Takram

Takramは、世界を舞台に活躍するデザイン・イノベーション・ファームです。 未来をつ…

Takram

Takramは、世界を舞台に活躍するデザイン・イノベーション・ファームです。 未来をつくる人、変化を生み出す組織のパートナーとして、プロダクトからサービス、ブランドから事業まで、Takramはデザインの力でイノベーションを生み出していきます。 www.takram.com

マガジン

  • Takram Night │ Report

    Takramが2カ月に一度のペースで開催しているトークイベント「Takram Night」のレポート記事をまとめています。

  • Takram Life

    Takramで働くメンバーは、どのように自身の働き方や暮らしをデザインしているのでしょう。Culture & Relationsのyukosとsandyが、インタビュー形式で順番にお話を聞いていくシリーズです。 Illustration : Takahiro Shimada

  • Mark@ Design Engineering

    • 19本

    Takramではさまざまな専門領域のエッジを探究する独自のリサーチプロジェクト「Mark@」を行っています。このマガジンでは、Mark@Design Engineeringに参加しているTakramメンバーが、それぞれのnoteアカウントでデザインエンジニアリング領域に関連する記事を発信していく予定です。

  • Voices from Takram

    • 47本

    Takramメンバーのnoteへの投稿をマガジンとして集めました。

記事一覧

カルチャーを越境するクリエイティブ ── ALAUDARK Branding Filmのクリエイティブ・プロセス

近年、エクストリームスポーツのなかでも人気が高まっている「Dirt Jump」。土(Dirt)でつくったセクションをジャンプスタントに特化したMTB(Mountain Bike)やBMX(Bicy…

Takram
6日前
30

イノベーションは、好奇心を突き詰めた先にしか生まれない ── デザインエンジニア松田聖大が追う“その先の”可能性

つくりながら考える ── 聖大さんはTakramのデザインエンジニアとして活躍していますが、小さいときからプログラミングやデザインに興味があったのですか? そうですね…

Takram
2週間前
29

すべては「正直」という北極星のもとに ── 高級ハサミ〈HASA〉誕生の舞台裏

誰の家にも1本、気がつけば数本あることも不思議ではないほど、私たちの生活に浸透しているハサミ。そのなかでも、丁寧な暮らしや道具にこだわりたいユーザーにとって、ベ…

Takram
6か月前
105

プロトタイピングエンジニアとは何者か? ── サクリファイス・プロトタイプがもたらす価値

プロトタイプとはコミュニケーションの“呼び水” ── 成田さんはプロトタイピングエンジニアとして活躍していますが、そもそも成田さんが考えるプロトタイピングの役割…

Takram
8か月前
56

いまデザインはインクルーシブになることが求められている ──「Ardagh Young Creatives」という取り組み

ウェブサイトやプロダクト、建築物からシステムまで、デザイナーは世の中のあらゆる分野に関わる職業です。しかし、その幅広さゆえに、デザインという仕事の実態が外からは…

Takram
8か月前
97

サービスの変化を後押しするブランディングとクリエイティブ ── Takram Night #6レポート

「80億人に1日3回の幸せを届ける」をミッションとする食のコンテンツプラットフォーム「Kurashiru(クラシル)」。これまで公開された50,000件以上のレシピ動画は、多くの…

Takram
10か月前
32

格好よさだけでなく、プロダクトに関わる人の生活までもデザインしたい ── 「もの」と「こと」の振り子を振るUI/UXデザイナー…

「もの」から「こと」のデザインへ ── PasmoはTakramでUI/UXデザイナーとして活躍していますが、デザインに携わるようになったのはいつからですか? 本格的には東京藝…

Takram
10か月前
60

なぜCGIデザイナーがTakramを選んだのか ── ビジネスとクリエイティブの境界を溶かす小林諒の専門性

“頭の中の光景を3D空間でかたちにすることに興味をもった” ── 初めてビジュアルデザインの道を志したのはいつでしたか? 初めて映像やグラフィック、デザインに触れ…

Takram
1年前
58

「誰一人取り残されない」情報設計とアクセシビリティ──Takram Night #5レポート

「2021年12月24日に閣議決定された『デジタル社会の実現に向けた重点計画』(以下、重点計画)。その紹介資料のリリースに向けて、デジタル庁のデザインチームでこれまでに…

Takram
1年前
53

「好奇心」でつながるデジタルプロダクト『T2T』が学びを加速させる

──まず、Takram初の新規プロダクト「T2T」を立ち上げることになった背景から教えてください。 田川欣哉(以下、田川) デジタルプロダクトを自分たちでつくりたいねと…

Takram
1年前
41

拡張するデジタル表現、変化するオンラインガバナンス

オンラインでの交流がもつ意味は、この1年で大きく変化しました。現在のオンラインでの社会生活は、ソーシャルメディアの買収やマスメディアの報道、世界各国の法改正など…

Takram
1年前
8

越境するための深化──ビジティング・メンターとともに深めるグラフィックデザインの可能性

Takramが大切にしている「ペンデュラム・シンキング(振り子の思考)」。個人が複数の専門性や思考を養い、問題や解決策を複眼的な視点で眺めながら発想するというこの考え…

Takram
1年前
87

ゼロからリリースまで。新規事業を創出するTakramのプロジェクトディレクション──メタパ(Metapa)

Takramでは、さまざまなかたちでTakramに興味をもってくださっているたくさんの方々との新たな出会いの場となるよう、カジュアルなトークイベント「Takram Night」を開催し…

Takram
1年前
78

新しいライフスタイルに着目した 「Chair Neue」が生まれるまで 第2回

緊急事態宣言発出後、Takramではフルリモートワークへと移行したことで、多くのメンバーのリビングやダイニングに、“オフィス”という機能が求められるようになりました。…

Takram
2年前
81

新しいライフスタイルに着目した「Chair Neue」が生まれるまで 第1回

領域を越境し、さまざまな専門性を複合的に活用することで価値を創出するTakramにとって、そのクリエイティビティのベースとなるのが、メンバーそれぞれの高い専門性です。…

Takram
2年前
16

デザイナーの協業から生まれるクリエイティブの舞台裏

Takramでは、さまざまなかたちでTakramに興味をもってくださっているたくさんの方々との新たな出会いの場となるよう、カジュアルなトークイベント「Takram Night」を行って…

Takram
2年前
21
カルチャーを越境するクリエイティブ ── ALAUDARK Branding Filmのクリエイティブ・プロセス

カルチャーを越境するクリエイティブ ── ALAUDARK Branding Filmのクリエイティブ・プロセス

近年、エクストリームスポーツのなかでも人気が高まっている「Dirt Jump」。土(Dirt)でつくったセクションをジャンプスタントに特化したMTB(Mountain Bike)やBMX(Bicycle Motocross)で走る競技であるDirt Jumpは、北米やヨーロッパを中心にワールドワイドに人気を博しています。

ALAUDARKはそんなDirt Jumpのパーツの製造を手がけるグローバ

もっとみる
イノベーションは、好奇心を突き詰めた先にしか生まれない ── デザインエンジニア松田聖大が追う“その先の”可能性

イノベーションは、好奇心を突き詰めた先にしか生まれない ── デザインエンジニア松田聖大が追う“その先の”可能性

つくりながら考える

── 聖大さんはTakramのデザインエンジニアとして活躍していますが、小さいときからプログラミングやデザインに興味があったのですか?

そうですね。小学校のときには家にMacがあったのでIllustratorやPhotoshopを使っていました。プログラミングは中学校くらいからです。そのころは、SoundJam(Mac用音楽プレーヤーソフト)のスキンをデザインしたりOSの見

もっとみる
すべては「正直」という北極星のもとに ── 高級ハサミ〈HASA〉誕生の舞台裏

すべては「正直」という北極星のもとに ── 高級ハサミ〈HASA〉誕生の舞台裏

誰の家にも1本、気がつけば数本あることも不思議ではないほど、私たちの生活に浸透しているハサミ。そのなかでも、丁寧な暮らしや道具にこだわりたいユーザーにとって、ベストな選択肢となるようなハサミがあるとしたら、一体どんな姿をしているのでしょう? それを追求することから、コクヨ株式会社とTakramとのプロジェクトはスタートしました。

今回、Takramにプロダクトデザインとブランドコンセプトの構築を

もっとみる
プロトタイピングエンジニアとは何者か? ──  サクリファイス・プロトタイプがもたらす価値

プロトタイピングエンジニアとは何者か? ── サクリファイス・プロトタイプがもたらす価値

プロトタイプとはコミュニケーションの“呼び水”

── 成田さんはプロトタイピングエンジニアとして活躍していますが、そもそも成田さんが考えるプロトタイピングの役割とは?

プロトタイピングは、日本語にすると「試作」です。一般的には、技術的に想像しているものを一度つくってみて、それが想像しているものと合致しているかどうかを検査するというためのものだと思われています。特にハードウェアはアウトプットがモ

もっとみる
いまデザインはインクルーシブになることが求められている ──「Ardagh Young Creatives」という取り組み

いまデザインはインクルーシブになることが求められている ──「Ardagh Young Creatives」という取り組み

ウェブサイトやプロダクト、建築物からシステムまで、デザイナーは世の中のあらゆる分野に関わる職業です。しかし、その幅広さゆえに、デザインという仕事の実態が外からは見えづらいこともあります。

そんな漠然としたイメージをより具体的なものに変え、若者のキャリア形成の糧としてもらうためのプログラムが、ロンドンのデザイン・ミュージアムが主催する「Ardagh Young Creatives」です。参加資格が

もっとみる
サービスの変化を後押しするブランディングとクリエイティブ ── Takram Night #6レポート

サービスの変化を後押しするブランディングとクリエイティブ ── Takram Night #6レポート

「80億人に1日3回の幸せを届ける」をミッションとする食のコンテンツプラットフォーム「Kurashiru(クラシル)」。これまで公開された50,000件以上のレシピ動画は、多くの人々に暮らしと食の新しい楽しみ方を届けてきました。そんなクラシルが「レシピが見つかる場所」から「レシピやクリエイターと出会えるプラットフォーム」への進化を目指してTakramと共に挑んだのが、2022年12月の大々的なブラ

もっとみる
格好よさだけでなく、プロダクトに関わる人の生活までもデザインしたい ── 「もの」と「こと」の振り子を振るUI/UXデザイナー山田水香

格好よさだけでなく、プロダクトに関わる人の生活までもデザインしたい ── 「もの」と「こと」の振り子を振るUI/UXデザイナー山田水香

「もの」から「こと」のデザインへ

── PasmoはTakramでUI/UXデザイナーとして活躍していますが、デザインに携わるようになったのはいつからですか?

本格的には東京藝術大学に進学してからです。美術学部デザイン科に所属していたので、ひたすらクオリティーを求めて自分のものづくりに没頭していました。そのころは「いいものづくりとは、アウトプットの精度が高いもの」であるという考え方のもと、いわ

もっとみる
なぜCGIデザイナーがTakramを選んだのか ── ビジネスとクリエイティブの境界を溶かす小林諒の専門性

なぜCGIデザイナーがTakramを選んだのか ── ビジネスとクリエイティブの境界を溶かす小林諒の専門性

“頭の中の光景を3D空間でかたちにすることに興味をもった”

── 初めてビジュアルデザインの道を志したのはいつでしたか?

初めて映像やグラフィック、デザインに触れたのは中学生のときでした。父親のイベント会社の現場についていって、ケーブルを巻いたりLEDに映す映像をつくったりしていたんです。その影響もあって映像をつくる仕事を志し、高校卒業後は映像を学ぶ学校に進学しました。そこで学んだ映像づくりの

もっとみる
「誰一人取り残されない」情報設計とアクセシビリティ──Takram Night #5レポート

「誰一人取り残されない」情報設計とアクセシビリティ──Takram Night #5レポート

「2021年12月24日に閣議決定された『デジタル社会の実現に向けた重点計画』(以下、重点計画)。その紹介資料のリリースに向けて、デジタル庁のデザインチームでこれまでにない挑戦のための制作方針を決めるところからプロジェクトがスタートしました」とデジタル庁のデザイナー横田結さんは、今回のプロジェクトの背景を説明します。

1つめの方針が、ターゲット読者を絞るということ。「デジタル庁は、そのミッション

もっとみる
「好奇心」でつながるデジタルプロダクト『T2T』が学びを加速させる

「好奇心」でつながるデジタルプロダクト『T2T』が学びを加速させる

──まず、Takram初の新規プロダクト「T2T」を立ち上げることになった背景から教えてください。

田川欣哉(以下、田川) デジタルプロダクトを自分たちでつくりたいねという話は、以前からありました。だけど実際には、、きちんと外に向けて発信できるレベルの開発までは踏み出せていませんでした。

メンバーが日々プロジェクトで忙しくしていて、自分たち起点のプロダクトに継続的に取り組むのが時間的に難しいと

もっとみる
拡張するデジタル表現、変化するオンラインガバナンス

拡張するデジタル表現、変化するオンラインガバナンス

オンラインでの交流がもつ意味は、この1年で大きく変化しました。現在のオンラインでの社会生活は、ソーシャルメディアの買収やマスメディアの報道、世界各国の法改正など、さまざまな要素によってかたちづくられています。それゆえ、わたしたちのリサーチはオンライン空間の風景と、現在のオンライン上の交流を支えている要素同士のつながりの両方を鋭くとらえたものである必要がありました。

広がるデジタル表現

リサーチ

もっとみる
越境するための深化──ビジティング・メンターとともに深めるグラフィックデザインの可能性

越境するための深化──ビジティング・メンターとともに深めるグラフィックデザインの可能性

Takramが大切にしている「ペンデュラム・シンキング(振り子の思考)」。個人が複数の専門性や思考を養い、問題や解決策を複眼的な視点で眺めながら発想するというこの考え方は、Takram特有のメタファーであり、カルチャーでもあります。

この振り子の思考を養うために、個人がひとつの専門性にとらわれずにいること(越境)と同時に、それぞれの専門性を深く掘り下げること(深化)も重要視しています。そのために

もっとみる
ゼロからリリースまで。新規事業を創出するTakramのプロジェクトディレクション──メタパ(Metapa)

ゼロからリリースまで。新規事業を創出するTakramのプロジェクトディレクション──メタパ(Metapa)

Takramでは、さまざまなかたちでTakramに興味をもってくださっているたくさんの方々との新たな出会いの場となるよう、カジュアルなトークイベント「Takram Night」を開催しています。メンバー自身が語り手となって私たちがどのようなチームで、メンバーがどのように協業し、仕事をしているのかなど、Takramの取り組みや直近のプロジェクトについてお話しています。

第3回はTakramが凸版印

もっとみる
新しいライフスタイルに着目した 「Chair Neue」が生まれるまで 第2回

新しいライフスタイルに着目した 「Chair Neue」が生まれるまで 第2回

緊急事態宣言発出後、Takramではフルリモートワークへと移行したことで、多くのメンバーのリビングやダイニングに、“オフィス”という機能が求められるようになりました。

椅子についてのアンケートは、そうしたワークスタイルの移行期間に行なわれました。アンケートでは、どのような椅子を使っているのかだけでなく、家族構成や住宅環境など、椅子を使う人や環境についてもリサーチし、データ化していきました。

もっとみる
新しいライフスタイルに着目した「Chair Neue」が生まれるまで 第1回

新しいライフスタイルに着目した「Chair Neue」が生まれるまで 第1回

領域を越境し、さまざまな専門性を複合的に活用することで価値を創出するTakramにとって、そのクリエイティビティのベースとなるのが、メンバーそれぞれの高い専門性です。Takramでは、日々、各領域のスペシャリストたる有志のメンバーが集まり、プロジェクトの合間に知見を深める「Mark@」という活動をしています。

今回から数回にわたり、プロダクトデザインを専門とするメンバーが集まり、生み出されたファ

もっとみる
デザイナーの協業から生まれるクリエイティブの舞台裏

デザイナーの協業から生まれるクリエイティブの舞台裏

Takramでは、さまざまなかたちでTakramに興味をもってくださっているたくさんの方々との新たな出会いの場となるよう、カジュアルなトークイベント「Takram Night」を行っています。メンバー自身が語り手となって私たちがどのような会社で、メンバーがどのように働き、仕事をしているのかなど、Takramの取り組みや直近のプロジェクトについてお話しています。

コロナ禍ということもあり、初のオン

もっとみる