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記事一覧

日々をまたつづりたいな、という希望。

「いつが最後なんだっけ?」 自分の投稿見ていたら2020年10月が最後らしく、もう2年も書いていないのかなんて思ったけれど、2022年1月の下書きがある。 全く書いていない…

ハルカ
1年前
1

「津和野で暮らす」を考える ー遠隔診療のことー

こんにちは。 遠隔診療の取り組みを担当している、カタヤマハルカです。 「畑迫地区で取り組みはじめた遠隔診療のことも紹介していこう」と思っていたら、日が経つスピー…

ハルカ
3年前
10

1年をふりかえって

島根に暮らはじめて丸1年。 意外とあっという間で、何してたのかほとんど覚えていない。 こういう時に、日記とかキロクをつけておけばよかったなって思うけれど、いろい…

ハルカ
4年前
5

どう過ごしていたいかを書き残していたことを、今もずっと変わらずに思っている。

「目の前にいる人に笑っていて欲しい」 自分がどんなことをしたいかウンウン頭を唸らせて考えても、ここを通らないことはない。 奉仕とかそんなんじゃなく、楽しく生きて…

ハルカ
4年前
8

ただ、あったかい世界に生きていたい

ちょっと疲れたとき、ふと帰りたくなる場所がある。 それは行きつけのカフェのような、飲み屋のような場所かもしれない。ちょっと遠く離れた場所かもしれない。 今、わた…

ハルカ
4年前
10

さよなら。きっといつか愛せるモノたち

手放してしまいたいモノが、山ほどある。 ちょっぴり猫背なところとか、こだわりにハマると周りが見えなくなっちゃうとか、レスポンス溜め込むこととか...。 手放したいモ…

ハルカ
5年前
4

はじまりはいつも突然。 そして、いつだって不安だ。

「来月から、こっちに来てもらうことになりました」。 そう告げられたのは、3月もそろそろ終わるころ。 島根に行くかもしれないと話はしていたけれど、まさか数十日後だ…

ハルカ
5年前
3

春には花が咲くように。

「春花」 ありがたいことに、私の名前には「春」を象徴する漢字が2つ入っている。 常に春をまとって生きているんだ。と嬉しく思ったのは、つい最近のこと。 なんだかこ…

ハルカ
5年前
4

新しい時代、新しいはじまり。

「新元号は、令和であります」。 あの日わたしは、島根にいた。 『平成』が1ヶ月もしないうちに終わってしまうのか。と、寂しく思いつつも、これから始まる新しい時代に…

ハルカ
5年前

誰もキミを変えられないから、わたしを変えることにした。

馬を水飲み場に連れていくことができても、飲ませることはできない イギリスのことわざで、他人を変えることができないという意味がある。 英語で書くと「You can take …

ハルカ
5年前
5

知らない街を歩くこと。

長距離バスと1時間に1本の電車に乗って、初めての街へ。 島根県の西部にある「津和野」。 山陰の小京都といわれ、かつて城下町として栄えた街。 この街へやってきたの…

ハルカ
5年前
2

旅先の名物じゃなくて、食べたいものを食べてもいいよね

どうしてもタイ料理が食べたくて、タイ料理のお店に行った。 ここまで聞くと、「へぇ」くらいにしか思わないかもしれないから、ちょっとだけ付け加えておくと。 大阪に来…

ハルカ
5年前
2

いつだって、自然は隣り合うものだから

3.11 日本に住んでいる誰もが、「あの日を、忘れない」と呟く日。 それほどに甚大な自然災害が日本を襲った。 地鳴りのように揺れる足元、一気に押し寄せてくる波、帰ら…

ハルカ
5年前
5

愛とか恋に、まだ答えがなくてもいいですか?

「愛ってなんだと思う?」 運転席に座る男の子が話しはじめる。 愛ね、愛。なんだろう。そんなこと急に言われても困るから、 なんだろうね。そう答えた。 この前まで3…

ハルカ
5年前
7

私を生きること

自分の これ と 誰かの それ 自分の時間を楽しむ これ 誰かのためにする それ 誰かの「それ」は誰かのものだけれど、 自分の「これ」と、誰かのためにする「それ」は、 …

ハルカ
5年前
4

#とある一冊 02

「次の外来、いつにしますか?」 この一言に救われる人がいるんだと思うと、ぎゅっと胸がしまる。 ある医者が、末期癌の患者にやっとの思いで口にしたこの一言が、患者が…

ハルカ
5年前
6
日々をまたつづりたいな、という希望。

日々をまたつづりたいな、という希望。

「いつが最後なんだっけ?」

自分の投稿見ていたら2020年10月が最後らしく、もう2年も書いていないのかなんて思ったけれど、2022年1月の下書きがある。

全く書いていない訳じゃなくてよかったとホッとしたと同時に、
溜まっていた下書きを見ていると、思うことは日々たくさんあって最後の「投稿」をポチッと押す勇気がなかったことや、半年はつらつらと何かを綴ることもなかったんだなって、自分に寂しさを感じ

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「津和野で暮らす」を考える ー遠隔診療のことー

「津和野で暮らす」を考える ー遠隔診療のことー

こんにちは。
遠隔診療の取り組みを担当している、カタヤマハルカです。

「畑迫地区で取り組みはじめた遠隔診療のことも紹介していこう」と思っていたら、日が経つスピードに追いつけず。気がついたら10月を迎えていました。(本当は、そのうち…と思ってやらなかっただけです。すみません。)

さて、本題!といきたいところですが、まずは津和野の現状をご紹介させてください。

中山間地域(※1)である津和野町は、

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1年をふりかえって

1年をふりかえって

島根に暮らはじめて丸1年。
意外とあっという間で、何してたのかほとんど覚えていない。

こういう時に、日記とかキロクをつけておけばよかったなって思うけれど、いろいろ理由つけてやらない事が目に見えているから、本当に心の底から決意しない限り、やらないんだろうなと思う。

自分で自分に困ってるから、すればいいんだけどね。習慣に。

序盤からこんな調子だけれど、何か書いて残しておきたいことに変わりはないの

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どう過ごしていたいかを書き残していたことを、今もずっと変わらずに思っている。

どう過ごしていたいかを書き残していたことを、今もずっと変わらずに思っている。

「目の前にいる人に笑っていて欲しい」

自分がどんなことをしたいかウンウン頭を唸らせて考えても、ここを通らないことはない。

奉仕とかそんなんじゃなく、楽しく生きていたいから、せめて自分と過ごす時だけでも、目の前にいる人に楽しく過ごしてもらいたい。

悲しいことよりも、楽しいことを。

初めましての人もそうでない人も一緒に、過ごす時間を楽しみたい。

できないからって諦めるんじゃなくて、自分の暮ら

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ただ、あったかい世界に生きていたい

ちょっと疲れたとき、ふと帰りたくなる場所がある。
それは行きつけのカフェのような、飲み屋のような場所かもしれない。ちょっと遠く離れた場所かもしれない。

今、わたしが所属しているオンラインサロンは、そんな場所。
ときどきしか会えないけれど「ときめき」をキーワードに集まった人たちのいる世界はあったかい。

あったかい世界のはじまり

1、2つくらいオンラインサロンに参加したことはあった。でも、なんと

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さよなら。きっといつか愛せるモノたち

さよなら。きっといつか愛せるモノたち

手放してしまいたいモノが、山ほどある。

ちょっぴり猫背なところとか、こだわりにハマると周りが見えなくなっちゃうとか、レスポンス溜め込むこととか...。
手放したいモノは、家の中じゃなくて、わたしの中にあるモノ。

意識して取り組めるのは1つ、2つくらいで、あれもこれもと何でもできるほど器用じゃない。だから、全部手放すまでにはとーっても時間がかかるだろう。きっと、終わる頃にはシワシワのおばあちゃん

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はじまりはいつも突然。 そして、いつだって不安だ。

「来月から、こっちに来てもらうことになりました」。

そう告げられたのは、3月もそろそろ終わるころ。
島根に行くかもしれないと話はしていたけれど、まさか数十日後だとは夢にも思っていなくて、唐突だなと思った。でも、それ以上にワクワクしている自分がいた。

あの日思い描いていたことにチャレンジできる!そう思った。

それなのに、いざ目の前にすると、自分が思い描いていることは本当にできるのだろうか?と、

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春には花が咲くように。

春には花が咲くように。

「春花」

ありがたいことに、私の名前には「春」を象徴する漢字が2つ入っている。

常に春をまとって生きているんだ。と嬉しく思ったのは、つい最近のこと。
なんだかこの気持ちを忘れたくなかったから残しておこうと思う。



小さい頃から思春期まで、自分の名前が好きじゃなかった。

そんなことを親の前で言ったら泣かれるだろうから、口にしたことはないし、
友人の前でも口にしたことはない。

これと言っ

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新しい時代、新しいはじまり。

新しい時代、新しいはじまり。

「新元号は、令和であります」。

あの日わたしは、島根にいた。
『平成』が1ヶ月もしないうちに終わってしまうのか。と、寂しく思いつつも、これから始まる新しい時代にワクワクしていた。

狙っていたわけではないけれど、自分の転換日と新元号の発表が重なったことは単なる偶然ではないような気もして、特別な気分だった。



新しい時代だから新しいことにチャレンジしよう。

そんな声もよく聞く。
そうしたい

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誰もキミを変えられないから、わたしを変えることにした。

誰もキミを変えられないから、わたしを変えることにした。

馬を水飲み場に連れていくことができても、飲ませることはできない

イギリスのことわざで、他人を変えることができないという意味がある。
英語で書くと「You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.」。



「変わってほしい」そう思って相手に投げかけた言葉が届いていないなぁと感じる人、結構いる

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知らない街を歩くこと。

知らない街を歩くこと。

長距離バスと1時間に1本の電車に乗って、初めての街へ。

島根県の西部にある「津和野」。

山陰の小京都といわれ、かつて城下町として栄えた街。
この街へやってきたのは、地域で活動している人たちに話を聞きたかったから。

「多拠点居住」や「移住」、「地域おこし」が話題だから訪れたというよりは、たまたま知り合った人から聞いた土地がどんな場所なのか気になったから。

知らないことを知りたい。そしてその土

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旅先の名物じゃなくて、食べたいものを食べてもいいよね

旅先の名物じゃなくて、食べたいものを食べてもいいよね

どうしてもタイ料理が食べたくて、タイ料理のお店に行った。

ここまで聞くと、「へぇ」くらいにしか思わないかもしれないから、ちょっとだけ付け加えておくと。

大阪に来て、タイ料理を食べに行きました。

こうすると「え。なんで大阪に来たのに、わざわざタイ料理?」ってなるよね。

でもそれくらいに、今日はタイ料理が食べたくでしょうがなかったんです。



旅先では旅先の名物を食べるもの。
と、思いがち

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いつだって、自然は隣り合うものだから

3.11

日本に住んでいる誰もが、「あの日を、忘れない」と呟く日。
それほどに甚大な自然災害が日本を襲った。

地鳴りのように揺れる足元、一気に押し寄せてくる波、帰らない人。あの日を思い出すたびに、どうしようも無い感情に襲われる。

親戚も知り合いがいるわけでもないし、行ったことがないし、当事者ではないけれど、ダイレクトに揺れを感じる地震は人生で3度目だった。

初めては、1995年に起きた阪神

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愛とか恋に、まだ答えがなくてもいいですか?

愛とか恋に、まだ答えがなくてもいいですか?

「愛ってなんだと思う?」

運転席に座る男の子が話しはじめる。

愛ね、愛。なんだろう。そんなこと急に言われても困るから、

なんだろうね。そう答えた。

この前まで3ヶ月くらい秋田にいた男の子は。
そこで出会った人生の先輩に「愛」ってなんだと思うと問いをもらったんだとか。

「その人は、踊ることで表現したりするんだって」

へぇ〜。

「身体表現とかあまりしたことがなかったからさ、なんか面白いな

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私を生きること

私を生きること

自分の これ

誰かの それ

自分の時間を楽しむ これ
誰かのためにする それ

誰かの「それ」は誰かのものだけれど、
自分の「これ」と、誰かのためにする「それ」は、
ぜんぶ自分なんだな。

#とある一冊 02

#とある一冊 02

「次の外来、いつにしますか?」

この一言に救われる人がいるんだと思うと、ぎゅっと胸がしまる。
ある医者が、末期癌の患者にやっとの思いで口にしたこの一言が、患者が生きる気力を取り戻すきっかけとなり、切なくもあたたかいストーリーがはじまる。



小説「神様のカルテ」は、ある一人の医者が信州にある地域の病院で生きることに向き合い懸命に生きていく物語。

主人公は、夏目漱石を敬愛する古風な医師・栗原

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