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1次創作

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ときどき書いてはいるのですが、なかなか、ご高覧賜るほどのレベルのものが書けません。
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【一次創作】30歳の憂鬱

【一次創作】30歳の憂鬱

30歳になった。経済的自由、社会的裁量が、大人の入口と呼ばれる20歳の頃とは桁違いだ。20歳になった日より、遥かに感慨深い。

自分自身が確立されつつあり、他者との比較で揺らぐことが少なくなってなお、憧れる人、かっこいいと思う人は、確かにいる。でも、それらの人のようになりたいとか、彼らの真似をしたいとは、おれは思わない。

どうしたいかと言われれば、おれは、おれを極めたい。おれであるということを突

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【1次創作】名馬伝

【1次創作】名馬伝

ソルスティスが、また勝った。
史上初のG1競走7連勝。その途中で海外のG1レースも制し、いつしか世界最強と呼ばれるようになった。

特にこの4歳秋の走りは圧倒的だった。天覧競馬となった秋の天皇賞では永久不滅ともいえるレースレコードを叩き出し、今回のジャパンカップでは、1歳下の無敗の3冠馬ラクエンを相手に、影すら踏ませず千切り捨てた。
鞭を振るうどころか、持ったままで。まさしく無敵のパフォーマンスを

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【一次創作】煙の絆

【一次創作】煙の絆

私が若かった頃、喫煙所でよく愚痴ってました。時は流れ、今はときどき、若い人から愚痴を聞く立場になりました。あのとき、先輩たちが思っていたことは。
テーマはそんなところです。そして、大部はフィクションです(今はもう喫煙していませんし。)。

        「煙の絆」

執務室から、遠い遠い、仕切り壁も天井もない、野ざらしの屋外喫煙所。

オフィスビルに囲まれたこの場所は、22時をまわれば、あたりは

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白昼夢の青写真2次創作を経験して、改めて習作したこと。

白昼夢の青写真2次創作を経験して、改めて習作したこと。

種を植えてみなければ、芽はでません。どんなことでも、上手くなるまでが大変です。自分の小説が上手くなるかどうかはわかりませんが、今日は久しぶりにオリジナルの小説を書いてみました。日本橋ヨヲコ先生へのオマージュです。

9月10日に、noteに初めてのオリジナル小説を書きました。自分自身、あれは小説なのかと懐疑的でしたし、twitterの友達にも「むしろ随筆だね。」と言われました。おっしゃるとおりだと

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白昼夢の2次創作を経験して、とりあえず習作をしてみたこと。

白昼夢の2次創作を経験して、とりあえず習作をしてみたこと。

森博嗣先生は、「小説の書き方がわからないなんてことは、まずは書いてみてから言え。」とおっしゃっていました。
小説の書き方がわからない自分は、とりあえず超短編の小説から書いてみようと思いました。先人がいるのなら、その話には素直に耳を傾けるべきかもしれません。
というわけで、たばことシェイクスピアをモチーフにして、太宰治らをオマージュした習作です。しかしながらこれ、小説なのか。主語を私にして心情や状況

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