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少年社中 第35回公演『機械城奇譚』観劇(9/6 19:00)

少年社中20周年記念第三弾 少年社中 第35回公演『機械城奇譚』についての雑記です。劇団公式サイトはこちら。ネタバレは含みません。ただただ愛を語るだけの記事です。

先の投稿でも記した通り、今回の『機械城奇譚』という作品は再演。

初演は2010年で、その時の観劇では絶望とやるせなさの混じった、せつないと言う言葉では足りないくらい強烈なせつなさを味わいました。救いのない感じ。しかし個人的にはその重苦しさがとても好きなタイトルでした。

初演が好き過ぎて観劇を迷う

正直に話しますと。初演の世界観が好き過ぎて、再演の観劇を迷っていました。「社中だから間違いないよね!いやしかし、間違いないとかそういうことじゃなくて……」って。ギリギリまで迷って「とにかく観てからにしよう。」とチケット確保。期待と不安とでごちゃごちゃなまま会場へ向かうことにしました。

観て思ったこと

少年社中『機械城奇譚』、初演と再演の間にあったもの。見えてきたもの。

時を経て、作り手側の「記憶」や「希望」や「時間」の捉え方が大きく変わったからかもなと再演の空気感に納得。あらゆる物事や価値観に対する向き合い方・とらえ方、あるいは距離感・関係性。そういうものがこの8年の間に大きく変わり今回の機械城があるのだなと

時間とか人生とか命とか、「終わり」を意識するからこそ気づける大きな愛の上で展開されているような。いうならば無償の愛の類。希望や願い、若い世代、芽吹いた命に向けた視線。初演はもっとずっと私的、私小説のような佇まいであった。初演と再演、希望や救いの類の含有量が違うと思いました。

アフタートークは音楽家さん!

スケジュールの都合、消去法により選択した回でしたが、この回にはアフタートークがありました。そしてこの時は……旗揚げからの音楽家さんがゲスト!そりゃあテンション上がるというものです。

わたくし、社中の音源はプレイヤーに常備するくらい好き!

少年社中の音楽には毎度メロメロで、ですからこの回は夢のようでした。そうでなくとも裏方チームの仕事っぷりを聞いたりする機会は貴重ですから。ましてや自分の大好きな劇団の大好きなセクションだなんて!

「繋がり・ご縁」と「発展」の話もタイムリーだったし。つまり私が「こうなったら演劇業界はずっと良くなるのに」と常々思っていること、それそのものが実現・具現化したエピソードなどが語られました。そこに至るまでのできごとや葛藤やなんかも含めて愛おしいわい。 満足。

作品と直接は関係ないけれど、大切な感想。

今日の公演、私の席のチラシ束がバラけちゃっていたのさ。パタンパタンするタイプのシートだったから。だけど、「少年社中の公演に折り込まれているチラシならば一通りは目を通したいな」と思ったから、終演後の場内で残チラシ回収していらしたスタッフさんに「あの、チラシ束、一部いただけますか?」ってお声掛けしたの。

「では綺麗なのお持ちしますね!」ってスグに新しいの持ってきてくださって。残チラシでいいと思っていたからビックリしちゃった。嬉しかった。

敏腕制作さんのもと、受付・ロビー周りのスタッフチームも素敵だぜ!って思ったの、言いたかったの、記しておきたかったの! ご配慮ありがとうございました。(ここに記したことが目に触れることは無いでしょうけども。) 作品そのものとは関係ない話なんだけど、大切なことだから感想として記しました。

ツボったキャスト

大竹えりさんはさすがの女優っぷり……いや大女優(!)様だし、「森大イズムを引き継ぐ!」っていう内山智絵ちゃんの破壊力とかね。森さんも凄かったがそれを継ごうという智絵がすごいやい。っていうか、えりさんと智絵の破壊力は毎度すんごい。

ツボったキャストと言うけれどね、たぶんこれ、観る人見る人ひとりずつにツボる役・役者があるハズで。映写機・堀池直毅くん、時計・廿浦裕介さんあたりはファンタジー好きな女性から絶大な支持があるっぽい。ボイラー・杉山未央さんに持ってゆかれる方も多いですし、個人的にはタイプライター・山川ありそさん激推し。

公演は2018年9月9日(日)まで。当日券の有無など、情報は以下の劇団公式のTwitterアカウントから配信されるはずです。ぜひチェックしてみてください。

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ろこ|デザインと演劇

インハウスでグラフィックデザイン、会社を出たら宣伝美術。航跡所属。デザインに関することなら何でもやる派。理論と感情、欲望と心理のカクテル。ここは私の雑記帳、表記のゆれはご容赦を。勢いで書いて日本語崩壊100%。Twitter:@gecca_mitsu

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