記事一覧
知的障害者のきょうだい⑦-ひとつかみの砂金-
なぜ学ぶのだろうか。
この問いにあなたは何と答えるだろうか。人工知能の登場で学びのあり方が変容し、様々な議論がある。太宰治は『正義と微笑』の中で次のように教師に語らせている。昭和初期の文章だ。
「覚えるということが大事なのではなく、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記してゐる事だけでなくて、心を広く持つということなんだ…<中略>学問な
ダイエットして、勉強したら女の子は振り向くと言い聞かせたら、博士号取得した生徒の話。
「見つけたぞ。永遠を。 それは太陽に融ける海だ。」 脚本家の宮藤官九郎様が好きだ。 映画『69 sixty-nine』(2004年)を見たことはあるだろうか?
長崎県佐世保を舞台に、好きな女の子にモテたい! ただただとことん楽しみたい! 主演の妻夫木聡が「楽しく生きたもん勝ちばい、退屈なやつらに俺たちの笑い声ば聞かせてやるったい」と言い放ち、青春満タンでドタバタを繰り返す。1969年の
知的障害者のきょうだい②--兄バカと綴った生徒--
兄バカと障害者
「妹は重度の知的障害を持っており、小さな頃から世間から言われなき差別、偏見を受けて育ってきた。家族の中でも我慢しなければならないことが多かった」
「介護疲れで自分の母が亡くなり、重度の知的障害を持つ叔父が死ねばいいのにと思った」
あまりに赤裸々な内容にためらいつつも、私は先のネット掲示板を生徒に示し、作文を課題に出すことにした。この掲示板は障害者の父母による「あらくさの会」
窪塚洋介さんにポジティブチューニング全開にされた話。
「国境線なんて俺が消してやるよ」 映画『GO』(2001年)を見たことはあるだろうか?
在日韓国人の高校生を窪塚洋介さんが演じたテンポ抜群のかっけえ映画。日本で生まれ育ち、日本人と見た目は変わらないし、日本語を話す。ただ国籍が違うだけ。日本に現存する在日差別に真っ向から切り込んで描いている。なのに説教臭さがない。両親役を山崎努と大竹しのぶが演じ、ガッチリと脇を固め、恋人役は柴咲コウ。「これ
あれから20年。15歳だった彼らと授業を振り返った
2023年。本村さんと「死刑制度を考える」授業を行って20年が過ぎた。
当時授業を受けた彼らは35歳。8名の教え子にnoteを読んでもらい、振り返りをお願いした。卒業後、一切やりとりのなかった人もいた。私からの突然の連絡に驚きながらも「この授業は強く印象に残っています」と快諾してくれた。
https://note.com/tatsuaki_yoda/n/nb4d085828c77