マガジンのカバー画像

セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

976
太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

発達障害とフェミニズム

発達障害とフェミニズム

日々ツイッターでフェミニストたちの発言を読んでいると、ふと気づくことがある。それはフェミニストを名乗るアカウントのbioには高い確率で以下のようなワードが入っているということだ。

「腐」「成人済」 などの「腐女子」であることを示すワード

「クソ客」「担当」「スカウト」「二重全切開」「鼻ヒアル」などの「風俗嬢」であることを示すワード。

「ASD」「ADHD」「LD」 などの「発達障害」であるこ

もっとみる
コワモテになりたがる障害者たち

コワモテになりたがる障害者たち

「屈強な黒人男性になりたい」というインターネットミームがある。

元々はツイッターで広まった言葉で、主な使用者は援助交際・キャバクラ・性風俗などに従事する夜職女子だ。

新しい『正しさ』の様式

新しい『正しさ』の様式

(※当記事は有料設定されておりますが最後まで読むことができます。もし面白いと思ってくださった方は投げ銭として記事を購入していただけると幸甚です。)

 TwitterのようなテキストベースのSNSにおいて、我々は整合性や一貫性といった論理に『正しさ』を求める傾向がある。

 これは古代から連綿と続いている一つの様式でもあり、過去の哲学者たちもその論理をぶつけ合うことで、それぞれの『正しさ』を主張し

もっとみる
現実でもネットでも男叩きであふれていません?

現実でもネットでも男叩きであふれていません?

※メイン部分は一応全部読めます。有料部分はお布施とでも思っていただければいいです。

 一体いつからだっただろう。日本のネット環境ではまことしやかに「ネットでは女叩きであふれている」というような言説を見るようなことがあった。

 まあ、確かに普段では女性を叩くような言説というのはなかなか目にすることはないのかもしれない。テレビでは、何か女性差別的なものが発見されたらテレビや新聞などで叩かれるのは目

もっとみる
せやろがいおじさんが性犯罪の刑法改正について叫んでくれた件

せやろがいおじさんが性犯罪の刑法改正について叫んでくれた件

 沖縄の海を背景に時事問題について叫ぶ芸人YouTuber・せやろがいおじさんが、刑法の性犯罪規定についての問題点を動画投稿しています。
性犯罪に関する刑法については、かねて被害当事者団体や支援者らが改正の必要を訴えてきました。でも法律の話って、なかなか興味関心を持たれづらいのが実情。特に「性犯罪」の話となると、暗くてタブーなイメージを持たれ敬遠されることもありました。いろいろなアプローチの一つ

もっとみる
女性起業家たちは共創時代に活躍できる|日本のイノベーション力向上に向けて

女性起業家たちは共創時代に活躍できる|日本のイノベーション力向上に向けて

 ポストコロナの「NEW NORMAL」に突入し、テレワークをはじめとした“新たな働き方”が注目されています。首都圏から地方へ移住し、場所にとらわれない「Uターン・Iターン」などの動きも加速し、過疎化問題などの解決にも繋がることも期待されます。

 このように、世界中で大きな変革を迎えている社会や経済の中で、新しい需要も誕生しています。新たな体験やオンラインシフトなど、この「NEW NORMAL」

もっとみる
女性の働き方について

女性の働き方について

帝国データバンクより17日、「女性登用に対する企業の意識調査」の結果を発表したようです。女性管理職の割合は平均7.8%と前年比に比べ、0.1%増加した模様。政府目標である「女性管理職30%以上」を超えている企業は7.5%(同0.4ポイント上昇)と、わずかながら増加したものの、依然として低水準にとどまっております。

女性の働き方については、男性とは決定的に違った要素を見なければなりません。

それ

もっとみる
ママが働くのがカッコイイ!という幻想。仕事をするのが全てではないと思う今日この頃。

ママが働くのがカッコイイ!という幻想。仕事をするのが全てではないと思う今日この頃。

「ママでも私らしく働く」
「ママでも社会と繋がってるために」
「ワーママ〇〇コーデ」

カッコイイよね。
私も雑誌が大好きなのでついこういうフレーズで買ってしまったりする。

3年前に全くの未経験からどうしても仕事がしたくてフリーランスwebデザイナーを目指したのもその影響が大きい。

もちろん仕事をすることは素敵だ。
そしてやりたいなら、仕事が大好きなら大いにやったほうがいい。

でも全ての人が

もっとみる
ジェンダー問題とスタートアップ:経営者が念頭に置くべき反・家父長制という補助線

ジェンダー問題とスタートアップ:経営者が念頭に置くべき反・家父長制という補助線

サマリー

記事が長くなったのでサマリーを置きます。

・ジェンダー問題に傍観者はいない。ジェンダー問題は家父長制とどう向き合うかという問題であり、何千年も続いている家父長制に対してどう抗うかを意識しないと自社も差別的な家父長制の拡大再生産に寄与してしまうことになる

・家父長制は、①権力の不均衡、②アンコンシャス・バイアス、③暗黙的賛成、④特定者による支配、の4つに分類される

・特に経営者は「

もっとみる
女に生まれても女性になるには努力がいる

女に生まれても女性になるには努力がいる

先日、久しぶりに女性をまっとうしました。

しっかりめのメイクにネイルもして
髪なんか巻いちゃって

私がイメージする
“かわいい系"の”女性”

で過ごせた。

でもここに至るまでは
ずいぶんウネウネした道を
歩いてきたと思います。

今日は私が、
** 「女に生まれても
”女性”になるには努力がいる」**
と感じたお話をします。

お付き合いください💐

・外はナチュラル系女子、中は武士

もっとみる

面白いと思う気持ちに、男も女も区別ない~絵も楽しみたい~

 何でもかんでも「女子」や「男子」をつけては、やっぱりつけない方が良いと議論がなされる。この一連のやり取り、もう食傷気味。

 野球の広島カープファンが女性だと一時、「カープ女子」なんて言われた。でも35年も前から、阪神タイガースファンで甲子園球場に通っていた女子はいたわい。私を含め。たくさん。
 草食系男子も、前から恋愛に積極的じゃない男子だっていたわよ。たくさん。
 歴女も、私が高校生だった3

もっとみる
【論破付き】大坂なおみさんのプロテストに対するクソコメントまとめ

【論破付き】大坂なおみさんのプロテストに対するクソコメントまとめ

大坂なおみさんの行動が話題となっています。

大坂さんはベスト4まで勝ち進んでいた「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の準決勝を棄権することを表明しました。

これは先日米ウィスコンシン州で起きたジェイコブ・ブレイクさんへの警察による銃撃事件等、一連の黒人差別への抗議でした。

大坂さんはTwitterとInstagramで自身が試合を棄権することを表明。

クソコメ殺到したのでまとめますとこ

もっとみる
ポスト安倍時代のポリコレのあり方について。ゴーストオブツシマと欧米のフェミニズム本「BOYS」と「萌え絵」問題と悪役令嬢ストーリーとサムライカルチャーにハマる外国人についてなど

ポスト安倍時代のポリコレのあり方について。ゴーストオブツシマと欧米のフェミニズム本「BOYS」と「萌え絵」問題と悪役令嬢ストーリーとサムライカルチャーにハマる外国人についてなど

(トップ画像は「ゴーストオブツシマ」公式サイトより)

・はじめに
この記事は一週間前ぐらいに概ね書き上げていたんですが、なんか「記事の最後の着地をどうしようかなあ・・・」というところで何かピンとこないまま放置していたら、安倍氏の辞任のニュースが流れて驚きました。

安倍氏辞任については、いずれまたそれ自体を深く別記事で扱いたいと思いますが、手短に今月の「世界的大変化」について考えてみると、

もっとみる