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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2024年1月の記事一覧

年齢ではなく、環境や立場で誰もが老害となりえる

年齢ではなく、環境や立場で誰もが老害となりえる

先日、こちらの記事が話題になっていた。

20代の時よりも、40代になるとポジション的に全体のバランスを取ることが多くなり、そのバランスを取っているはずの自分の言葉が結果、若者たちを妨害することになっていることがあるという指摘。

まあ、確かにそういうことはあるよねという話だ。

X上では、特に40代と思われる人から「効くなあ」「刺さる」「自分もそうなっているかもしれないと思った」などと共感の声が

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「これは経費で落ちません」

「これは経費で落ちません」

パー券問題で派閥の解散がニュースになっていたりするけど、正直派閥が解散するとかしないとかどうでもいい話。

本質は、金の受け渡しと使途の不透明さの問題であって、普通に「いただいたものは申告し、使ったものは領収書を出して清算する」ということにすればいいだけの話。当たり前の話でしょ。逆にいえば、派閥があってもそれさえキチンとやっていればいいだけのこと。

さすがにそろそろ潮時だと思いますよ。何に使った

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上級国民政治屋「裕福な上級国民だけが子ども産めばいいじゃん」

上級国民政治屋「裕福な上級国民だけが子ども産めばいいじゃん」

小池都知事がぶちあげた東京都の私立高校授業料の無償化は、こと少子化対策として最悪手である。

これは、2024年度から私立高校の授業料をすべての世帯に対して実質無償化すると発表したものだが、その狙いは、世帯年収により教育レベルが変わる「教育格差」是正だとか言ってるのだが、むしろこれは格差を拡大させることになる。

これから高校入学を控える親からすれば、そりゃあ教育費負担が軽減されるのだから歓迎する

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「諦めたら試合終了」は漫画の世界で、現実は主観ではない

「諦めたら試合終了」は漫画の世界で、現実は主観ではない

1/10に、人口減少対策を有識者らが議論する人口戦略会議のメンバーが岸田首相と面会し、8,000万人で人口を安定させることなどを盛り込んだ提言を手渡したというニュースがあったのたが、これがまた「何言ってんだ?」感が満載。

百歩譲って、これが人口6000万人で維持する(静止人口)というならまだ努力目標として許せる範囲だが、8000万人はどうあがいても無理。

下記のグラフの一番上が今回の提言で、下

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「貪り、怒り、非がわからない」三毒とんじんち

「貪り、怒り、非がわからない」三毒とんじんち

あけまして…という言葉がはばかれるくらいに、お正月元旦から連続で「どうしちゃったんだ?ジャパン」のような悲しい出来事が続きましたが、せっかくなので、1年の始まりにふさわしいお話を。

貪瞋痴(とんじんち)という言葉がある。仏教で心の三毒と言われている。

貪(とん)とは、その漢字の通り、むさぼることで貪欲に際限なくあれこれ欲すること。「あれがほしい」という物欲に関しても、たとえ最初にほしいと思った

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