記事一覧
新型コロナウイルス感染後2年間における死亡・入院・後遺症発症リスク
2023年8月21日「nature medicine」誌に新型コロナウイルス感染後の後遺症を2年間追跡した大規模なコホート研究結果が掲載されました。
新型コロナウイルスに「感染した」約14万人と
新型コロナウイルスに「感染していない」約600万にを比べた本研究
新型コロナウイルス感染中に入院しなかった、いわゆる「軽症」の方でも
感染後180日まで死亡リスクが高い(感染後90日まで約2倍)
2023.8.26時点の新型コロナワクチンの情報
2023年9月20日から新型コロナワクチンの追加接種が生後6ヶ月以上の全年齢の方を対象に始まります。
今秋から開始されるXBB.1.5対応ワクチンは現在流行しているXBB株だけでなく、今後主流株となる可能性が高いEG.5.1株への効果も期待されています。
モデルナのXBB.1.5対応ワクチンを接種することでXBBだけでなくEG.5.1に対しても中和抗体が上昇すると報告されています。
新型コロ
7日間の療養後も約50%で感染性のある新型コロナウイルスを保有している
新型コロナウイルスはヒトからヒトへ感染する力が高く、感染できる期間も長いウイルスです。
以前はウイルスの伝播防止のため、療養期間を「発症から10日間」求められていました。
一方で10日間の就業制限は社会活動への制約が大きく、令和4年9月から療養期間が「発症から7日」に短縮されました。
新型コロナウイルス-オミクロン株の感染後7日目以降に感染性を示すウイルスはいないのか、医療従事者を対象とし
新型コロナによる合併症~心筋炎~
新型コロナ感染症は肺だけでなく、全身の臓器に炎症を及ぼします
特に心臓に炎症がおこった心筋炎は、致命的な経過をとりうる合併症です
心筋炎の原因は新型コロナだけではありません
新型コロナ以外のウイルス、薬剤、そしてワクチンも心筋炎の原因となり得ます
新型コロナの発症・重症化予防で接種されているmRNAワクチン接種後にも心筋炎がみられます
今回北欧4カ国でワクチン関連、新型コロナ関連、
16歳未満の子供と新型コロナ
オミクロン株の流行で新型コロナは子供にも流行する感染症となりました
新型コロナは発熱や倦怠感といった感染症そのものの症状だけでなく、
倦怠感といった症状が長期化する「後遺症」が問題となる感染症です
後遺症が残るのは、大人だけではありません
今回16歳未満の子供における新型コロナウイルス感染症の特長や後遺症について、日本のデータをまとめられた論文をご紹介します
対象:
2020年2月から
オミクロン対応ワクチンの重症化予防効果
新型コロナウイルスは頻繁に変異するウイルスです。
2022年から世界的に流行している「オミクロン株」は免疫を回避する能力に優れ、ワクチンの効果も落ちてしまいます。
そこで、世界的に流行中のBA.4/5というオミクロン株への免疫をつけやすくするオミクロン対応2価ワクチンが開発されました。
日本では2022年9月20日以降、3~5回目接種として2価ワクチンを接種できるようになりました。
今回BA.
5~11歳対象の新型コロナワクチン効果
新型コロナウイルス感染症から子供を守るため、新型コロナワクチン接種が勧められています。
その一方、5~11歳を対象としたワクチンの接種率は
2回接種完了者が約20%
3回接種完了者が約8%
と、子供の多くはワクチン接種をしていないことが分かります。
ワクチン接種が進まない背景には
子供は重症化しないからワクチンの効果が分からない
副反応が怖いといった想いがあるようです。
20