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リカバリー・カバヒコ 青山美智子 光文社
オーディブルにて。
以前、新聞の書評で見たことがあったのを思い出して。
さびれた公園のアニマルライド。
リカバリー・カバヒコと名付けられたその遊具は、治したい場所を撫でるとご利益があるという。
同じマンションの住人で、立場も環境も違う複数の登場人物が、それぞれの問題を乗り越えていく群像劇。そのところどころで「カバヒコ」が登場し、問題解決の時のちょっとした支えや緒になるという設定。
たとえば、
そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ 文春文庫
オーディブルにて。
現実にはなかなか、あり得ないだろう夢物語のような部分もたくさんある。世の中、そんな風にはいかないだろうと言いたくなる設定もたくさんある。
でも、それでもどこか読後感が良いのは、ここに出てくる登場人物全員が、とてもマイペースで、自分を持っていて、そして惜しみなく主人公のことを大好きで、大事にしていることが伝わってくるからなのだろう。
世間一般の常識からしたら「そんなの、アリ?」と
3月ライブ、つづきその2
第四土曜の22日、久しぶりにヒコーキに乗りました。
行き先は宮崎県。
コロナ前は毎年お世話になっていた、国富町のほけだけというところにあるパークハウスです。
チャンとした塩を作っていたり、美味しい、本当に美味しいお豆腐を作っていたり。
まさに自然の恵みを味わえる場所。
イベントで顔は合わせていたものの、ゆっくり共演するのは初めての、つるZEE と、ソロでの共演は初めてのJ I N N さんとも会
汝、星の如く 凪良ゆう 講談社
オーディブルにて。
掛け値なしに面白かった。
運転中の暇つぶしのつもりが、続きが知りたくて、渋滞すれば良いのにと思ってしまったほど。
生きづらさと闘う、若い世代の苦しみが丁寧に、丁寧に描かれていく。島、という閉鎖的な設定は、昔ながらの人付き合いの重苦しさを自然にしているけれど、現代でも、都会でも、思い当たる同じようなことはたくさんある。たとえカタチが異なっても、ヒトはつるんでウワサをするのが好き
仇敵 池井戸潤 講談社
思わずドラマ化するなら誰をキャスティングしようかと思い巡らせてしまった。
銀行印という設定の主人公の有能さと勇敢さはちょっと現実的ではないけれど、エンターテイメントとしてこれだけ優れていれば、そんなことは全く気にならない。
財務諸表の読み解きなどが繰り返し出てくるところは映像向きではないのかもしれないけれど、文句なしに面白かった。