題はなぜ騒動にまで発展したのか?』

■今回の課題図書

■ 『キリギリスの年金〜統計が示す私たちの現実』を読んでの学び・感想

■はじめに

平成生まれの我々世代は、生まれてこの方好景気というものを知らない(と言われているのでそう思ってるだけかもですが。)

なので、小学生くらいからずっと将来を悲観的に捉えてています。「今を生きた」ほうがいいことは頭ではわかっていてもとにかく不安ですよね。お金のことに怯えて生きていると言っても過言で

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vol.6 『組織が崩壊する時、社員は何を思っているのか?』

vol.6 『組織が崩壊する時、社員は何を思っているのか?』

■今回の課題図書

『成長企業が失速するとき、社員に何が起きているのか?』/スティーブ・バッコルツ、トム・ロス・ウィルソン・ラーニングワールドワイド著

■ 『成長企業が失速するとき、社員に何が起きているのか?』を読んでの学び・感想

■はじめに

今回は組織について。
自分自身も、前職の時に一社員の立場として、M&Aを経験し、組織の変化をつぶさにみてきたので、個人的には興味のあるテーマ。

■今

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vol.5『人口減少していくなかで、2050年、日本は持続可能なのか?』

vol.5『人口減少していくなかで、2050年、日本は持続可能なのか?』

■今回の課題図書

『人口減少社会のデザイン』/広井亮典著

■『人口減少社会のデザイン』を読んでの学び・感想

■はじめに

今回は、社会保障に関連するテーマ。社会保障では、少子化や高齢化やなど問題が課題視されることが多いが、そのことの根本には人口減少という最も大きな問題がある。今回は、そもそも人口が減少する日本では将来的にどういった影響があるのかなど、日本の未来を学ぶ機会としたいと思います。

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vol.4『日本でジョブ型雇用が必要だと言われる理由』

vol.4『日本でジョブ型雇用が必要だと言われる理由』

■今週の課題図書

『日本的ジョブ型雇用』/湯元健治著

■『日本的ジョブ型雇用』を読んでの学び・感想

■はじめに

近年、「終身雇用は終わった」とかいう言葉をよく聞く。

その言葉を聞くと、なんかヤバいんだろうなとは思うものの果たしてそれがどうやばいかとかよくわからない、そんな風に思う人は自分だけじゃないはと思うんです。

また、HR界隈にいると、

「これからはジョブ型だ!ジョブ型雇用が日本

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vol.0『学びの旅立ち』

vol.0『学びの旅立ち』

■無知の知

「無知の知」

皆さんはこの言葉を聞いたことがありますかね?
かの偉人アリストテレス先生が言ってた言葉らしいですね。

私はこの言葉が好きなんですよ。
ムキムキと響きが似てますし。

無知であることを自覚することが、真理に至るためには必要って概念だと理解してます。

これは、個人的にも思うことがあって、
学べば学ぶほど知らないことが多いことに気づくんですよね。自分の場合、あることにつ

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vol.1『「働く」を考える』

vol.1『「働く」を考える』

■今回の課題図書

労働法(第9版)/水町勇一朗著

■はじめに

「ガチムチ(無知)学びの旅」vol.1のテーマは「働く」について。まさに第1回らしいテーマかと。このnoteでは、毎週課題図書を読みそこから派生して生まれた問いや着想なんかを、社会保険労務士的な視点だったり、そうでない視点だったり、そのときの自分の興味関心のままに書き綴っていこうかという試みです。まあ趣味ですね。

■「労働法(第

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vol.2『サラリーマンの手取り給料が減り続ける理由』

vol.2『サラリーマンの手取り給料が減り続ける理由』

■今回の課題図書

『はじめての社会保障~福祉を学ぶ人へ~』 / 椋野美智子・田中耕太郎 (著)

■「はじめての社会保障~福祉を学ぶ人へ~ 」を読んで得た学び・感想

■今回の「問い」

今回検証したい問いとしては以下。

■はじめに

この問いが生まれる背景として、最近スマホを何気なくみてると、「サラリーマンの手取り給料が減っている!」とか「日本が貧しくなっている!」とかいうネット記事に追い

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vol.3『労働者の賃金相場はどのように決まるのか?』

vol.3『労働者の賃金相場はどのように決まるのか?』

■今週の課題図書

『じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 ―不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾』/石川秀樹著

■「じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 ―不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾」を読んでの学びや感想

■今回の「問い」

今回は経済学的なお話。上記の感想にもあるように、サラリーマンの労働力は「商品」。であれば、その「労働力

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