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日記

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日記をまとめたマガジン。 月1、2回ほど更新します。
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記事一覧

誰がために数字は回り、誰がために陽は灯るのか

誰がために数字は回り、誰がために陽は灯るのか

文句を言わせてくれ。「回す」について。アイドル界隈を身近に置いているとよく見かけるこの言葉の悪夢について。

「回す」とは、動画サイトにアップされたMVや動画、動画配信サービスで公開されたTV番組、これらの視聴回数を稼ぐためにファンがこぞって繰り返し視聴することを指す言葉である。その目的は主に数字による説得力の獲得なのだが、そこに込められる意味は多様である。

最近で言うと日向坂46 齊藤京子が卒

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初恋を叶えたわたしの悪夢見心地

初恋を叶えたわたしの悪夢見心地

たとえばご飯屋に行った時、ご飯を茶碗に盛るとする。その茶碗をわたしはお膳の右手前に置く。

ふと記憶がよみがえり、彼女とご飯に行った時、ご飯を左手前に置かないことをよく注意されたのを思い出した。和食の配膳においてご飯は左側・お味噌汁は右側というのが基本マナーであり、きちんとしていた彼女はそれが気になるのでしかめ面でよくわたしを注意してきた。断っておくと、わたしは左利きである。だからご飯が右側にある

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スクールアイドルの煌めきがすぐそこに / 『スクールアイドルミュージカル』感想

スクールアイドルの煌めきがすぐそこに / 『スクールアイドルミュージカル』感想

ラブライブ!シリーズが展開するミュージカル『スクールアイドルミュージカル』を観に行った。再演となる今回、予定が合えたのでようやく行くことができた。事前情報として、ラブライブ!ファンから絶大な好評を得たミュージカルだということは知っていたのだが、これが本当に素晴らしかった。

ステージ上から放射される観る者すべてを連れ去っていくようなスクールアイドルの煌めきに本当に元気をもらえた。ありきたりな表現で

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遊び尽くしてやろうか、人生 / DIALOGUE+LIVE 2024「LIFE is EASY?」感想

遊び尽くしてやろうか、人生 / DIALOGUE+LIVE 2024「LIFE is EASY?」感想

「そうじゃないことくらいわかってる、」

正月休みが明けて日常へ引き戻される直前、1月7日、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催されたDIALOGUE+LIVE 2024「LIFE is EASY?」に参加してきた。座席数は5000席超、DIALOGUE+史上最大キャパシティでのワンマンライブである。

DIALOGUE+のライブはとにかく楽しい。この一言に尽きる。このライブもまず最初に思ったのは「

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2023年の反省と2024年の目標

2023年の反省と2024年の目標

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。2023年にひきつづき、2024年もnoteの更新をがんばっていきたい所存です。なんやかんや2年半ほどほぼ毎週更新を続けられていることに我ながら驚いてばかりである。

しかしながら、2023年は多くの反省点を残したまま1年を終えてしまった。至らなかったり、足りなかったり、疎かにしてしまったり、自己抑制が効かずに怠惰に負けてしまうこ

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文坂なのは清楚可憐にうたう、手を伸ばせば届くその距離は遠く…

文坂なのは清楚可憐にうたう、手を伸ばせば届くその距離は遠く…

眠るすこし前、こんなポストを見つけた。

フィロソフィーのダンスやTiNGSに楽曲提供している好きな作曲家が太鼓判を押す”いい曲”とはなんだろう。文坂なのという人の曲らしい。てかこれ自画自賛じゃん。ひとまずライブラリに保存して、翌朝さっそく聞いてみた。

これをポストした1分後に宮野弦士”さん”から「いいね」が来た。呼び捨てにしてホントすみませんでした。まじでいい曲でした。

DNAの二重螺旋がチ

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クラスのリーダーがくれた称号 / お題:「夕方」【一行ください】

クラスのリーダーがくれた称号 / お題:「夕方」【一行ください】

大変遅くなってしまったが、この企画に着手しようとおもいます。お題をくださった皆様遅くなってしまい申し訳ございません。

ではさっそく、口寄せさん(https://twitter.com/summonedmonster)からいただきました「夕方」で書いていきます。

―――――

「夕方」と聞いて思い出したのは、小学5年生だったある日の放課後、わたしの性格が決定づけられた同級生のひと言だった。

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見送る背中の寂しさを上回らせる未来/水樹奈々ライブ『NANA MIZUKI LIVE PARADE2023』感想

見送る背中の寂しさを上回らせる未来/水樹奈々ライブ『NANA MIZUKI LIVE PARADE2023』感想

2023年9月2日土曜日に水樹奈々のライブ『NANA MIZUKI LIVE PARADE2023』に行ってきた。このテキストでは、ライブ本編に主軸を置かず、参加したわたし自身とその周辺の感想を中心に簡単にではあるが記録していきたい。水樹奈々のライブに通いつづけて11年ほど、水樹奈々のように生きたい31歳になった人間の吐露である。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

なんといっても今回のツアー

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八月のきらめきにあてられた長く短い1日/TOKYO IDOL FESTIVAL2023 3日目 感想

八月のきらめきにあてられた長く短い1日/TOKYO IDOL FESTIVAL2023 3日目 感想

8月6日 日曜日にTOKYO IDOL FESTIVAL(通称:TIF)に行ってきた。音楽フェスに行ったことないし、夏真っ盛りのクソ暑い時期ということもあって、興味はあったけど見送りつづけてきたイベントだった。そんな折、lyrical schoolのファンである友人に誘われ、脊髄反射的チケット購入という思考停止ムーブを決めこむことに成功し、はれて参加する運びとなった。

本稿はわたしが見た各グルー

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大阪旅行、こころ残りはひと口のタバコ

大阪旅行、こころ残りはひと口のタバコ

現在行われている水樹奈々の夏ライブツアーの大阪公演に参加するため、7月8日と9日に1泊2日の大阪旅行に行ってきた。ライブの感想はまた別の記事でまとめることにして、当記事では大阪旅行の思い出をまとめていこうとおもう。(2024年4月22日ライブレポ追記)

ライブ当日の7月8日は朝早くから新幹線で大阪へと出立したのだが、パックツアーをよく確認せずに取ってしまったので各駅停車に乗るハメになり、2時間ほ

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歳をとり、幸先はどこに

歳をとり、幸先はどこに

本日、7月5日に誕生日を迎えて31歳になりました。いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。いただいたリアクションは日々の励みになり、何者でもないわたしがnoteを続けることへの最大最高の活力になっております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。今回は備忘録と言うか、これから1年過ごす上での所信表明を書いていきたいと思います。

さすがに28歳くらいから誕生日への新鮮味は薄れてき

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”おじさん”に抗うために過去をいったん整理してみる

”おじさん”に抗うために過去をいったん整理してみる

電子ドラムを置くスペースをつくるために部屋の整理をはじめた。とはいってもわたしの部屋にあるのはせいぜい書籍くらいなもので、漫画、小説、その他もろもろの選別作業をしているというほうが適切だけどなんかカッコつけてるみたいなので整理と言わせてもらおう。回りくどい言い方になったのはついさっき『めだかボックス』を読んだせいだ。

蔵書のうち8割が漫画を占めているのでこれを半分、できれば1/3くらいに減らした

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ほこりのように払いたくなる婚活についての書き散らし

ほこりのように払いたくなる婚活についての書き散らし

散文的な書き散らしもいいところだが、たまにはこういう使い方もいいかなと思い筆を取ります。

わたしは30歳、来月には31歳になる。

”結婚”というものを否応なしに意識させられる年頃の真っ只中を独身で生きているのだが、これがなんともやきもきする生活で。したいかと言われればしたいとは思うけれど気の合う人と永くいれたらいいなーくらいにしか考えていない。

マッチングアプリでもやってみようかと思うけど、

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広島に行ったら旅行の楽しみに気づけた

広島に行ったら旅行の楽しみに気づけた

4月29日、30日に広島県へ行ってきた。

水樹奈々のライブがあるたびに車をぶっ飛ばして関東にくる友人の地元ということで、いつかはこっちから赴きたかった場所だった。とはいえ、元々旅行に興味がない方だったのでそう思い始めたのはちょうど行動が制限され始めてからのことだった。

行動制限も緩和されて広島行きのきっかけを探していた折に、水樹奈々が広島交響楽団のコンサートにゲストするとのこと。指揮を担当する

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