「いま何て言ったの」と 聞き返す価値 抱(いだ)く間も無し 君とさよなら
陽を巡り 月の影など見留む頃 ミミズクの声 今日を凌駕す
奉り納める舞いの一振りの 重なる軌跡 集える御霊(みたま)
思考から あふれる言葉並べても 恒等式になり得ぬ徒労
共依存 ガラスの中で 揺れている灯りで揺れる 影でしかなく
視界には無き音のみが重なりて 流るる川の中と知る朝
手紙があなたに届くまで 七日を要すと告げられた あなたは封を開けるだろうか それから便箋を展くだろうか 列ねた言葉に 思う何かはあるのだろうか 返事を書こうと思うだ…
半宵(はんしょう)に鏤(ちりば)む 星の来し方の瞳に 残る何があろうか
手につかず 何もしないでいる不安 くもり 漢字を忘れた不安
まぁいいか 命あるならあるままで 明日逝くなら 明日逝くのか
踏み入りて 往き留まる塚振り返り 厚き雲見る また往き留まり
発色の白き点にて限りなし 重なる灰の底 相容れず
紺碧(あお)滲む竹の齢の染み出でて 花のあとさき 刹那散り消ゆ
生き様を死に様といい 様々に時間(とき)の在り様 見たい思惑
聖書にて 神の言葉を辿りつつ 何を求めて 神に求めて
彼の岸に繋がる糸と 思いはせ 蜃気楼にもなれぬ たそがれ
東風
2024年5月10日 03:22
「いま何て言ったの」と聞き返す価値抱(いだ)く間も無し君とさよなら
2024年5月9日 05:06
陽を巡り月の影など見留む頃 ミミズクの声今日を凌駕す
2024年5月8日 04:55
奉り納める舞いの一振りの重なる軌跡集える御霊(みたま)
2024年5月7日 06:05
思考からあふれる言葉並べても恒等式になり得ぬ徒労
2024年5月6日 02:54
共依存ガラスの中で揺れている灯りで揺れる影でしかなく
2024年5月5日 04:50
視界には無き音のみが重なりて流るる川の中と知る朝
2024年5月4日 05:23
手紙があなたに届くまで七日を要すと告げられた あなたは封を開けるだろうかそれから便箋を展くだろうか列ねた言葉に思う何かはあるのだろうか返事を書こうと思うだろうか あなたへ手紙が届くことを私は時々忘れていたい
2024年5月3日 07:18
半宵(はんしょう)に鏤(ちりば)む星の来し方の瞳に残る何があろうか
2024年5月2日 02:40
手につかず何もしないでいる不安くもり漢字を忘れた不安
2024年5月1日 02:43
まぁいいか命あるならあるままで明日逝くなら明日逝くのか
2024年4月30日 05:25
踏み入りて往き留まる塚振り返り厚き雲見る また往き留まり
2024年4月29日 07:04
発色の白き点にて限りなし 重なる灰の底相容れず
2024年4月28日 04:26
紺碧(あお)滲む竹の齢の染み出でて花のあとさき刹那散り消ゆ
2024年4月27日 04:34
生き様を死に様といい様々に時間(とき)の在り様見たい思惑
2024年4月26日 03:41
聖書にて神の言葉を辿りつつ何を求めて神に求めて
2024年4月25日 05:38
彼の岸に繋がる糸と思いはせ蜃気楼にもなれぬたそがれ