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街歩き

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大倉山梅園と大倉記念館を訪れて

大倉山梅園と大倉記念館を訪れて

私は、丁度一年前、左股関節を人工関節に代替する手術と加療で約2ケ月間、入院していたが、退院時から術後の筋肉強化のため、毎日5000歩から6000歩を目標にウォーキングしている。

何とか継続できているが、このウォーキングに変化を持たせるため、週一日は、自宅付近から少し遠出し、趣を変えることを心がけている。

先日、梅の季節であることを思い出し、東急東横線沿線の大倉山を訪れた。

小さい頃から学生時

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人生とは不思議なもの - 加藤登紀子さんのコンサートに参加して

人生とは不思議なもの - 加藤登紀子さんのコンサートに参加して

先日、横浜の関内で開催された加藤登紀子さんの「ほろ酔いコンサート」に参加した。
横浜でのこのコンサートの開催は、もう40回以上になるとのことで驚きである。

昨年は、コロナ禍で中止となったコンサートであるが、今年も会場は満員で、ご本人に対する底堅い人気を感じさせた。

私は加藤登紀子さんをデビュー以来、知ってはいたものの、それは、東大卒の女性歌手として、そして、亡くなられたご主人の藤本さんの収監中

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「英国王室が愛した花々、シャーロット王妃とボタニカルアート展」を訪れて。
古きものと新しきもの!

「英国王室が愛した花々、シャーロット王妃とボタニカルアート展」を訪れて。 古きものと新しきもの!

この11月下旬、東京都港区白金台の東京庭園美術館で開催されていた「英国王室が愛した花々」と題する展示会を訪れてみた。

私がこの展示会を訪れた理由は、ひとつは、つい数年前まで、私が仕事の事務所を設けていたのが、白金台で東京庭園美術館のすぐそばであったこと。

もうひとつは、サラリーマン時代の若い頃、初めて海外駐在として赴任した先が、英国ロンドンであったことの二つの理由であった。

私も在英時、訪れ

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街歩き - 武蔵小山~林試の森公園

街歩き - 武蔵小山~林試の森公園

秋深くなってきたが、少し歩けば、気温や風向きの様子、鳥のさえずりや草花の動向などが手に取るように感じられる。

今日は、本当に久しぶりに東急線武蔵小山駅で下車した。

一体、何年ぶりだろうか?

街は、駅を含めて新しい建物と昔からの古い建物が混在しているような景観である。

一緒に来た友人が、予約してくれていた駅からほど近い、日本蕎麦屋で昼食をとったが、とても幸せ感を感じさせてくれる美味しい天ぷら

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東京丸の内 2. 時代の移り変わりを象徴する丸の内

東京丸の内 2. 時代の移り変わりを象徴する丸の内

東京ステーションギャラリーで開催されていた木彫り彫刻の「藤戸竹喜氏」の彫刻展を退室後、友人とランチをとり、丸の内周辺を二人で数時間、散策した。

丸の内は、今年の1月に丸の内に本社がある商社の仕事で訪れて以来であった。

通常、この地には、仕事で来て、終われば帰路につくというパターンなので、
これまでは、丸の内をゆっくりと散策するという機会はほとんどなかった。

然しながら、この街は、私が大学を卒

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東京丸の内⒈ 木彫り彫刻「藤戸竹喜氏」から学んだこと

東京丸の内⒈ 木彫り彫刻「藤戸竹喜氏」から学んだこと

先日、仲のいい知り合いに誘われて、木彫り彫刻「藤戸竹喜氏」の彫刻展に参加した。

場所は、東京駅構内にある東京ステーション・ギャラリー。

このギャラリーは、1988年、東京駅中の美術館として、駅を単なる通過点ではなく、香り高い文化の場を提供するという願いのもと、東京駅丸の内駅舎内に開設された美術館とのことである。

藤戸竹喜氏や彫刻等について全く門外漢の私であるが、参加して教えられたことが非常に

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河津への旅 - 失うものがあれば、得られるものもある!

河津への旅 - 失うものがあれば、得られるものもある!

コロナ禍による自粛生活もほぼ1年半になる。

6月20日、3回目の緊急事態宣言の解除をうけてこの6月末、思いきって伊豆半島の河津に出かけた。

河津への旅は、1年半ぶりである。

横浜から、踊り号の新型車両サプールで、ほぼ2時間弱、河津に到着、時節柄、車内は空いていて、とても快適であった。

河津の駅舎を出たところに川端康成の小説で有名な「伊豆の踊子」の像が立っている。

河津町は、伊豆半島の南端

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葉山の海歩き

先日、思い立って湘南の葉山の海へ車で出かけた。

第三京浜、横浜横須賀道路を経由し、逗子で一般道へ、そして葉山の御用邸前を左折して立石駐車場へと。

立石とは、波打ち際に突き出した高さ12m、周囲約30mの巨岩の呼び名だそうである。

この地は古くから景勝地として知られ、初代歌川広重が『相州三浦秋屋の里』を描いたということで「かながわの景勝50選」にも選ばれている地とのことである。

立石駐車場の

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変わらずにあり続けるもの、死者への思い

変わらずにあり続けるもの、死者への思い

私は、市民の生涯学習の場として設けられた某市民アカデミーが主催する「人間学再論」という講座にここ数年参加している。

講座の内容を要約すると、我々、人間の避けられない、思うようにならない、四つのもの、即ち「生まれること」「老いること」「病気になること」「死ぬこと」いわゆる「生老病死」に関して、我々、人間が何を願い、何を楽しみ、何を悲しみ、そしてそれらをどのように求めたり、表現したりしているのであろ

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街歩き - 古えから続く心の風景

街歩き - 古えから続く心の風景

6月になると紫陽花が楽しめる季節となる。

コロナ禍前には、この季節になると鎌倉の紫陽花寺として有名な明月院や長谷寺を訪れていたが、人出の多さ、訪れるまでの時間、そしてもっと決定的だったのが、昨年来のコロナ禍が、必然的に私の足を彼の地から遠のかせてしまった。

そんな中で、かって近く住んでいたこともあって多摩川台公園の紫陽花を思い出し、久しぶりに訪れてみた。

多摩川台公園は、東急線多摩川駅から歩

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街歩き - 田園調布 「私の癒しとは」

街歩き - 田園調布 「私の癒しとは」

昨今のような「Stay Home」の日常化でストレスの溜まる日々、そんな時にこそ「癒し」につながるような気分の転換が必要であろう。

では、一体、「癒し」とはどのようなことであろうか?

「癒される」とは、穏やかな気分になること、ストレスが軽減されること、という意味の言葉だそうである。

「そこに行くと穏やかな気分になる」或いは「その人といると安心できる」ということであろう。

そういう意

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街歩き - 池田山

街歩き - 池田山

もう2年越しとなる自粛生活、旅などの遠出もままならずで、どうしても運動不足やストレスを感じてしまう昨今。

とはいえ、毎日運動するというのもなかなかハードルが高いので近隣で且つ人出の少ない場所を散歩することを思い立ち、思案している中で「東京半日散歩」なる本を目にした。

比較的、自宅から近い「池田山から自然教育園へ」というコースに、この5月の連休に出かけてみた。

JR五反田駅から坂道を歩くこと約

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