マガジンのカバー画像

セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

976
太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

イラストレーターが描く、ハッピーな国際女性デーとは。

イラストレーターが描く、ハッピーな国際女性デーとは。

こんにちは、aoitatanです。

国際女性デーに関する記事まとめに続きまして、本日はアートのまとめです。

3月8日の国際女性デー。はじめはなんとなくTwitterで新聞記事などをぽちぽちみていたのですが、おやおや・・・!?海外のアーティストの方々が、instagramで国際女性デーにまつわる作品を投稿しまっくている・・・!?

そしてよくよく海外の方の投稿を見てきづいたこと。それは、英語では

もっとみる
女性活躍推進 = マイノリティの「違和感」が変化をつくる

女性活躍推進 = マイノリティの「違和感」が変化をつくる

ダイバーシティ推進で目指すのは
女性・男性といったジェンダーのみに限らず
一人一人の個の多様性を受け入れあい、違いを活かせていること。

女性活躍はその入り口にしかすぎません。

ジェンダー関係なく、
『組織と個の未来の働き方』を作っていくために
まずは女性側の意識もアップデートしていくことが大事。

この何十年、少しずつ変化しながらも
未だ男性中心ルールの会社組織。
女性の就業者は、全体の44.

もっとみる
報告書には表れないアフリカ女性経営者の声〜国際協力コンサルタントのノートより

報告書には表れないアフリカ女性経営者の声〜国際協力コンサルタントのノートより

「女は男よりよく働くじゃない?」

このようなセリフを、アフリカの女性たちから幾度となく聞いた。アフリカに携わり20年余り。仕事でも個人としても10数カ国に滞在・訪問する機会に恵まれたが、確かに昼間からバーで酔っ払い油を売る男性たちと、仕事に子どもの世話に家のことにと、忙しなく働く女性たちを数多く目にしてきた。

だが、果たしてビジネスの面でもそうなのだろうか。

タンザニア中小企業経営者の女性へ

もっとみる
なかなかの衝撃。日本は153カ国中121位。~ジェンダーギャップランキング~

なかなかの衝撃。日本は153カ国中121位。~ジェンダーギャップランキング~

さる3月8日は国際女性デーでした。それにあわせて、新聞やネットでは2019年12月に「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した「ジェンダーギャップランキング」の順位に関連した記事が色々と出ていました。
このランキングは、政治、経済、教育、健康の4分野で男女格差を指数化したもので、日本の順位はというと、記事をスクロールしてみて頂くとわかりますが・・・当分出てきません。
ずーーーーーっとスクロールして

もっとみる
ダイバーシティって、めんどうくさい?

ダイバーシティって、めんどうくさい?

ダイバーシティ(人材の多様性)が大事って言われます。これは世界平和の根底を支える概念だと思います。もちろん、LOVOTを創造するうえでも、ダイバーシティは必須だと考えています。しかし同時に「言うは易く行うは難し」だとも実感しています。今日は、私なりに葛藤しながら辿り着いた、ダイバーシティとの付き合い方についてお話します。

以前に私は、30カ国以上の人が集まる欧州のグローバルチームで働いた事があり

もっとみる
「障害」を「障がい」と表記しておけばいいだろうという安直さにドロップキック。

「障害」を「障がい」と表記しておけばいいだろうという安直さにドロップキック。

【全文無料】
「ドロップキックできないじゃん!!」というツッコミはさておき。

昨日は、ここ数年、見聞きするようになった「セクシー女優」という言葉への違和感と、現役AV女優である紗倉まなさんが、それについてどう感じているのかをお伺いした内容を記事にしました。

紗倉さんのお話を聞いて、あらためて「AV女優」を「セクシー女優」と言い換えるようになった経緯は、「障害」を「障がい」と表記するようになった

もっとみる
【特撰記事①】「セクシー女優」は、誰によって生み出されたのか?

【特撰記事①】「セクシー女優」は、誰によって生み出されたのか?

※これは3月21日に公開された有料記事ですが、特に反響が大きかったので年末特別企画として無料公開しています。

先日、『Abema的ニュースショー』でコロナ対策をめぐる報道のあり方について議論していましたが、その内容が記事になっていました。そのタイトルを見て、私は「ほお」と驚かされました。

「元セクシー女優」とあったので誰だろうと見てみたのですが、友人でもある鈴木涼美さんでした。彼女は慶應大→東

もっとみる
フェミニストは萌え表象叩きを諦めて現実と向き合えという話

フェミニストは萌え表象叩きを諦めて現実と向き合えという話

 この話題、正直あまり触れたくなかったのですが、いよいよ私と関わりのある企業まで炎上するようになってきたのだなと、多少なりとも危機感を覚えたため、身バレしない範囲で雑に感想をまとめます。



 3年ほど前の話になりますが、仕事の資料集めのためにビッグサイトで開催されたIT・IOT系の展示会に訪れた私は、サラリーマンで溢れかえるむさ苦しい(失礼)空間の中において一際異彩を放つブースに目が止まりま

もっとみる

「男/女らしさ」を考え始めるなら、『さよならミニスカート』がおすすめです。

本記事の目的本記事では、『さよならミニスカート』を引用しながら「女らしさ」「男らしさ」という単語を考察し、それら単語の息苦しさや呪縛から解放されるための「思考と行動の出発点」を提供することを目的としたい。

想定読者は、「女らしさ」「男らしさ」などの単語に息苦しさを感じる人とである。筆者を含む。

これはジェンダー論やフェミニストの記事か?いや、ジェンダー論というより、平等論と呼びたい。

もっと

もっとみる
ジェンダーとフェミニズムとセクシャルマイノリティ

ジェンダーとフェミニズムとセクシャルマイノリティ

ふと、海外でジェンダーはどのように教えられているのだろうと思い授業をとってみた。まず教授の専門分野が分からず、とっている生徒もジェンダーメジャーはほぼゼロ。「ジェンダーというと女性学のような印象がある」と習ったようにもはや女性学な気がするし教授の専門性も感じられない。

LGBTの差なんて言及すらされないしまずそもそも男女二元論を解くジェンダーにすら賛同したくないスタンスでこの授業をとったのは間違

もっとみる
各地のフェミニスト本屋リスト(2023.07.31更新)

各地のフェミニスト本屋リスト(2023.07.31更新)

2020年に書いた、「フェミニストとしておすすめする本屋6店」に加筆しています。閉店してしまった本屋もありますが、記録として残しています。また、フェミニズムに特化した本屋でない本屋も入れていますが、店の発信する情報や置いている本からみて好きなところを選びました。

2020年当初書いていた文-----

フェミニストとしておすすめする本屋て何か、というと、フェミニズム・ジェンダー・セクシュアリティ

もっとみる
『総務部長はトランスジェンダー』を読みました。

『総務部長はトランスジェンダー』を読みました。

岡部鈴著『総務部長はトランスジェンダー 父として、女として』(文芸春秋)を読みました。

2018年6月に出版されたこの本、以前にも一度読んでいましたが、今回NHKドラマ化されるということで、再読してみました。

トランスジェンダーをテーマにした本は何冊もありますが、この本は著者の岡部さん自らの経験をノンフィクションでリアルに綴ったのが特徴。

読みやすいライトノベルのタッチでどんどんストーリーが

もっとみる

「良妻賢母」「母性神話」は作られた伝説。

女性活躍推進、男女共同参画が叫ばれる時代ですが、「子育ては母親の役割」とか「母親には母性が備わっている」という“常識”は、いまだ多くの人の意識の奥底に宿っている気がします。

男性と女性とが出会い、将来を誓って結婚し、幸せな子宝に恵まれると、人々は暗黙のうちに、「夫は仕事へ」「妻は子育て」という“昔からの”テンプレートに押し込められることになります。

このような構図の中で“一家の大黒柱”として家

もっとみる
ジェンダー教育は、男性にとっても「解放」につながる

ジェンダー教育は、男性にとっても「解放」につながる

学校教育や社会教育の場で、ジェンダー教育の必要性が叫ばれています。男女平等、女性活躍推進の時代において、子どもの頃からジェンダーについての正しい理解を持つことが大切なのはいうまでもありません。

子どもだけでなく、今はジェンダーをめぐるあり方や役割意識の変化が顕著な時代なので、ジェンダーやセクシャリティについて学びたい、再確認したいという人が多いでしょう。

さまざまな勉強会やセミナーなどでも研究

もっとみる