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じゃない方ゲー人による、平成ゲーム業界回顧録【商用ゲームデビュー編】#01
「はい、それじゃ講評しまーす。
作品、前に並べてください。」
1990年、夏。
僕は東京、立川の某美大予備校の夜間部に通っていた。
去年、受験に失敗して浪人生活を送ることになったが、昼間部に通う学費を親に捻出してもらうことが忍びなく、バイトをしながら、夜だけ通う形で授業を受けていたのだ。
教室の前に集められた作品が、担当講師の手によって評価の高い順に左上から順にテキパキと並べ替えられていく。
すき花、コタツ、セクシー、ヒーロー、パリピ…’23秋ドラマ定点観測
2023年も11月に入り、秋ドラマも一通り放送が開始されました。
今期も色々と視聴したので、気に入った作品を個別に記事にしていこうと思っていましたが、ちょっと時間も経ってしまったので、定点観測としておまとめて紹介したいと思います。
■いちばんすきな花
昨年ヒットしたsilentの脚本家、プロデューサーによる新作ということで注目されていた本作。
クアトロ主演というちょっと変わった4人主人公体
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ゴジ泣き?your story?どうだった「ゴジラ-1.0」【ネタバレ】
という訳で、酷評も多かった「STAND BY ME ドラえもん」「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の山崎貴監督作品ということで構えてしまい、少し様子を見ようと思っていましたが、プレミア上映で零れ落ちてきた評判がすごぶる良かったため、さっそく観てきました。
▼はじめに
本稿は最初に述べたような本作の監督の他の作品にある程度知識があったり、気にはなっているけど「本当に大丈夫か?」と心配している
ウソ婚、シッコウ、らんまん…23年夏ドラ最もロスになったのは?(後編)
というワケで、先日投稿した23年夏ドラ感想の続きです。
最後には、タイトル通り(超個人的)最ロス作品を発表したいと思います。
▼ウソ婚
紹介記事にも書きましたが、意外にと言ったら失礼ですが、マジメに面白かったです。
ヒロインの長濱ねるが新鮮というのもありましたが、テーマがハッキリしていて各話メインの登場人物にスポットを当てつつも、主演二人の関係性を描いていくという構成が良くできていました。
VIVANT、ハヤブサ、トリリオン…23年夏ドラ最もロスになったのは?(前編)
2023年も9月が終わり、今年の夏ドラマも一通り終了してしまいました。
そんなわけで、それぞれ完結を迎えた(自分が見ていた)物語の感想なんかをつらつらと書いていきたいと思います。
▼VIVANT
やはり、まずはこのドラマでしょうか。紹介記事の時点ではまだそこまで盛り上がっておらず応援投稿のようになっていましたが、終わってみればそんな心配も稀有だった程の盛り上がりで、最終話は20%に迫る勢いだっ
生成AI時代だからこそのNFT活用法
ChatGPTに代表されるAIによる文章生成が話題になる中、最近は画像や動画までもAI生成が一般化しており、AIの学習元となる作品の著作権などの扱いが問題視されるようになってきました。
そんな中、以下のような記事を見かけたのですが、僕はいよいよ「AIに仕事が奪われる」が現実になると戦慄しました。
記事では、「自社の素材ストックサービスを学習元としているため、権利問題がクリアされている」としてい
ウソだと思ったらマジだった。ダマされる価値ありの30分「ウソ婚」
「ウソ婚」は今季、2023年7月期のTVドラマの一つで、最近多く見るようになってきた30分枠の番組だ。
大ヒットドラマ「逃げ恥」を例に出すまでもなく、タイトルからして既視感のある感じで、特に見るつもりはなかったのだが、放送後の感想コメントで評判が良かったのと、30分枠なら気軽に見れるということもあって試しに見てみたところ、意外にも?面白かったので紹介したい。
▼あらすじ・登場人物
本作はお人
まさかの”田園ミステリー”で脳内寸止め劇場。でも面白い、池井戸潤原作TVドラマ『ハヤブサ消防団』
『半沢直樹』の日曜劇場枠がオリジナルドラマで勝負する裏で、池井戸潤原作の『ハヤブサ消防団』がテレ朝系でドラマ化された。
これまでと趣の違う作風とドラマ版の俳優陣が微妙に地味だったのであまり注目していなかったのだが、やはり面白いという評判を見て見始めたところ、思いのほか面白くて視聴を継続している。
▼あらすじなど
本作は最初に書いた通り社会派ドラマのイメージが強い池井戸潤原作の小説のドラマ化だ
スマホや倍速では消化しきれない極上の視聴体験「VIVANT」
2023夏ドラマも出そろって1ヶ月。
その中でも(業界的に?)ひときわ注目度の高かった作品が、本作「VIVANT」。
パヤオの「君どう」と同じく、事前の情報がほとんど明かされなかったせいか、視聴率的には期待したほどではなかったようだが、無料配信の再生数がTBSドラマ史上最速で1000万回再生を突破するなど、後追いで注目を集めている。
ただ、注目されてから見られたことで変なバイアスが掛かり、何
「君たちはどう生きるか」違和感の正体。ネタバレありレビュー
前回ネタバレなしレビューとして記事を投稿しましたが、映画公開から1週間が過ぎて客足も落ち着いてきたようなので、今回はネタバレありとして改めて記事を投稿しようと思います。
しかし、前回の記事で表面上の話の筋や結果だけを記載してもあまり意味がないと書いた通り、実際はネタバレしたところで影響がない・・・というか、作品を伝えるという目的では役に立たない気がしました。
なので、登場人物の紹介やあらすじ等
「不協和音スレスレのスクールライフ・コメディ!」を地で行く「2023年上半期 アニメランキング」1位の良アニメ「スキップとローファー」
国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks」による「2023年上半期 アニメランキング」で、先月惜しまれながら最終話を迎えた「スキップとローファー」が1位に選出されたそうです。
自分は比較的アニメも見る方ですが、全てを網羅するにはさすがに時間が足りないので、自分が信頼している配信者の情報などを元に視聴する作品を選んだりしています。
本作はまさにこのパターンで、”ぼざろ
自らの”カノン”に抗えず飲み込まれた”セオリー”という名の続編「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
本作、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は、言わずと知れたアメコミヒーロー「スパイダーマン」が主役のアニメ映画で、”スパイダーバース”という流行りのマルチバース(簡単に言えばパラレルワールド)を扱った、「異世界のスパイダーマンが一堂に会する」というのが特徴のシリーズ第2弾となっています。
自分はMCUや他のアメコミ映画もさほど観ないタイプの人間ですが、前作が”とにかくヤバい”とい
2度あることは3度ある。ヒットを連発する頭脳派原作者の最新作「トリリオンゲーム」
この7月からドラマ「silent」でも注目を集めたSnowMan目黒連&佐野勇斗のダブル主演で「トリリオンゲーム」のTVドラマがスタートしました。
本作は「アイシールド21」や「Dr.STONE」でヒットを飛ばした”稲垣理一郎”先生原作漫画の最新作で、先日最新巻となる7巻が発売されたばかりの絶賛連載中の作品です。
「Dr.STONE」では、その大胆な舞台設定から、最初主人公っぽく描いていた大樹
思ってたのと違った?僕たちはどう観るのか「君たちはどう生きるか」ネタバレなしレビュー
とういう訳で早速見てきました、スタジオジブリ最新作「君たちはどう生きるか」
タイトルと謎めいたキャラクター”アオサギ”のラフイラストのみという事前情報なしでの公開ということで、逆にSNS等でネタバレが飛び交うことが予想され、そうしたノイズに惑わされたくないなと思い、早めの鑑賞となりました。
まあ、そうでなくても宮崎駿監督の引退撤回からの10年ぶりの新作ということですから、いずれにしても鑑賞しに
コロナ禍を乗り越え、活動5周年を迎えたボーナスステージ。新しい歩みを象徴する集大成の曲「花一匁」【ずっと真夜中でいいのに。】
今年(2023年)の6月で、作詞作曲ボーカル ACAね による、不要な電化製品の始末にお困りの方必見のバンド(公式から引用)”ずとまよ”こと「ずっと真夜中でいいのに。」は、活動5周年を迎えました。
6月4日には活動5周年を記念した生配信LIVEを行い、その場で9月から開催される全国ツアー「愛のペガサス」も発表されるなど、精力的な活動を続けています。
また、6月7日には2年ぶりのフルアルバム「沈
15分が一瞬で終わる、タイパ世代にもおすすめの朝ドラ「らんまん」
NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」が面白い。
普段、朝ドラは見ない僕だが、題材が面白そうな時はチェックして見るようにしている。
特に「ゲゲゲの女房」や「なつぞら」など、モデルとなる人物が自分の職種と近いクリエイターの場合は、伝記物として楽しんでいた。
その意味では、今回の「らんまん」は植物学者の牧野富太郎がモデルということで、ちょっと毛色が違うのだが、あらすじを読んでフロンティア精神あふれる