新井 怜

底なしの青というバンドでドラムを叩いております。日々考えることとドラムを叩くことだけで…

新井 怜

底なしの青というバンドでドラムを叩いております。日々考えることとドラムを叩くことだけで暮らすのが目標です。ピクサー映画とセブンイレブンとBaseBallBearをこよなく愛します。

マガジン

  • モノカキ、モノカケル 第一弾

    大好きな広義のモノカキ(=物書き、物描き)のみなさんと、「モノ・コト」を通して作品を作り上げ、語ることによって届ける企画。「自分の物語」にあふれるSNSで、あえて「モノ・コト」を語り作り上げることを伝え、「どこへ向かうか分からないわくわく」を共有する、そんな記事の数々とくとご覧あれ! 第0回 僕の決意と「見たいSNS」を作るための作戦 第1回 ×長利和季さん  「僕らから一番と遠いものa.k.a.“少女漫画原作の邦画”をちゃんと見て思ったことをかいてみる」 第二回  ×nemurieye様 「お互いの『とっておきの一首』をもとに連想されるテーマでエッセイを書いてみる」 第3回 ×小谷あすか様×nemurieye様 「新井とnemurieyeさんの共作物語短歌4首とそれをモチーフにした一枚絵」

  • 長利和季さんへインタビュー〜表現者たちの伏線〜

  • 2019年の傑作選

    とりあえず読んでいただきたい記事たちです。これを読めば新井のことが大体わかる(はず)!

  • 表現者たちの伏線

  • 1st アルバム「四季折々」について

    底なしの青の1stアルバム「四季折々」についてたっぷり語り尽くした記事のまとめです。CDを聴きながらぜひ!

記事一覧

固定された記事

SNSに疲れた僕がまだみたいと思うものについて〜モノカキ、モノカケル Vol.0〜

SNSに疲れた。Twitterに疲れた。インスタは見なくて良くなった。Facebookは誰もやってない。 僕だけじゃない、この感覚は(多分この流行病の影響もあって)一つの勢力的に…

新井 怜
3年前
18

最近は主に短歌の更新に使っていたnoteですが、
今は9月半ばの締め切りであるとある短歌賞に応募する作品を作っているため、公開を控えておりました。
また、別名義での活動で文章をガッツリ書いたり創作の時間をつかっていたので、こちらの更新が息をひそめていましたとさ。

新井 怜
1年前
1

なんと!ついにiPadを購入しました🎉
別名義で行っている活動でどうしても手書きでデジタルの画像に書き込む必要性があり、意を決してついに手を出しました…
想像以上に色々なことができそうなので、ワクワク。
これを機にまたこっちに文章を書こうかな、と思ったりしております。

新井 怜
1年前
2

短歌:from「お話」to「お話」ー(ほぼ)1日1首 2022 2月ー

1 いつだって言葉を借りているようできちんと出自がわかる人生 2 「魔法だよ?」解けたらすぐに水になるロックアイスにお金を払う 3 (訳知らぬ)君はデジタル指さ…

新井 怜
2年前
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短歌「CirCle」ー(ほぼ)1日1首 2022 1月ー

1 ゆるゆるとあけてしまった、大股でかつては越えた年の境目 2 下品だと何を言っても響かない、機知と年輪 少しの浪漫 3 相対し母と話せばそれだけで何故か涙が溢れてし…

新井 怜
2年前
5

短歌 「でてこない」

数えてみれば、2021年の間に117首、メモに書き溜めていました。その中から抜粋して20首ほど、ここに残しておきます。 1(スーパーマンに捧ぐ) この星で2本足で立つ術が「…

新井 怜
2年前
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何者でもない僕たちが”当事者”を想うとき~「竜とそばかすの姫」の何が消化不良なのか~

※この記事は細田守監督最新作、「竜とそばかすの姫」の重要なネタバレを一部含みます。鑑賞後の閲覧を強く推奨します。 人の弱みは、誰かの生きがいになっている。 こう…

新井 怜
2年前
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ショタと一緒に流星群を見た話

「あの日、星が降った日…」といえば「君の名は。」ですが、ほかにも数多くのフィクションに印象的に用いられている流星群。 個人的には「ペルセウス座流星群 きみもみて…

新井 怜
3年前
18

何もかも具体的じゃなくて憂鬱な夜に~遅れてきたコロナ禍~

最近の僕は、グレてます。 今日日真顔で「グレる」って言葉を使う人もすくないそれが適切な形容な気がします。 もっと言葉を噛み砕いて説明すると、僕は「グレる」という…

新井 怜
3年前
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「生まれ」とオーバーブロットの関係~なぜラギー・ブッチはオーバーブロットしなかったのか~

第5章のストーリー配信開始によってまた沸き立っているツイステ界隈ではございますが、今日は自分なりに考えた「オーバーブロットするキャラの共通点」についてお話ししよ…

新井 怜
3年前
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男による男のためのツイステ指南書

そこの男子諸君。「ツイステ」は女子のものと、そう思っていないだろうか。 もしそうだとしたら、それは大変な勘違いです。ツイステは野郎でも楽しめる、否、野郎にこそ楽…

新井 怜
3年前
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ハタチアラウンドをやってみて

今日は一昨日に引き続いて、先日行った「ハタチアラウンド」というイベントについて、当日のレポ的なものを書いていければと思います。 前日譚的なものはこちら↓ コンセ…

新井 怜
3年前
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ハタチアラウンドができるまで

ちょうど1週間前、僕と同い年のシンガーソングライター、オオクボハルカと一緒に「ハタチアラウンド」というイベントをやりました。 今日からはそのイベントの開催に至っ…

新井 怜
3年前
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美容師との間にある“間合い“のコミュニケーション

美容師さんは僕に興味がない。知らんけど。そして同様に、僕も美容師さんに前のめりな興味はない。 ゆえに散髪中のコミュニケーションは、とても特殊だ。 はじめましての…

新井 怜
3年前
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短歌 舐め腐ってた自己分析で

今日は、今年の5月ごろから9月にかけて作っていた短歌の中から一部抜粋してお届けします。 1「いつだって『女の子』のままでいてね」玉虫色のヘアピン、きらり 2dancin…

新井 怜
3年前
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店に並ぶと友情が壊れる

こと食事の関わる場面において、「並ぶ」ということが苦手だ。 でも、僕の言う「苦手」は、よく聞く「行列に並ぶのが苦手」みたいなタイプのそれではない。人気のアトラク…

新井 怜
3年前
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SNSに疲れた僕がまだみたいと思うものについて〜モノカキ、モノカケル Vol.0〜

SNSに疲れた僕がまだみたいと思うものについて〜モノカキ、モノカケル Vol.0〜

SNSに疲れた。Twitterに疲れた。インスタは見なくて良くなった。Facebookは誰もやってない。

僕だけじゃない、この感覚は(多分この流行病の影響もあって)一つの勢力的に、確実に、広まっている。

ここから僕は、なんとか離脱したい。なんとか離脱するために、僕は僕が観たいものを、僕がSNSに投稿したい(すべき)だと思うものを、自分で作ることにした。

もう、見たくないものは書かない
それに

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最近は主に短歌の更新に使っていたnoteですが、
今は9月半ばの締め切りであるとある短歌賞に応募する作品を作っているため、公開を控えておりました。
また、別名義での活動で文章をガッツリ書いたり創作の時間をつかっていたので、こちらの更新が息をひそめていましたとさ。

なんと!ついにiPadを購入しました🎉
別名義で行っている活動でどうしても手書きでデジタルの画像に書き込む必要性があり、意を決してついに手を出しました…
想像以上に色々なことができそうなので、ワクワク。
これを機にまたこっちに文章を書こうかな、と思ったりしております。

短歌:from「お話」to「お話」ー(ほぼ)1日1首 2022 2月ー

短歌:from「お話」to「お話」ー(ほぼ)1日1首 2022 2月ー

1 いつだって言葉を借りているようできちんと出自がわかる人生

2 「魔法だよ?」解けたらすぐに水になるロックアイスにお金を払う

3 (訳知らぬ)君はデジタル指さして、偽物と言った。もう歌えない。

4 少しだけ生命線をちぎったら今を大事にしていけるかな

5 生きるのが下手で生まれた過ちは、酒のつまみになれば上出来

6 これまでに捨ててしまったクーポンの総額なんて…しりたくなくな

7 でき

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短歌「CirCle」ー(ほぼ)1日1首 2022 1月ー

短歌「CirCle」ー(ほぼ)1日1首 2022 1月ー

1 ゆるゆるとあけてしまった、大股でかつては越えた年の境目

2 下品だと何を言っても響かない、機知と年輪 少しの浪漫

3 相対し母と話せばそれだけで何故か涙が溢れてしまう

4 「戦ってますか」と虚空から鳴って俯きながら向かうハイラル

5 おはようもおやすみなさいも当たり前みたいに一人、鳴る換気扇

6 天候か不摂生かは分からぬがシナプスも血もどろりと流る

7 健全なとこだけ手からこぼれて

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短歌 「でてこない」

短歌 「でてこない」

数えてみれば、2021年の間に117首、メモに書き溜めていました。その中から抜粋して20首ほど、ここに残しておきます。

1(スーパーマンに捧ぐ)
この星で2本足で立つ術が「集中」なんだと思う、今翔べ

2ぼくたちの月を蝕むおおぞらは一体どんな心地だろうか

3 君が今失ったのは才だけど、得たものもまた才だと思う

4 ゴシップに一喜一憂できてたらもっと友達多いと思う

5 (友人との旅に)

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何者でもない僕たちが”当事者”を想うとき~「竜とそばかすの姫」の何が消化不良なのか~

何者でもない僕たちが”当事者”を想うとき~「竜とそばかすの姫」の何が消化不良なのか~

※この記事は細田守監督最新作、「竜とそばかすの姫」の重要なネタバレを一部含みます。鑑賞後の閲覧を強く推奨します。

人の弱みは、誰かの生きがいになっている。

こういうと少し残酷ですが、シンプルに需要と供給のお話だったりします。

体の不自由な人を支える人、心に傷を負った人を癒す人。苦手なことを代行してくれるサービス。休日返上でボランティアに赴く人。

一定の需要を満たし、「やりがい・生きがい」に

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ショタと一緒に流星群を見た話

ショタと一緒に流星群を見た話

「あの日、星が降った日…」といえば「君の名は。」ですが、ほかにも数多くのフィクションに印象的に用いられている流星群。

個人的には「ペルセウス座流星群 きみもみてただろうか」

(SEKAI NO OWARI 「RPG」)がぱっと思い浮かんだり。

画面の中で見る分にはもはや、「また流星群か」という感じだったりしますが(最近の長編アニメ映画で花火か流星群のどちらも出てこないのは珍しいぐらい)、実際

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何もかも具体的じゃなくて憂鬱な夜に~遅れてきたコロナ禍~

最近の僕は、グレてます。

今日日真顔で「グレる」って言葉を使う人もすくないそれが適切な形容な気がします。

もっと言葉を噛み砕いて説明すると、僕は「グレる」というのは、

「世界に対して拗ねている」状態だと思っていて。

最近は、自分の周りの停滞感に、対抗も反抗もできずに、拗ねています。

世界は大きく変わった
3月とか4月とか、流行り病のせいで世界が文字通り「病んで」いた時期。

僕はある程度

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「生まれ」とオーバーブロットの関係~なぜラギー・ブッチはオーバーブロットしなかったのか~

「生まれ」とオーバーブロットの関係~なぜラギー・ブッチはオーバーブロットしなかったのか~

第5章のストーリー配信開始によってまた沸き立っているツイステ界隈ではございますが、今日は自分なりに考えた「オーバーブロットするキャラの共通点」についてお話ししようと思います。

まず、なぜこんなことを考え始めたかと言うお話をしようと思います。
僕は2章をはじめてプレイしている途中で、「オーバーブロットするのはラギーじゃないのね」と思いました。

ブロットの蓄積量が魔法の使用回数と比例するとしたら、

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男による男のためのツイステ指南書

男による男のためのツイステ指南書

そこの男子諸君。「ツイステ」は女子のものと、そう思っていないだろうか。

もしそうだとしたら、それは大変な勘違いです。ツイステは野郎でも楽しめる、否、野郎にこそ楽しめる部分に満ち溢れた素敵な作品なのです。

だから今日はそんなツイステの「男子のツボ」を刺激する部分のついて書いていこうと思います。

ツイステなんぞやまずは名前しか知らないというツイステ弱者諸氏のために、簡単に概要を説明していきましょ

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ハタチアラウンドをやってみて

ハタチアラウンドをやってみて

今日は一昨日に引き続いて、先日行った「ハタチアラウンド」というイベントについて、当日のレポ的なものを書いていければと思います。

前日譚的なものはこちら↓

コンセプトのその先で見えたもの当日は本番前にスタジオに入ってまず事前リハ的なことをふたりでやりました。

前のスタジオでやったカバー曲のアレンジを確認したり、世界狭いの間奏に苦戦するオオクボを見守ったりしました。

そのあとは撤収してオリジナ

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ハタチアラウンドができるまで

ハタチアラウンドができるまで

ちょうど1週間前、僕と同い年のシンガーソングライター、オオクボハルカと一緒に「ハタチアラウンド」というイベントをやりました。

今日からはそのイベントの開催に至った経緯とか、せっかく動画も残したのでセットリストの話とかをしていこうと思います。

まず、去年の6月に、オオクボハルカとお互いやってるバンドで対バンしまして。

そこで「同い年のバンドやってる人だ!!!」ってそれだけで嬉しかったんですよね

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美容師との間にある“間合い“のコミュニケーション

美容師との間にある“間合い“のコミュニケーション

美容師さんは僕に興味がない。知らんけど。そして同様に、僕も美容師さんに前のめりな興味はない。

ゆえに散髪中のコミュニケーションは、とても特殊だ。

はじめましての距離感から始まり、その距離を両者とも詰める必要がない、そんなコミュニケーション。

これが接客業であれば、売る側は僕の好感度をあげようとアクションを行うでしょう。

はたまた好意を寄せる相手であれば、逆に好感度を得るべく自分からアクショ

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短歌 舐め腐ってた自己分析で

短歌 舐め腐ってた自己分析で

今日は、今年の5月ごろから9月にかけて作っていた短歌の中から一部抜粋してお届けします。

1「いつだって『女の子』のままでいてね」玉虫色のヘアピン、きらり

2dancing in the nightでチャーミングなところ見せて、かかるオザケン

3本麒麟 豚バラキムチ 白い飯 レモンサワーに溶かす下ネタ

4まだ日々は学生として過ぎていく まだここにない出会い、リクルート

5息潜めじっと伏すの

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店に並ぶと友情が壊れる

店に並ぶと友情が壊れる

こと食事の関わる場面において、「並ぶ」ということが苦手だ。

でも、僕の言う「苦手」は、よく聞く「行列に並ぶのが苦手」みたいなタイプのそれではない。人気のアトラクションに並ぶことや、GWで混んでいる博物館の前の行列に並ぶのは、なんら問題ない。別にミーハー心を恥じているわけではないからだ。

本当に「飲食」がその行列に関わっているときだけ―例えば混んでいるラーメン屋とか、人気の屋台とか―並ぶのは抵抗

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