記事一覧
4月の日記-風になったみたいな轟音なのに
4.22
春の健康診断に向かう途中、わがつまさんの「犬が通る」をきく。わたしはこの曲をどこから見つけたんだっけ。SNSのタイムラインか、Apple Musicのおすすめか。忘れちゃった。誰もいない県立病院への細道を小さく手で指揮を振りながら歩いた。「空っぽの私 誰にも優しくなれない 忘れ始めている 遠くなっている」
診断は異常なしだったけれど体重が東京にいた頃より3キロ落ちていた。
4.23
な
4月の日記-確かに整ったハーモニー、春が過ぎる
4.16
ようやく風邪が少しなおった感じがする。久しぶりに弾き語りの曲を作ろうとするも、とっかかりが掴めなかった。自分が思う技巧的なもの、格好いいもの、幻想的なものを作ることはできない(気持ちが結局は乗らないし、それは隣の芝青し現象なので)という諦めは持っていて、作り始めてしまえばこねくり回さずにいけるはずだけれど、テーマが掴めないとそもそものエンジンがかからない。いつかかけたらいいなあ。諦め。
4月の日記-もうわたしは誰のヒーローにもなれないしならない
4.8
午後、ちょっと喉に違和感があって、家に帰ったらぽわぽわとしはじめた。これは、風邪がはじまるなあ、と思う。色々と原因を考えてみる。うっすらクーラーの当たる部屋でずっと仕事をしていたからかもしれない。ここ数週間色んなジャンルのことをやりすぎたのかもしれない。季節のせいかもしれない。
寝たら治るとおもって、布団を頭の上までかぶって横になる。
眠れなくてyoutubeで「僕らの別荘」を観る。
4
4月の日記/雨が降っていたからデニーズでデビルズブラウニーサンデーを食べる
4.1
雨が降っていたからデニーズでデビルズブラウニーサンデーを食べる。低気圧に脳みそが締め上げられるようになっているのが治まっていくわけでもないのだけれどまさに悪魔的な甘味こそ一番の処方箋だと思って長いスプーンでデビルズブラウニーサンデーを食べる。誰も座らないカウンターで休日に撮ったMVの編集をする。ほぼ絵コンテ通りにいって不安になったので1日寝かせることにする。お会計の時に「いつもありがとうご
3月の日記-特別に生まれたわけじゃない
3.24
「百年」に納品に行く。百年が置いてくれていることが大きな精神的支えになっていることを再確認する。昼は来週撮影するMVのロケ地を探して歩きまくった。「ここだよなあ、多分」と思っていた公園がにぎわいすぎたり画角のバリエーションがなかったりして、逆にたまたま見つけた公園がよくって、引き返してそっちに決めた。
甲府に帰る前に映画『デデデデ』を観た。原作を何回も読んでいて、自分の中でキャラのトーン
3月の日記-嫉妬のようなものだったから
3.16
夜、しゃぶしゃぶを食べて、ごまだれよりもポン酢の方が断然おいしく感じられることを再確認した。もうごまだれじゃないと嫌だった頃には戻らないのだ(大人になりきってしまった、ということを実感するばかりの日々です)。
一緒に食べていたパートナーと「しゃぶしゃぶはお肉いっぱい食べられていいよね」って言い合った。胃弱。
3.17
美術の作品を、多分人生で初めて買って、それが届いた。嬉しくって本棚に
企画-終電がきて3月がおわる
*期間*
3月31日(日)0:00〜23:59
*対象*
期間中、オンラインストア「放課後」からアイテムをご購入くださった方
*内容*
3月31日にオンラインストアの商品をご購入くださった方限定で、アイテムに手書きの手紙を同封して郵送させていただきます。
☆ご購入の際、備考欄に「新年度への不安や期待」をご記入ください。特に思い当たることがなければ、なんでもいいです、近況や最近の悩みなどをご記入
3月の日記-寂しくはないけれどひとりだ
3.8
攻殻機動隊を観ている。難しい会話が多くって細部まで理解することができないのだけれど、人生の悲哀が垣間みえる大人の雰囲気を楽しんでいる。
冷蔵庫に入っていた魚肉ソーセージの期限が過ぎていた。多分ほとんどの食材の期限が過ぎているのだと思う。そんなのを確認するのも億劫になってここまで来てしまった。
3.9
朝からずっと仕事だったので久しぶりに張り詰めていた。うまく行ったかはわからないけれどとり
繰り返す毎日の中で、文化的な体験を通して何かが変わる
✳︎目の前の人たちを喜ばせるところから
だからオードリーの東京ドームの配信観てたのね。春日みたいな圧倒的なスターと行ったデュオリサイタルで、よしきは完全な「じゃない方芸人」だった。私の周りに座っていた同い年くらいの男女が、明日人くんの話をして、明日人くんのMCで笑っていた。
演奏会が始まって、よしきが舞台に出た時、顔を上げて全体をゆっくりと見回していていた。「ここにきているお客さんに向けて
言葉によって私たちの間に距離が生まれて
今回の好き:角銅真実『oar』
たるい)角銅真実さんのアルバム『oar』。持っているレコードの中で一番聴いたアルバムなんだよね。
いつか)え?そんなに?
たるい)そう。一時期エンドレスで聴いていた。角銅さんは打楽器専攻の方っていう話をしたけど、ピアノも弾くしギターも弾くしフルートも演奏する方で、この人の中で音楽を奏でるっていうことと感覚的な部分がすごい近いところにあるんだろうなと思う。音楽を
残ったケーキに手紙を添えて
*期間*
3月12日(火)0:00〜3月14日(木)23:59
*対象*
オンラインストアから歌集「いないとケーキ余っちゃうから」をご購入くださった方
*内容*
本に手書きの手紙を同封して郵送いたします。
ご購入の際、備考欄に「最近の悩み」や「嬉しかったこと」など、近況を(ほんとなんでもよいです)ご記入ください。特に書くことがなければ企画にちなみ、「好きなケーキ/おすすめのケーキ」を教えてくだ
3月の日記-全部食べちゃうよ?
0301
いつもいくチェーンではない喫茶店に中学生くらいの女の子ふたりが「すごーい」「かわいいねぇ」と入ってきた。ちょっとそわそわしているのが伝わってくる。運ばれてきたカプチーノとマフィンのセットを店員がいなくなってから「お客さま、どうぞ」とお互いに勧めあって笑っている。
「わたしまだ、一人でお店入ったことないんだよね」
「え、わたしなんでも入れるよ」
「すごいじゃん」
「昨日一人で中華屋さん入っ
2月の日記-喪失の予感についてとか
2.22
蟹の親子さんの「脳のお休み」を読んだ。何か感想を言うのが少し怖い本だった。親が死にかけたことと、自分がこの家に生まれてきたことについて考えていた実家の二段ベッドの天井を思い出した。外が急に明るくなって、ハリーポッターと秘密の部屋のロンウィーズリーみたいに空飛ぶ車に乗って誰かが来たのかと思ったら、近所の子供が虫とりかなんかで持っていた懐中電灯をいたずらで僕のへやにむけていただけだった。なぜ
2月の日記-じゃあな!おやすみ。
2.14
タブッキの「インド夜想曲」を読む。特別だと思った。一つの鉱山で一個だけ見つかった特別な鉱石みたいな、奇跡的な本だった。コエーリョのアルケミスト、サン=テグジュペリの星の王子さま、フィッツジェラルドのグレート・ギャッツビーみたいな。この本に今まで出会ってこなかったこと、まだ出会っていないこんなふうに特別な本がきっとたくさんあることが、わたしの現在の不幸であり未来への最大の幸福だと思う。