「運命は変えられる」探究家

「自分を知る」ことを軸に、未知の世界の研究&自ら仮説・実践・検証を行いながら、…

「運命は変えられる」探究家

「自分を知る」ことを軸に、未知の世界の研究&自ら仮説・実践・検証を行いながら、「運命は自分で変えられる」その方法を日々探究しています。人に対するリスペクトの気持ちを持って生きていけば、結果的にプラスの気持ちが自分に寄ってくるのだと思っています。

記事一覧

人生後半を生きていく拠りどころとなる基盤「不変の部分:自己・アイデンティティ」の再確立

私たちは普段、自分が自分で あることの根拠は記憶にあると 漠然と考えています。 実際、物心ついた頃から 今日まで生きてきた記憶 (自伝的記憶)をたどると、 そこに連続…

キャリアは未来をいかに捉えるかという「心の目(mind eye:認知構造)」にかかっている

ニュートン力学によると マクロな世界では、原理的には 「未来は決まっている」と 考えられます。 マクロな世界とは私たちが 日常的に目にする、身のまわりの 世界です。 …

「人生の主導権」を取り戻し、思い通りに生きる理想のキャリアと潜在的識別能力

誰もが抱く ”幸せになりたい”という想い。 これは古代から私たちが求めてきた 永遠のテーマです。 『幸せ』といっても一瞬の幸福ではなく、 持続的な満足感のある生き方 …

自分の人生を生きると決める覚悟とお試しの現象、何が起きても動じない「自分」になる

心理学の世界で運に関する研究に 正式に着手したのは社会心理学です。 すなわち、他者との関係や相互作用に 対する考え方を研究する分野でした。 「心理面」「感情面」「身…

呼ばれるものこそ、コーリング(Calling)、自分の意思ではコントロールできない「何か」に導かれている人生

オックスフォード大学の予測を元に AIやロボットによる自動化が 難しい職業の中に 「芸術」「歴史学」「考古学」 「哲学」「神学」など 抽象的な概念を整理・ 創出するため…

相手を理解する最良の方法「フレーム・オブ・リファレンス」を身につける

あらためて考えてみると 人類が誕生し、宇宙へ行ける時代に なるまで、世界は急激な進化を 遂げてきました。 精神、知性、感受性の成長という 段階を経たことで 「自分の考…

自分自身であることを許してくれる誰かとの「真実を語り合い聴き合うことのできる関係」

イソップ 寓話の中に、北風と太陽の どちらが強いかを決めるために 勝負する話があります。 北風と太陽は道を歩いている男を 見つけました。 そこで北風はその男のコート…

「頭一つ抜け出す独自性」ストーリーにアプローチしたナラティブマーケティングと空想と現実を結びつけるSFプロトタイピング

そもそも、日常生活の中で 「運」という言葉を 用いることが多いのは どのような状況でしょうか。 おそらくは出来事が起こった後に その原因を説明しようとする 場合ではな…

他者といっしょに考える「集合知」、「ストロングタイズ:強い結びつき」と「ウィークタイズ:弱い結びつき」

”言葉”とは、 自分の考えを相手に伝え、 相手の考えを自分が知る、 そして お互いの考えをやりとりしながら いっしょに考えていくための ものになります。 科学は「みん…

本当の「知」は裏側に隠されている「人間の知識と力は一致する」/16Personalities性格診断テスト

日本語の 「思う」という言葉には、 「考える」「感じる」の 二つの意味があります。 そして、仕事で「思う」と 口にするときはイコール(=) 「考える」を意味する場合が…

最もパワフルな「振り返りの原則」客観的な他人からのサポートや支援と共に「自分の言葉」で語れるようになること

市場の変化、環境の変化に応じて 人は自分の「能力やキャリア」を 自ら切り開かなければならない といわれるようになって 久しいもの。 しかし、考えてみれば、 そのよう…

美を理解する教養と出会いを求めて「クロス地点」に行ってみるキャリア実践

”女、この生きている謎を 解くためには、それを 愛さなければならない” これは スイスの哲学者 詩人 批評家 「アンリ・フレデリック・アミエル」 氏の言葉です。 女も…

人のパーソナリティと環境(職業)とのマッチング、自分を知ることでキャリアを理解する

生まれや身分による差がなくなり 明治に改元して間もない頃、 皆が対等になりましたが、 大変革の後、 “これからどう生きればいいのか” と戸惑い、不安を感じた状況の中…

キャリア発達プロセス「大きな変化をもたらす人生のトランジション(転機)」ライフキャリアと脳から見た心の世界

21世紀最大の特色は、 それが「科学時代」である ということです。 科学は日に日に進歩を続け、 止まることを知りません。 ひと昔前の夢物語もどんどん 現実化しており、 …

1つの言葉が2つの意味にとれる「ダブル・ミーニング」と本質的な意味を問う持続可能な「キャリア形成」

思い込みを脱し、 自分中心の視点から抜け出し、 事実を偏見なしに見ることは 新しい創造をする上でも必須です。 日本の詩人「宮沢賢治」氏の 「注文の多い料理店」は 現…

世界の理(ことわり)と共に生きるホモ・サピエンス(知恵のある賢い人)、先見の明と共通思念を使う意味、そしてプロフェッショ…

”飛行機はなぜ空を飛んでいるのか” 誰でも一度は考えてみたことが あるのではないでしょうか。 日常的な直感からは飛行機がなぜ 飛ぶのかはイメージできません。 しかし…

人生後半を生きていく拠りどころとなる基盤「不変の部分:自己・アイデンティティ」の再確立

人生後半を生きていく拠りどころとなる基盤「不変の部分:自己・アイデンティティ」の再確立

私たちは普段、自分が自分で
あることの根拠は記憶にあると
漠然と考えています。
実際、物心ついた頃から
今日まで生きてきた記憶
(自伝的記憶)をたどると、
そこに連続性が感じられるため、
「私は同じ私であり続けている」
というアイデンティティ
(同一性、私が変わることなく
同じ私であり続けている事態)を
見いだすことができます。

このような自伝的記憶は、
もちろん脳ときわめて深い
関連を持ってい

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キャリアは未来をいかに捉えるかという「心の目(mind eye:認知構造)」にかかっている

キャリアは未来をいかに捉えるかという「心の目(mind eye:認知構造)」にかかっている

ニュートン力学によると
マクロな世界では、原理的には
「未来は決まっている」と
考えられます。
マクロな世界とは私たちが
日常的に目にする、身のまわりの
世界です。
一方、量子論(量子力学)によると
ミクロな世界では常に一定の
不確実性があり、
「未来は決まっていない」と
考えられます。
ミクロな世界とは、電子や原子核
などの、ごく小さなものの世界です。

しかし、マクロの世界は
ミクロな粒子から

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「人生の主導権」を取り戻し、思い通りに生きる理想のキャリアと潜在的識別能力

「人生の主導権」を取り戻し、思い通りに生きる理想のキャリアと潜在的識別能力

誰もが抱く
”幸せになりたい”という想い。
これは古代から私たちが求めてきた
永遠のテーマです。
『幸せ』といっても一瞬の幸福ではなく、
持続的な満足感のある生き方
「ウェルビーイング」。
精神面だけでなく、身体的にも、
社会的にも満ち足りた状態”。
「健康経営」とも深い関係性があります。

心の「深層」の体験は、
今や心理学や心理療法が
より的確に捉えていると考えて
心理学や心理療法を通して

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自分の人生を生きると決める覚悟とお試しの現象、何が起きても動じない「自分」になる

自分の人生を生きると決める覚悟とお試しの現象、何が起きても動じない「自分」になる

心理学の世界で運に関する研究に
正式に着手したのは社会心理学です。
すなわち、他者との関係や相互作用に
対する考え方を研究する分野でした。
「心理面」「感情面」「身体面」、
いずれにおいても、他者との交流は
私たちの健康と幸福な生活を大きく
左右します。

社会心理学では、
外の世界を感じとる能力、
記憶力、学習能力、
そして自分が学んだことに反応して
行動を変える力といった観点から、
こうした相

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呼ばれるものこそ、コーリング(Calling)、自分の意思ではコントロールできない「何か」に導かれている人生

呼ばれるものこそ、コーリング(Calling)、自分の意思ではコントロールできない「何か」に導かれている人生

オックスフォード大学の予測を元に
AIやロボットによる自動化が
難しい職業の中に
「芸術」「歴史学」「考古学」
「哲学」「神学」など
抽象的な概念を整理・ 創出するための
知識が要求される創造的思考があります。
(※神話は神学の基礎)

神話というのは「神話学」という
学問にもあるように
ある意味、現実と私たちをつなぐ
ネットワークの一つです。
科学技術と「神話」が背中合わせの
関係にある現在、あ

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相手を理解する最良の方法「フレーム・オブ・リファレンス」を身につける

相手を理解する最良の方法「フレーム・オブ・リファレンス」を身につける

あらためて考えてみると
人類が誕生し、宇宙へ行ける時代に
なるまで、世界は急激な進化を
遂げてきました。
精神、知性、感受性の成長という
段階を経たことで
「自分の考える力」
「他者の存在を尊重する姿勢」など
科学技術に劣ることなく、
意識変容、変化が起こっています。

同時に、自分らしいあり方を
求めて、道を模索する人たちが
増えている、ということです。
そのとき、本当に生きる力を
与えてくれる

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自分自身であることを許してくれる誰かとの「真実を語り合い聴き合うことのできる関係」

自分自身であることを許してくれる誰かとの「真実を語り合い聴き合うことのできる関係」

イソップ 寓話の中に、北風と太陽の
どちらが強いかを決めるために
勝負する話があります。
北風と太陽は道を歩いている男を
見つけました。

そこで北風はその男のコートを
脱がすことができると言い張りました。
太陽はこの勝負を受けて立つことに
しました。
北風が強風でコートを吹き飛ばそうと
すると、男は脱がされまいと必死で
コートを押さえました。

北風が勢いよく吹けば吹くほど、
男はますますしっか

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「頭一つ抜け出す独自性」ストーリーにアプローチしたナラティブマーケティングと空想と現実を結びつけるSFプロトタイピング

「頭一つ抜け出す独自性」ストーリーにアプローチしたナラティブマーケティングと空想と現実を結びつけるSFプロトタイピング

そもそも、日常生活の中で
「運」という言葉を
用いることが多いのは
どのような状況でしょうか。
おそらくは出来事が起こった後に
その原因を説明しようとする
場合ではないかと考えられます。

このような出来事の原因について
人がどのように考えるのかという
過程を検討しようとするのが
原因帰属の研究です。
原因帰属の研究は
アメリカの社会心理学者
「フリッツ・ハイダー」氏の
研究に端を発しています。

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他者といっしょに考える「集合知」、「ストロングタイズ:強い結びつき」と「ウィークタイズ:弱い結びつき」

他者といっしょに考える「集合知」、「ストロングタイズ:強い結びつき」と「ウィークタイズ:弱い結びつき」

”言葉”とは、
自分の考えを相手に伝え、
相手の考えを自分が知る、
そして
お互いの考えをやりとりしながら
いっしょに考えていくための
ものになります。

科学は「みんなで考える」
ということをすごく大事に
してきました。
もちろん、科学研究のテーマは
たくさんありますから、
何十万人もの科学者が
みんな同じ問題に取り組んでいる
ということはないですが、
それでも、同じ問いをけっこう
たくさんの科

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本当の「知」は裏側に隠されている「人間の知識と力は一致する」/16Personalities性格診断テスト

本当の「知」は裏側に隠されている「人間の知識と力は一致する」/16Personalities性格診断テスト

日本語の
「思う」という言葉には、
「考える」「感じる」の
二つの意味があります。
そして、仕事で「思う」と
口にするときはイコール(=)
「考える」を意味する場合が
多いのではないでしょうか。

英語にも、日本語の
「思う」にあたる普段使いの単語に
「Think」と「Feel」があります。
ちょうど日本語でいう
「考える」と「感じる」に
あたると思います。
そして、英語圏の人は、
この2種類をう

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最もパワフルな「振り返りの原則」客観的な他人からのサポートや支援と共に「自分の言葉」で語れるようになること

最もパワフルな「振り返りの原則」客観的な他人からのサポートや支援と共に「自分の言葉」で語れるようになること

市場の変化、環境の変化に応じて
人は自分の「能力やキャリア」を
自ら切り開かなければならない
といわれるようになって
久しいもの。

しかし、考えてみれば、
そのような時代にあっても
「働く大人の学び方」そのもの
について「学んだこと」のある人は、
そう多いわけではありません。

そのような中、私たちは
「我流」で学ぶことを実践して
いるのです。
我流の学びでも、素晴らしい学びを
取り入れている方

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美を理解する教養と出会いを求めて「クロス地点」に行ってみるキャリア実践

美を理解する教養と出会いを求めて「クロス地点」に行ってみるキャリア実践

”女、この生きている謎を
解くためには、それを
愛さなければならない”

これは
スイスの哲学者 詩人 批評家
「アンリ・フレデリック・アミエル」
氏の言葉です。
女も男も、愛してみて、
その本当の姿がわかるというのです。

特に女性は、一見弱そうに見えても
愛を受けると強靭さを発揮します。
「女とは、神の第二の失敗作」、
こういったのはドイツの哲学者
「フリードリヒ・ニーチェ」氏
です。
「第二

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人のパーソナリティと環境(職業)とのマッチング、自分を知ることでキャリアを理解する

人のパーソナリティと環境(職業)とのマッチング、自分を知ることでキャリアを理解する

生まれや身分による差がなくなり
明治に改元して間もない頃、
皆が対等になりましたが、
大変革の後、
“これからどう生きればいいのか”
と戸惑い、不安を感じた状況の中、
進むべき方向を明確な言葉で
指し示した『学問のすゝめ』は
当時、大ベストセラーとなりました。

その福沢諭吉の著書
『学問のすゝめ』の書き出しは
「天は人の上に人を造らず」と
述べたことで有名です。
「天は人の上に人を造らず、
人の

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キャリア発達プロセス「大きな変化をもたらす人生のトランジション(転機)」ライフキャリアと脳から見た心の世界

キャリア発達プロセス「大きな変化をもたらす人生のトランジション(転機)」ライフキャリアと脳から見た心の世界

21世紀最大の特色は、
それが「科学時代」である
ということです。
科学は日に日に進歩を続け、
止まることを知りません。
ひと昔前の夢物語もどんどん
現実化しており、
今や生活のすべてが”科学”によって
ゆり動かされているといっても
過言ではないでしょう。

「科学」は一般的には、
自然科学のみを指すことが
多いですが、
社会科学(法律学、政治学、
経済学など)や人文科学
(哲学、宗教学、考古学、

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1つの言葉が2つの意味にとれる「ダブル・ミーニング」と本質的な意味を問う持続可能な「キャリア形成」

1つの言葉が2つの意味にとれる「ダブル・ミーニング」と本質的な意味を問う持続可能な「キャリア形成」

思い込みを脱し、
自分中心の視点から抜け出し、
事実を偏見なしに見ることは
新しい創造をする上でも必須です。

日本の詩人「宮沢賢治」氏の
「注文の多い料理店」は
現実世界から幻想的な世界に入り、
最後は、また現実世界に戻る
という作品。学校の国語のみならず
英語の教材としても取り上げられて
いる代表作で
狩りのため山奥にやってきた
二人の紳士たちを主人公とする、
三人称の物語です。

注文の多い

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世界の理(ことわり)と共に生きるホモ・サピエンス(知恵のある賢い人)、先見の明と共通思念を使う意味、そしてプロフェッショナル次元へ

世界の理(ことわり)と共に生きるホモ・サピエンス(知恵のある賢い人)、先見の明と共通思念を使う意味、そしてプロフェッショナル次元へ

”飛行機はなぜ空を飛んでいるのか”
誰でも一度は考えてみたことが
あるのではないでしょうか。
日常的な直感からは飛行機がなぜ
飛ぶのかはイメージできません。
しかしながら、
なぜ飛行機は飛ぶのだろうと疑問に
思うことはよくあると思います。

飛行機が空を飛んでいるとき、
機体には大きく分けて
4つの力がはたらいています。
4つの力とは、
1、前に進む「推力」(推進力)
2、後ろへもどそうとする「抗

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