眼鏡先生

・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球…

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・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球 ・専門分野:英語教育

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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。 これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志…

眼鏡先生
2か月前
49

#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

今、私の中で混沌としている問題がある。 それは「この子供たちには一斉指導が機能しないから自由進度学習を取り入れる」のか、それとも「自由進度学習に慣れさせてしまう…

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4時間前
5

#1734 宿題を「やらせる」という愚行

現代の教師は、「宿題」という名の課題を子供たちに課す。 恥ずかしいことに、未だに私もその一人である。 宿題が「できる」子供は、きちんとやってくる。 一方で、宿題…

眼鏡先生
16時間前
9

#1733 概念型探究の理論と実践

今回は『思考する教室をつくる-概念型探究の実践』という書籍からの学びを整理していく。※海外書籍の邦訳版のため、日本で取り入れられるものだけを示すようにする。 1…

眼鏡先生
1日前
7

#1732 自己調整学習×自由進度学習

自己調整学習では、「予見-遂行-内省」のプロセスを、学習者である子どもが踏むことになる。 「今日学習すべきこと」を予見段階で見通す。 「自分に合った学び方」で遂行…

眼鏡先生
4日前
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#1731 野球型とサッカー型の話し方

話し方には「野球型」と「サッカー型」があるように思う。 野球型は「発表型」と言うこともできる。 バッターが打席に立つように、話し手が舞台に立ち、一方的に話をする…

眼鏡先生
5日前
8

#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

子どもはよく「つまらない」「やりたくない」というネガティブ発言を連発する。 それを教師はよく思わないので、かならずそのネガティブ発言を封じ込めようとする。 「ネ…

眼鏡先生
5日前
13

#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

学級活動(1)における「学級会」の授業では、ファシリテーション技術を援用することができる。 ここで言うファシリテーション技術とは、以下の6つを指す。 ①インストラ…

眼鏡先生
5日前
8

#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

現在、総合的な学習の時間を中心とした「探究的な学び」に再度注目が集まっている。 しかし、ややもすると、このような探究的な学びは、「活動あって学びなし」と揶揄され…

眼鏡先生
5日前
13

#1727 一人が変わるだけでは何も変わらない

私は大学院での2年間の武者修行を終えて、自分の授業スタイルを変容させてきた。 「子どもに任せる授業」「ICT機器の活用」「パフォーマンス課題の導入」など、先進的な…

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6日前
16

#1726 仕事を進める上で最優先すべきこと

仕事をうまく進めていく上で最優先すべきことは・・・ ずばり「睡眠」である。 どんなに仕事が大変でも、見たい映画があっても、読みたい本があっても、「睡眠時間」だけ…

眼鏡先生
8日前
15

#1725 いきなり話し合ってもいいの?

「アクティブラーニング」 「主体的・対話的で深い学び」 「協働的な学び」など、 教育界では「話し合い」の在り方がクローズアップされている。 今回は、「いきなり話し…

眼鏡先生
11日前
16

#1724 公私中庸

戦前の公教育は、「軍国主義」に偏り、「公」の力が横暴していた。 教育方法、教育内容は「戦争」の影響を色濃く受け、完全に「公」によりコントロールされてきた。 しか…

眼鏡先生
11日前
15

#1723 ハウツーよりも歴史・理論を学べ

ハウツーを学ぶ者の心理は、「目の前の問題を解消するため」「自分の利益を得るため」という動機に溢れている。 現に私は「英語教育」を専門にしているが、 「英語が好き…

眼鏡先生
11日前
8

#1722 学び続けることが自分の身を守ることになる

私は教師として、常日頃から学び続けている。 教室での教育実践のリフレクション。 大量の教育書の読書。 教育系の動画や音声メディアの視聴。 これらにより、日々学び…

眼鏡先生
2週間前
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#1721 悩みが教師を成長させる

学級担任をしていると、何らかのトラブル・問題が起きる。 やんちゃな子どもがいる。 困った子どもがいる。 教師は、常に「悩み」をもつことになる。 しかし、この「悩…

眼鏡先生
2週間前
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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。

これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志向していけばよいのか迷走しているからである。

特に、「個別最適な学び」の系譜である「自己学習」と、「協働的な学び」の系譜である「オーセンティックな学習」のどちらを重視すればよいのか迷っている。

「自己学習」の重要性も、「オーセンティッ

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#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

今、私の中で混沌としている問題がある。

それは「この子供たちには一斉指導が機能しないから自由進度学習を取り入れる」のか、それとも「自由進度学習に慣れさせてしまうから、この子供たちに一斉指導が機能しなくなるのか」という問題である。

現状のクラスの子供たちの様子を見ると、明らかに「一斉指導が入らない状態」である。

そこで「自由進度学習」を取り入れ、個に応じた指導を展開していきたいと思っている。

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#1734 宿題を「やらせる」という愚行

#1734 宿題を「やらせる」という愚行

現代の教師は、「宿題」という名の課題を子供たちに課す。

恥ずかしいことに、未だに私もその一人である。

宿題が「できる」子供は、きちんとやってくる。

一方で、宿題が「できない」子供は、「忘れました」と言い訳を言い、やってこない。

これを教師は見逃さず、「休み時間にしなさい」とその子供を叱りつける。

子供は完全に「受け身状態」となっている。

そして、教師に「やりなさい」と言われた子供は、休

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#1733 概念型探究の理論と実践

#1733 概念型探究の理論と実践

今回は『思考する教室をつくる-概念型探究の実践』という書籍からの学びを整理していく。※海外書籍の邦訳版のため、日本で取り入れられるものだけを示すようにする。

1 概念型探究とは何か?

・探究型学習×概念型学習=概念型探究

・探究型学習のスケール
➀構造化された探究:内容・方法を教師がコントロール
②導かれた探究:内容は教師がコントロール、方法は子どもが選択
③オープンな探究:内容・方法を子ど

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#1732 自己調整学習×自由進度学習

#1732 自己調整学習×自由進度学習

自己調整学習では、「予見-遂行-内省」のプロセスを、学習者である子どもが踏むことになる。

「今日学習すべきこと」を予見段階で見通す。

「自分に合った学び方」で遂行段階で学ぶ。

「自分の学びはどうだったか」を内省段階で振り返る。

これにより、「個別最適な学び」に近づくことができる。

しかし、この「自己調整学習」の理論を活用するだけでは物足りない。

授業が依然として、
「本時の学習内容を教

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#1731 野球型とサッカー型の話し方

#1731 野球型とサッカー型の話し方

話し方には「野球型」と「サッカー型」があるように思う。

野球型は「発表型」と言うこともできる。

バッターが打席に立つように、話し手が舞台に立ち、一方的に話をすることになる。

そして、聞き手の反応や応答を、野手が守るように「受ける」ことになる。

教師という職業には、子どもたちの前に立ち、一方的に話をし、子どもの反応に応じると言う側面がある。

まさに「野球型」と言える。

一方で、サッカー型

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#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

子どもはよく「つまらない」「やりたくない」というネガティブ発言を連発する。

それを教師はよく思わないので、かならずそのネガティブ発言を封じ込めようとする。

「ネガティブ発言はやめましょう」
「つまらないなんて言いません」
「そんなことを言っても仕方ありません」

こんな指導をして、子どもの「つまらない」を封印しようとする。

そして、子どもはそのモヤモヤを内に押し込むようになり、それが歪んだ形

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#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

学級活動(1)における「学級会」の授業では、ファシリテーション技術を援用することができる。

ここで言うファシリテーション技術とは、以下の6つを指す。

①インストラクション:説明
②クエスチョン:質問
③アセスメント:分析・翻訳
④フォーメーション:隊形
⑤グラフィック&ソニフィケーション:可視化・可聴化
⑥プログラムデザイン:設計

以下、それぞれの技術をどう援用していくか、その具体例を示して

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#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

現在、総合的な学習の時間を中心とした「探究的な学び」に再度注目が集まっている。

しかし、ややもすると、このような探究的な学びは、「活動あって学びなし」と揶揄されることが多い。

それは、見栄えのよい活動だけを行い、子どもたちに何の資質・能力も身に付いていないからである。

これを脱却し、子どもたちに「探究」のプロセスを経験させ、かつ確実に資質・能力も身に付けさせることが重要となる。

例えば、「

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#1727 一人が変わるだけでは何も変わらない

#1727 一人が変わるだけでは何も変わらない

私は大学院での2年間の武者修行を終えて、自分の授業スタイルを変容させてきた。

「子どもに任せる授業」「ICT機器の活用」「パフォーマンス課題の導入」など、先進的な教育研究に基づき、自己の授業実践をアップデートした。

画一的な一斉授業からの脱却を図ったのである。

この改革が功を奏し、子どもたちの様子や意識が変容していくのを目の当たりにした。

しかし、一人の教師が変わっても「あまり意味がない」

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#1726 仕事を進める上で最優先すべきこと

#1726 仕事を進める上で最優先すべきこと

仕事をうまく進めていく上で最優先すべきことは・・・

ずばり「睡眠」である。

どんなに仕事が大変でも、見たい映画があっても、読みたい本があっても、「睡眠時間」だけは削ってはいけない。

睡眠時間が確保できないと、日中の仕事に対するパフォーマンスの質が低下する。

眠くて眠くて脳が回転しないのである。

それにより、パフォーマンス全体の質が低下するのだ。

よって、目の前に「起きていたい」「寝る前

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#1725 いきなり話し合ってもいいの?

#1725 いきなり話し合ってもいいの?

「アクティブラーニング」
「主体的・対話的で深い学び」
「協働的な学び」など、
教育界では「話し合い」の在り方がクローズアップされている。

今回は、「いきなり話し合いをすること」の是非ついて考えてみたい。

まず、「いきなり話し合いをすること」の危険性について。

子どもたちにある程度の「基礎・基本」が身に付いていない状態では、いくら話し合いをしても、中身が伴わず「空転」するだけとなる。

子ど

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#1724 公私中庸

#1724 公私中庸

戦前の公教育は、「軍国主義」に偏り、「公」の力が横暴していた。

教育方法、教育内容は「戦争」の影響を色濃く受け、完全に「公」によりコントロールされてきた。

しかし、戦後になると、その様相が一変する。

「民主主義」が打ち出され、徐々に「私」が優先されるようになった。

公教育は「サービス業」化し、教師としての権威は失われ、子ども・保護者の要望に応えることが常態化していく。

「子どもの個性」「

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#1723 ハウツーよりも歴史・理論を学べ

#1723 ハウツーよりも歴史・理論を学べ

ハウツーを学ぶ者の心理は、「目の前の問題を解消するため」「自分の利益を得るため」という動機に溢れている。

現に私は「英語教育」を専門にしているが、
「英語が好き」
「英語はかっこいい」
「英語を子どもにも教えたい」
「英語の教育法は他とは違うので知りたい」
という心理をもっている。

このように「指導法」「実践例」「ハウツー」に偏ってばかりいる人間は、ろくな教師にはならない。

教師という職業は

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#1722 学び続けることが自分の身を守ることになる

#1722 学び続けることが自分の身を守ることになる

私は教師として、常日頃から学び続けている。

教室での教育実践のリフレクション。

大量の教育書の読書。

教育系の動画や音声メディアの視聴。

これらにより、日々学び続けている。

おかげで、授業実践や学級経営のレパートリーが手元に豊富にある。

目の前の子どもたちの実態や問題状況に応じて、オーダーメイドの手法を選び、アプローチすることができる。

また、教師としての「哲学」「心がまえ」「マイン

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#1721 悩みが教師を成長させる

#1721 悩みが教師を成長させる

学級担任をしていると、何らかのトラブル・問題が起きる。

やんちゃな子どもがいる。

困った子どもがいる。

教師は、常に「悩み」をもつことになる。

しかし、この「悩み」こそが教師を成長させるのである。

「悩み」がなくなると、自分のやりたいことだけをやることになる。

教師が「王様」状態となる。

そして、慢心が充満し、これ以上「成長しよう」と思わなくなる。

だって、学ぶ必要がないのだから。

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