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夫と猫を置いて、夜遊びに出かけた埋め合わせ
平日の夜、友人とジャズクラブ、BLUE NOTE TOKYO に行った。言わず知れた高級ジャズクラブである。
お財布に優しくないお値段の飲み物と料理を頂き、演奏を聴く。最高。かっこいい。こういうとき、日々のバイトで稼いだささやかなお金は、ぱあっと使いましょう。家で留守番の夫には、コンビニ弁当を置いてきた。
認知症で要介護1であっても、一人暮らしをしている方もいらっしゃるみたいだけど、夫は電子レン
落とした魂を拾いに行く、という合理的なシステム
今でも残っている風習なのか? と、ネットで検索すると、出てくる出てくる。現役の風習らしい。沖縄では、驚いたりすると、魂(マブイ)を落としてしまうと言われているらしい。
昔、私が読んだのは雑誌のエッセイか何かだったと思う。
沖縄在住の若い著者は、交通事故に遭った。幸いすぐに退院できたが、退院するなり年長者に、
「事故のとき、魂を落としているから、すぐに事故現場に魂を拾いに行きなさい」と、言われたそ
認知症日記(8) 自分の生き方を決められるのは、本人だけなのだ
夫はすべり台のてっぺんに座っている。今にも滑りだしそうだ。そんな夫の背後から、夫の服を掴んで、なんとか滑り落ちないように頑張っている私。
それが、しばらく前の私の心象風景だった。
夫の認知症が進まないように、いろいろと試した。まだ認知症とは診断されず、簡易検査で医師から「グレー、というところでしょう」と言われたときから。
彼は本も漫画も読まないし、自分から音楽を聴くこともない。趣味はテディベア作
認知症日記(5) 懐かしの、夫の珍妙料理、謎のどんぶり
今は夫もすっかり料理をしなくなったけれど、かつては食事を作ってくれていました。一時期、私が鬱病になって完全ポンコツ状態だったので、家事はほとんど夫任せになり、そのまま食事を作ってもらっていました。
料理って、センスが大事らしい、と聞いたことがあるけれど、夫は残念ながら、センスなし。
栄養という概念がないらしく、肉の付け合わせが魚料理だったり、
ハンバーグの付け合わせが、豆腐ハンバーグ、とか。
認知症日記(2) きっかけは「車を盗まれた」だった、物忘れ外来の受診
夫は会社を早期退職したあと、週3日勤務のアルバイトをしていました。
手先の仕事で、性格に合っていたみたいです。家にいても、ぼんやりテレビを観ていることが多いので、なるべく長く勤めてほしいなあ、と思っていました。
しかし一昨年、72歳で仕事を辞めたのでした。
会社に向かったはずの夫が、
「車が盗まれた」
と、駐車場から戻ってきました。
「えっ? だって、盗まれるような車じゃないのに」
我が家はマン
認知症日記(1) 親より先に、夫が認知症になるとは、思わなかった。
夫は私よりも20歳ちかく、年上なのです。
出会った頃、まさかそんなに年上だとは思わなかった。
結婚するときは、年の差のことは考えたものの、まあ、もっと歳をとれば気にならないかな? と思ったのでした。生後1歳と7歳では全然違うけど、41歳と47歳なら、もう似たようなものだろう、という原理で。
ところが、夫が72歳で正式に(?)認知症発症。早い、早すぎる。私の両親なんて、80代でまだ働いてるんです