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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

アメリカの二極化を止めよ!:トライバル・メンタリティから脱却

アメリカの二極化を止めよ!:トライバル・メンタリティから脱却

別のコラムで、HB1041(生物学的男性が女性スポーツに参加することを禁止する法案)をめぐる、インディアナ州議会が1月24日に行ったヒアリングで、生物学的には男性であるトランジェンダーのコリーナ・コーンさんが法案に賛成する意見表明をしたことをシェアさせていただきました。
■女性スポーツを破壊する過激派と、権利放棄した女性団体に、生物学的男性が切り込む

ここで気になったことを深掘りします。引用は、

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魔法少女の呼称戦略

魔法少女の呼称戦略

 どうも、魔法少女☆天路めあです。

 今回は魔法少女が頻繁に使用している「ジェンダークレーマー/ジェンダークレーム」という語と、それを使うメリットをご説明したいと思います。
 呼称戦略に潜む多大な意義をご理解いただければ本望です。

 このnoteのスクショを載せる際は、お手数ですが出典としてnoteリンクを貼っていただきますようお願い申し上げます。

ジェンダークレームとは そもそもジェンダー

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サイゼリヤ先輩まんが保存庫

サイゼリヤ先輩まんが保存庫

昨日Twitterで投稿したマンガがなぜか3万いいねされたので保存庫マガジンを作っておきたいと思います。続き読みたいという声もあったのでぼちぼち続きもここに収録。色とかめちゃくちゃだったので修正。

「このマンガはあっちへの皮肉だろう、こっちへの批判だろう」という感想もあるのでいちおう背景を描いておきますと、かなり前に邪悪な婚活コンサルの方たちが「初デートでサイゼリヤは論外」とか「デートで彼女をサ

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『サイゼリヤに怒る彼女達』2022-02-11

『サイゼリヤに怒る彼女達』2022-02-11

 ファミリー向けイタリアンレストラン「サイゼリヤ」がまたも物議を呼んでいる。何度も繰り返されてきた争いで「デートで食事する店にサイゼリヤは適当か」というものである。
 アクセサリーブランド「4℃」を女性へのプレゼントに選ぶのは適切か、と並んでTwitterでは繰り返されている議論だ。

 ちなみに4℃については昨年すでに「白饅頭」こと御田寺圭氏や「会計士じゃない人」小山晃弘氏が非常に的確なnote

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「私たちは日本代表でありながら、胸に国旗をつけることができませんでした。 」 →WEリーグ開幕&トロフィー完成まで 
~ 一言切り抜きfrom日経#245

「私たちは日本代表でありながら、胸に国旗をつけることができませんでした。 」 →WEリーグ開幕&トロフィー完成まで ~ 一言切り抜きfrom日経#245

2021年9月12日に開幕し、今週2022年3月5日にシーズンが再開する、女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」。

その初代チェア岡島喜久子さんは、最初の女子サッカー日本代表で、その後、メリルリンチ他、海外の金融業界の第一線で活躍されたという方。

興味深いキャリアの持ち主だが、彼女の記事もとてもとても興味深い。

そこから一言だけ、切り抜いたのが、今回のタイトル。

ワールドカップも制した日本

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全員がピーターパンの社会は、果たしてうまく回るのだろうか?

全員がピーターパンの社会は、果たしてうまく回るのだろうか?

今週の初めにReddit に「I’m childless because I’m selfish. Not for some noble reason like climate change or end stage capitalism.(「私が子供を持たないのは、自分勝手だから。気候変動や資本主義の終焉のような崇高な理由ではありません」)」という投稿上げられたところ、ものすごくバズりました。コ

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『メディアの悪影響?~規制派にとっての統計と実験室』2022-02-02

『メディアの悪影響?~規制派にとっての統計と実験室』2022-02-02

ゆっくりしていってね!!!!
私は東方Projectとは独立かつ無関係に存在する不思議な生命体、ゆっくり手嶋さんよ!

……ん? 

はい。まあ、言いたいことは分かるわよ。
ここはヒトシンカさんのnoteよね。「手嶋海嶺のnote」ではない。

そう――おっしゃる通り。
これは、いわゆる「出張」よ。

私も社会に生きるゆっくりだから、そりゃ出張くらいするわよ。
みんな納得した?

したわね?
――

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「男らしさ」「女らしさ」という感情

「男らしさ」「女らしさ」という感情

あんたは今の世の中で「男らしさ」だとか「女らしさ」ってものに対する世の中の意識が変化しているってのを感じているかい?

LGBTQ+のキーワードの元に性的マイノリティーのヒトの存在ってのをふつうのコトとして受け止める必要があるって意見が一般的になってきている。
それそのものは大切なことだという大前提を踏まえた上で、「男らしさ」や「女らしさ」って価値観そのものを否定するような意見もチラホラ見るように

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マイノリティのために働き方の選択肢を増やす意味

マイノリティのために働き方の選択肢を増やす意味

昨今、様々な企業で多様な働き方を可能にする制度が導入されるようになってきた。

その背景として、個人の就業観の変化や、少子高齢化・グローバル化が進む社会環境下で多様な人材に活躍してもらう必要性が出てきたこと、また情報技術といったテクノロジーの進化によって、今までできなかった働き方が可能になったことが挙げられる。

かくいうサイボウズも、働き方の選択肢を増やしてきた企業の1つであり、現在、社内には多

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出産離職と、男女の働きやすさへの影響

出産離職と、男女の働きやすさへの影響

2009年までは、第一子出産を機会に離職する女性が6割だったことを聞くと数字の高さに驚かされます。その後、4割程度に減っていますが、決して少ない数字ではありません。

参考:内閣府「男女共同参画白書 令和3年版

実際に、女性のキャリア相談の事例からは、2000年代前半までの退職事例として以下のような理由をよくお聞きします。

・長時間労働の環境だったため、育児しながらの就業継続は無理だと考えた

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ダイバーシティー&インクルージョンの制度充実の落とし穴

ダイバーシティー&インクルージョンの制度充実の落とし穴

ダイバーシティー&インクルージョンに力を入れているある企業のお話をきいた。「当社は制度が充実しています」という。資料には

などなど、数々の制度が並んでいる。
パッと見て、私は強い違和感を覚えた。
その場ではうまく説明できなかったが、違和感の元はこういうことだ。

こうしていろいろな切り口で「マイノリティー」をくくり出して定義づけて…をやればやるほど、「マジョリティー」の存在がくっきりと浮かび上が

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「名言との対話」2月10日、平塚らいてう「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である」

「名言との対話」2月10日、平塚らいてう「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である」

平塚 らいてう(ひらつか らいちょう、1886年〈明治19年〉2月10日 - 1971年〈昭和46年〉5月24日)は、日本の思想家、評論家、作家、フェミニスト、女性解放運動家。

東京生まれ。東京女子高等師範附属高等女学校(お茶の水女学校)卒業。20歳、日本女子大卒業。21歳、閨秀文学会に参加し講師の森田草平と出会う。22歳、恋人となった森田と死の旅に出るが捜索隊に発見される。(塩原事件)。25歳

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