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私が完璧主義の鎧を脱いだとき
子どもに対して「聞き分けがいい」って、あまり褒め言葉ではないと思う。
私は幼少期、「聞き分けがいいねえ」と言われて育ってきた。その言葉はけっこうな効力の呪いで、聞き分けが良くなければいけないんだ、という強迫観念になった。
小中学生の頃の私はTHE優等生で、学級委員やら、生徒会やら、合唱祭の委員長やら、臨時でお願いされる掃除当番までこなした。
それらの役割を果たすことで、自分はいていいんだ、とい
しあわせになるということ
幸せになることが怖いと感じるのは、異常だろうか。
幸せってなんだっけ、と朗らかに歌うコマーシャルが昔あったな、なんて思いつつ、幸せについて考えてみる。
日常感じる幸せはたくさんある。
1週間仕事を頑張った後のビールとか、洗濯物が乾いた時の匂いとか、気持ちよく朝を迎えられた時とか。
いわゆる小さな幸せの閾値はだいぶ低い方だ。
でも、何か足りないと思うのは何故だろう。
こびりついて取れない油汚れ