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【エッセイ】里の駅に行ってきました16 夏野菜と秋野菜の混在 [道の駅・里の駅](1607文字)

2023年10月26日。

夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。

天気予報を見たら、前日よりも、そして、例年よりも、暖かく、最高気温が25℃まで上がるということなので、長袖綿カットソーに長袖綿シャツだけで綿コートを羽織らず、足元だけは、例年どおり、秋冬物のレギンスと靴下で温かくした出で立ちで外出。

外に出たら、その服装でちょうど良い感じでした。

よく晴れていましたが、それほど暖かくなく、かといって、冷える感じでもなく、心地良い秋の日でした。

空には綺麗な水色に、灰色がかった、もくもくした中くらいの雲がいくつも浮かび、10月末とは思えない、夏の終わりから秋の初めに移る頃のようでした。

今年は暖かい期間が長くて、寒がりの私には有り難いです、気候変動は心配ではありますが。

穏やかな陽射しを浴びて、沿道や山々の木々の緑も静かに輝いていました。

気のせいか、暫く前にはもっと紅葉初めの木々が目立っていたように思うのですが。

紅葉はそれほど進んでいませんね。

畑の桃色の秋桜も、色褪せながら、細々と長く咲いています。

里の駅では、西洋人参・葉付き西洋人参・茄子・長茄子・葉付きかぶ・モロッコ豆・異なる生産者さんの柴漬け2箇所分・柴漬けふりかけ・栃餅を購入。

私の大好物の茄子が、夏野菜なのにまだありました!奇跡です。

茄子は、だいぶ小さくなりましたし、長茄子の大きさも不揃いなので、本当にこれが今年最後かもしれませんね。

大好きな鉄鍋蒸し焼きにして、味わって、いただきますね。

西洋人参が出てきました。

結構大きくて、形のしっかりした西洋人参で、美味しそう。

葉つき西洋人参は、葉が綺麗で大きくて、美味しそうです。

人参を鉄鍋蒸し焼きに、葉をスープにする予定です。

葉付きかぶの葉は、ボロボロで食べられそうにありませんが、茎は、しっかりしていて、美味しそうです。

前回のかぶは、煮物にしましたが、今回のかぶは、味噌汁にする予定です。

私は、かぶの味噌汁も好きです。

久しぶりの柴漬け食べ比べも楽しみ。

初めての柴漬けふりかけですが、どんなものなのでしょうか。

原材料名を見ると、赤紫蘇だけではなくて、茄子や胡瓜も入っているので、柴漬けを乾燥させたものなのかな。

楽しみです。

いつも楽しくお喋りする生産者さんが、レジの奥の精米機の前で、精米作業をされていました。

精米機は、ガタンガタンと賑やかな音を立てていました。

「こんにちは」
私達は、精米機の音に負けないような大きな声で挨拶しました。

「昨日は、かぶの間引き菜があったようですが、今日は、ないのですね。残念です!」
と夫。
「間引き菜って、名前がちょっと。こんなに美味しいとは思いませんでした。聖護院大根の間引き菜がとても美味しかったです。金時人参の間引き菜と、かぶの間引き菜も食べてみたかったのですが、タイミングが合いませんねぇ!」

「間引き菜って、育ったものとは全く別物として、美味しいですよね!」
と私。

「お勧めのとおり、柴漬けを卵かけごはんに混ぜて食べてみたのですが、癖になる味ですねぇ。柴漬けがないと、卵かけごはんを寂しく感じるようになってしまいました!」
と夫。
「柴漬けは、いつまで食べられますか!?」

精米機の音で、私には途切れ途切れにしか声が聞こえてきませんでしたが、とても嬉しそうだった、いつも楽しくお喋りする生産者さん。

私達は、いつもより大きな弾むような声で、いつもより長い時間話しました。

車の中で、栃餅をいただきました。

やはり以前より薄味な気がするのですが、でも、美味しかったです。

今日の里の駅の売場には、辛うじてまだ出ていた夏野菜と満を持して登場の秋野菜が並んでいました。

次回は、きっと夏野菜は姿を消して、秋野菜が堂々と売り場を占領するでしょう。

もう10月末ですものね。

次回は、11月初めです。

大好きな夏野菜、ありがとう。

長い夏でしたね。

ちょっと寂しいですが。

秋野菜も楽しみです。

天野マユミ





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