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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児… もっと読む
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2021年11月の記事一覧

わたしがnoteを辞めた理由

わたしがnoteを辞めた理由

「一緒にnoteの海を泳ぎませんか」

私が審査員として関わっていた私設コンテストにみなさんをお誘いし、そのコンテストの講評をめぐってトラブルがありました。

暴力的な強い言葉が飛び交い騒ぎが大きくなり、色々なところで色々な方々が傷つき応募作品の取り下げや、noteをお休みなさったり辞めたりする方がいらっしゃいました。

私は「一緒に泳ぐ」ということの責任を感じていました。苦しかった。暴力的な強い

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人を巻きこむときの話し方

人を巻きこむときの話し方

人に協力してほしい時、ついついたくさんのことを語ってしまいがち、そんなことないでしょうか?

今日は誰かを説得する、つまり動いてもらうために工夫した方が良い話し方について書いてみようと思います。

1.ムダを削ぎ落とす人は、多くの情報をいちどに処理しきれないので、心を動かしたいときは、なるべく使う言葉を少なくするのがポイント。

具体的には・・・

① 結論から言う。根拠は後から補足する。
② 〜

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「さしすせそ」への依存症、「差分に驚く」

自慢話する人への対策として「さしすせそ」がよく推奨される。「さすが!」「知らなかった!」など。なるほどこれなら、自慢する人の舌はますますなめらかに動くだろう。けれどこれには大きな欠点があるように思う。自慢話なら話を聞いてもらえるという勘違いをさせてしまう点。

自慢話に「さしすせそ」は、一種の麻薬だと思う。自慢話さえすれば相手は驚いてくれ、自分がその場の主人公になって場を盛り上げてるような錯覚に陥

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最近感じた仕事ができる人の特徴

最近感じた仕事ができる人の特徴

こんばんは。

もう11月半ばになってきたのに日中は例年より暖かく、夜は普段通り寒いですね。体調も崩される方もいるかと思いますが、この時期は健康が大事です。
しっかりと私自身も健康管理に努めていきます。

最近感じることとして、仕事ができる人とできない人の差って本当あるんだな、ということです。
会話してたり、メールやlineでやり取りしていると、ふと感じます。
その特徴をざっくりと書きます。

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コミュニケーション能力と人格を分けて考える

コミュニケーション能力と人格を分けて考える

今日は『わかりあえないことから- コミュニケーション能力とは何か-』(著:平田オリザ)より第6章:コンテクストの「ずれ」から「コミュニケーション教育、人格教育ではない」を読みました。

本節の主題は「コミュニケーション教育」です。

「コミュニケーションを能力を育む」とはどのようなことなのでしょうか。

昨日は「多数派=優、少数派=劣ではない」ことを再認識しました。具体的には次のようなことです。

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自分が世界の中心ではない。モブキャラだ。

自分が世界の中心ではない。モブキャラだ。

 世の中には大変な人がいる。ここでいう大変とは、「偉い」とか「素晴らしい」と賛美の言葉につながらない。大変「煩わしい」とか「面倒くさい」だったりと否定的な文脈で使いた区なる人のことを指す。

 おそらく、これをお読みになっているみなさんの周りにも対応に困ってしまうオジさんやオバさんが存在することだろう。その人たちは得ていて「自分が世界の中心である」と勘違いしている傾向が強い。

 なぜ、彼らはその

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【図解1496】「話し手が出てこない話」には興味を持ちにくい

【図解1496】「話し手が出てこない話」には興味を持ちにくい

【特殊型】自分が聞き手の時、話題が「話し手自身の話題」や「話し手の人間関係」なら目の前にいる話し手自身が登場するので、興味を持って聞きやすい。

しかし「職場のある人の評価」などの「他人だけのこと」が話題だと、聞き手にとっては自分との関係が薄くなりすぎて興味を持つのが難しい。

聞き手と話し手、どちらの立場の時も「他人だけの話」には気をつけよう。

普段の会話で自分が聞き手の時、興味を持ちやすい話

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大阪生まれのコピーライターが「ツッコミはマウンティング」と断じる理由

大阪生まれのコピーライターが「ツッコミはマウンティング」と断じる理由

『会って、話すこと。』著者・田中泰延インタビュー【その1】

前著『読みたいことを、書けばいい。』が16万部を突破し「文章本」の常識を覆した田中泰延氏。新作『会って、話すこと。』が発売直後に大重版がかかり快進撃を続けている。これまで無数にある「会話本」や「コミュニケーション術」とは真逆と言っていい切り口で「今、会って、話すこと」そのものを問う一冊。田中さんに実際に会って話を聞きに行くと、ボケと冗談

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だけど、人間関係は勝ち負けじゃない。

だけど、人間関係は勝ち負けじゃない。

仕事でも人間関係でも、
うまくいかなかった時は、
「相手のことを考えるのは負け」みたいに思っていたなぁ。

なんで、私があの人のことを、考えないといけないの。
あっちが、もっとこっちのことを考えてくれたらいいのに。
って。

人間関係は、勝ち負けではなく「循環」である。

自分は本当はどうしたいのか?

もし、相手との関係性を良くしたい、
少しでもお互い心地よく過ごせるようになりたい、

と思うな

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一方的な批判的精神で向かってくるゴリラや、「人と人はわかりあえない」と絶望的観測で人間関係を“計ろう”とする人には何が不足しているのだろう。

一方的な批判的精神で向かってくるゴリラや、「人と人はわかりあえない」と絶望的観測で人間関係を“計ろう”とする人には何が不足しているのだろう。

演劇人コンクールでの上演『命を弄ぶ男ふたり』が終わって、ホッとひと息吐く間もなく次回公演の準備と稽古がはじまっている。

noteの更新が滞っている。やばいなァ……やばいよなァ……と思い詰めるといつものように書けなくなる。いままでどんなふうにして書いていただろう? とメタ視点モードになると自己監視と自己統制が一気に、いっそうつよまる。

「じぶんの表現法を型に嵌めない」という型に嵌まるという奇妙な

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「論破したがる人」に共通する孤独感の正体

「論破したがる人」に共通する孤独感の正体

『「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる』著者・本田秀夫インタビュー(4)

いつも正論をぶつけて打ち負かそうとしてしまう人ほど、じつは孤立感を抱えている。そう語るのは、発達障害専門の精神科医・本田秀夫氏だ。個人としては優秀でも、周りの人とうまくコミュニケーションを取ることができず、いつもトラブルを起こしてしまう。つい自分の正しさを主張したくなってしまうという生きづらさは、どうすれ

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【漫画】誘いを断れないモヤモヤをスッキリさせるヒント

【漫画】誘いを断れないモヤモヤをスッキリさせるヒント



「せっかく誘ってくれたから…」
「断ると嫌われるかも…」
「なんか気分が乗らない…」

ーと、いろんな理由で断りたい!けど、上手く断れないって時ありません?僕は結構あります。なので、なにかしらのウソをついて、行けない理由を作ってしまうこともあります(ここは正直に)。

そんな時に使えるヒントが『"なにを"断りたいのか』。
この漫画では"日程"だったのでリスケをお願いすることに。予定があってリス

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