行商人

徒然なるままに自身の知識と知恵と思い込みを書き連ねるアカウントです。 よろしくお願いし…

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徒然なるままに自身の知識と知恵と思い込みを書き連ねるアカウントです。 よろしくお願いします。 コメントについてもして頂けると嬉しいです。

記事一覧

安心と安全

ようやく内田氏の本を読み終わりました。 割と共感できることが多い本にも関わらず、どうして根源的な安全保障のテーマで認識が壊滅的にずれるのか?ということに疑問を持…

行商人
3日前

何故女医は負担をしないのか?

あんまり晒しあげるのは不本意なのでやっていないのですが、対話を拒否されました(ブロックされた)ので晒しあげます。 まず、言い逃げブロックしやがったので、その回答…

行商人
4日前
4

セキュリティクリアランス

内田氏の主張には割と共感する所も多いのだが(特に教育に関することとか)、安全保障に関する考え方は根本的に異なる。 以前も書いたが、私は用米派である。 先の大戦の恨…

行商人
7日前
1

ユダヤに関する雑感

相変わらず、未だに内田氏の本を読み終わっていません… 職場復帰しつつ、帰ったら子育てが待っている、しかも職場で配られる資料(公刊物のみですが…)を家では読む様に…

行商人
8日前

自殺率のカラクリ

前回ご紹介した本はサクサク読めるのに、何故か中々読み進まない不思議な本です。 安全保障の考え方には私と大きく隔たりがあるなぁ、とは改めて感じましたが… それはさ…

行商人
11日前

自律的に動く組織を作るには?

今読んでいる本は内田樹氏の「最終講義 生き延びるための七講」である。 私の左翼嫌いは公言しているのだが、左寄りの人としてはトップクラスに気に入っている人である。 …

行商人
11日前
5

己が為すべきことを為せ

先程読み終わった本は清宮克幸氏の「最強のコーチング」である。 筆者がラグビーの監督ということで、例えがほとんどラグビーのプレイなので、ラグビー経験者以外は正確に…

行商人
13日前
4

問題解決と制約事項

先程読み終わった本は、安西祐一郎氏の「問題解決の心理学」である。 全体的に、問題解決をするための心理学の適用というよりかは、問題解決プロセスにおける心理的機能の…

行商人
13日前
2

ホウレンソウ

先ほど読み終わった本は、畑村洋太郎氏の「危険学のすすめ」である。 これは、以前紹介した「失敗学のすすめ」の続編的な立ち位置である。 ただ、この本は事例研究がメイン…

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2週間前
2

神と科学

先ほど読み終わった本は、菅原出氏の「民間軍事会社の内幕」である。 これも趣味の本なので、そこまで積極的にお勧めすることはないのだが、中々読み応えはある本であった…

行商人
2週間前
4

トランスジェンダーをどこまで認めるか?

先程読み終わった本は、佐藤優氏と高永喆氏の共著の「国家情報戦略」である。 これは元外交官と元韓国軍の情報将校の対談本である。 まぁ、これは私の趣味の本なので、あえ…

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2週間前

プロパガンダの本質

昨日は散髪のついでにブックオフで本をいくつか売ってきました。 一冊は完全に値段がつかないと突っ返しされましたが、計18冊が無事に売れました。 最近は本の状態確認はあ…

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3週間前
3

ダイバーシティの欺瞞

さっき読み終わった本はエドワード・ルトワック氏(奥山真司訳)の「日本4.0」である。 この本には、噂で聞くところによると、訳者が戦略家としての権威である著者の名前を…

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3週間前
4

右と左と現実と夢想

本日は娘の1ヶ月検診でした。 無事、大きな異常は無かったのと、周りの子供と比べてもスクスク育っている様で安心しました。 さて、本日読み終わった本は、齋藤孝氏の「質…

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3週間前
7

表現の自由はどこまで許されるべきか

さっき読み終わった本は福島章氏の「犯罪心理学入門」である。 これは、以前紹介した「犯罪学入門」と比べると、読み応えがあって、完全上位互換と言える。 そもそも、著者…

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3週間前
4

七つの大罪との向き合い方

さっき読み終わった本は武田知弘氏の「ナチスの発明」である。 遂に大日本帝国讃美だけではなく、ナチス讃美まで始めやがったか、この野郎、と思った諸氏もいるかもしれな…

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3週間前
6
安心と安全

安心と安全

ようやく内田氏の本を読み終わりました。
割と共感できることが多い本にも関わらず、どうして根源的な安全保障のテーマで認識が壊滅的にずれるのか?ということに疑問を持ちました。
そうするとね、おぼろげながら浮かんできたんですよ、46という数字がね。
はい、嘘です。
浮かんできたのは、題名の話ですね。
私はそれなりに危険度のある業務をしてきたので、上司等から口酸っぱく安全性について言われておりました。

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何故女医は負担をしないのか?

何故女医は負担をしないのか?

あんまり晒しあげるのは不本意なのでやっていないのですが、対話を拒否されました(ブロックされた)ので晒しあげます。

まず、言い逃げブロックしやがったので、その回答から。

どうしてそんなハードワークになっているかって、そのハードワークをしてくれているから、安価に高度な医療を国民の大多数が受けれるように、ですよ?
それに対して、席を要求するだけで負担から逃げ回るから、大学からお呼びでない、と言われる

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セキュリティクリアランス

セキュリティクリアランス

内田氏の主張には割と共感する所も多いのだが(特に教育に関することとか)、安全保障に関する考え方は根本的に異なる。
以前も書いたが、私は用米派である。
先の大戦の恨みも忘れてないし(恩は恩で別に忘れている訳ではないが…)、本来安全保障を他国に付託するのが論外だという立場である。
日本が現状アメリカの属国であるという認識自体には大枠異論は無い。
例えば、プラザ合意とかで半導体産業をぶっ潰されたなんてこ

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ユダヤに関する雑感

ユダヤに関する雑感

相変わらず、未だに内田氏の本を読み終わっていません…
職場復帰しつつ、帰ったら子育てが待っている、しかも職場で配られる資料(公刊物のみですが…)を家では読む様にしたので、趣味の読書は行きの電車内くらいしかやれてないのが現状です。
(帰りの電車では座れないので…たまに立ってても読書をされている方はいますが、個人的な主義でそれはしていないのです。)

さて、本題です。
「オメー、ナチスの信奉者だろ!?

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自殺率のカラクリ

自殺率のカラクリ

前回ご紹介した本はサクサク読めるのに、何故か中々読み進まない不思議な本です。
安全保障の考え方には私と大きく隔たりがあるなぁ、とは改めて感じましたが…

それはさておき、先述の本ではこんな指摘がありました。
「自殺率は平和な時代に上昇する」
個人的な意見に合致しているので、少し検討してみましょう。
まず、自殺率の定義を確認してみよう。

注に記載がある通り、「人口10万人当たりの自殺者」である。

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自律的に動く組織を作るには?

自律的に動く組織を作るには?

今読んでいる本は内田樹氏の「最終講義 生き延びるための七講」である。
私の左翼嫌いは公言しているのだが、左寄りの人としてはトップクラスに気に入っている人である。
まず、知的であり文章が面白いので、本は読み物として読んでいて楽しい。
また、左派には珍しく身内批判、左翼批判が多い。
これは、左翼や特にフェミニストがよく言う「ホモソーシャル(単一の価値観の社会)」に自分たちがどっぷり浸かりがちな左界隈に

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己が為すべきことを為せ

己が為すべきことを為せ

先程読み終わった本は清宮克幸氏の「最強のコーチング」である。
筆者がラグビーの監督ということで、例えがほとんどラグビーのプレイなので、ラグビー経験者以外は正確に例が理解できないという致命的な欠陥がある。
私はたまたま高校大学とラグビー部だったので(たいしたプレイヤーでは無かったが…)理解できたものの、それ以外の人からしたらよく分からない本だと捉えられても仕方がないかもしれない。
言ってることはいい

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問題解決と制約事項

問題解決と制約事項

先程読み終わった本は、安西祐一郎氏の「問題解決の心理学」である。
全体的に、問題解決をするための心理学の適用というよりかは、問題解決プロセスにおける心理的機能の分析の本なのかなぁ?とは感じた。
本筋とは外れるが、人間とは「自分を〇〇という立場だと思って思い出して下さい」という記憶の実験をすると、その〇〇という専門分野に関わる記憶を優先的に思い出すと書かれていた。
これは最近流行りのAIのプロンプト

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ホウレンソウ

ホウレンソウ

先ほど読み終わった本は、畑村洋太郎氏の「危険学のすすめ」である。
これは、以前紹介した「失敗学のすすめ」の続編的な立ち位置である。
ただ、この本は事例研究がメインの本になっているので、モノづくり(特に危険を包含するもの)に関わる人以外は「失敗学のすすめ」を読めば事足りるのではないかと思った。

さて、今回も読んでいた本とは関係ない記事である。
ホウレンソウというのは聞いたことがあるだろうか?
そう

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神と科学

神と科学

先ほど読み終わった本は、菅原出氏の「民間軍事会社の内幕」である。
これも趣味の本なので、そこまで積極的にお勧めすることはないのだが、中々読み応えはある本であった。
正直、著者が紛争地域に行く訓練をするパートだけでもお値段分はペイするとは思うので、興味がある方は手に取っても価値はあると思う。

さて、今回のテーマも読んだ本とは全く関係がない。
よく聞く言葉にこんなものがある。
「私は科学的なものしか

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トランスジェンダーをどこまで認めるか?

トランスジェンダーをどこまで認めるか?

先程読み終わった本は、佐藤優氏と高永喆氏の共著の「国家情報戦略」である。
これは元外交官と元韓国軍の情報将校の対談本である。
まぁ、これは私の趣味の本なので、あえて読む必要はないかと思いますが、スパイとかインテリジェンスに興味がある人は読んでもいいかもしれません。

さて、またもや読んだ本とは関係ない話題であるが本題に入ろうと思う。
何度か書いてはいるが、私は性自認という概念を認めない、という立場

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プロパガンダの本質

プロパガンダの本質

昨日は散髪のついでにブックオフで本をいくつか売ってきました。
一冊は完全に値段がつかないと突っ返しされましたが、計18冊が無事に売れました。
最近は本の状態確認はあんまりされず、バーコードで査定されるんですね。
査定が一瞬で終わってビックリしました。
どうでもいいかもしれませんが、売却レシートを晒します。

もう読むこともないだろう本を厳選して持って行ったので二束三文(とはいいつつ、200〜300

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ダイバーシティの欺瞞

ダイバーシティの欺瞞

さっき読み終わった本はエドワード・ルトワック氏(奥山真司訳)の「日本4.0」である。
この本には、噂で聞くところによると、訳者が戦略家としての権威である著者の名前を使って都合良く書いたのではないか?という説もあるらしい。
当然、真偽の程は確かではない。
まぁ、内容的にも結構稚拙な部分が散見される(特殊部隊の問題点解決の現状とか情報職員との混同とか…)ので、さもありなん、と思ってしまうのである。

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右と左と現実と夢想

右と左と現実と夢想

本日は娘の1ヶ月検診でした。
無事、大きな異常は無かったのと、周りの子供と比べてもスクスク育っている様で安心しました。
さて、本日読み終わった本は、齋藤孝氏の「質問力」である。
読み物としては面白いし、紹介されている技術についても爾後使ってみたいと思うものも幾つかあったので収穫はあったのかと思う。
残念なのは、具体例のエピソードを紹介してくれるのは良いのだが、最終的に手法を体系的に整理はしてくれて

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表現の自由はどこまで許されるべきか

表現の自由はどこまで許されるべきか

さっき読み終わった本は福島章氏の「犯罪心理学入門」である。
これは、以前紹介した「犯罪学入門」と比べると、読み応えがあって、完全上位互換と言える。
そもそも、著者は社会学者ではなく犯罪精神科医なので、そちら方面の専門的知見が垣間見える書籍になっている。(勿論、入門書なので結構平易に書かれているが…どうも上智大学での文系学生に対する講義資料抜粋らしい。)
やや古い本なので、事例が古いのと(本人の職業

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七つの大罪との向き合い方

七つの大罪との向き合い方

さっき読み終わった本は武田知弘氏の「ナチスの発明」である。
遂に大日本帝国讃美だけではなく、ナチス讃美まで始めやがったか、この野郎、と思った諸氏もいるかもしれない。
ただ、上述の本にも書いてある通り、ナチスだと言って全否定する姿勢こそ、歴史修正主義と言えるだろう。
実際問題、ナチスの遺産の中には現代の我々が利益を享受しているものも多いし、アーリア人たるドイツ国民にとっては、労働者を含めて極めて高福

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