記事一覧
怒りは肯定される感情ではないが、ゼロはまた困る。自分も周りも気分が悪くなるのになぜ怒りは進化の過程で消えないのか。それは自分の嫌なことを自分にも周りに示し、より良い環境を作るべき(あるいは離れるべき)であると気づかせるためではないか。逆に「怒り」がなければ歪な関係が続いてしまう。
指導する立場にいると、「⚪︎すべき」とか「⚪︎した方が良い」という言い方をしがちだが、これは相手に壁を作らせることもありうる。言いたいことは同じでも「私(あるいは△)は⚪︎をしている」という言い方は壁を作らせにくいと感じる。やるやらないはともかく「いったん受け入れる」点では差がある。
ここ数年で自分のポジティブな変化を実感したのは「苦手な人とのコミュニケーション」。苦手だけど離れられない状況でどう向き合うかをものすごく悩んで乗り越えた。結論は「(自分には理解できなくても)その人にとってその行動は正解」だと割り切ること。べき論の限界と時に邪魔になることに気づく。