To be continued!
キリちゃんはいつだって私のピンチに駆けつけてくれる。例えば私は階段から足を滑らせた後にやって来るはずの衝撃からも、脳天に直撃していたはずの植木鉢からも、心臓を撃ち抜く筈だった弾丸からも、全身をめちゃくちゃにするはずだった脇見運転の大型トラックからも、キリちゃんの手により間一髪で救われる。絶妙なタイミングで颯爽と現れて私を救い出すキリちゃんはどんなフィクションのヒーローよりも格好良い。ただこれは最近気付いたのだけど、どうも私が直面する危機の程度は確実に大きくなっているらしい。私