おにがわら

詩歌、エッセイ、コラム、紀行を 気が向いたときに書きます

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    幼少から本に親しんでこなかった私が最近の読書を通じ、感じた日本語の語彙、表現についての雑記です。

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    ふと思うこと、考えたこと、考察などを書き連ねます

記事一覧

成功者の名言が
よく動画で流れるが
見れば見るほど疲れてしまう

おにがわら
1か月前
15

【詩】期待

誰かに期待しているって 誰かを支配しているんだ 期待しているから 怒りが生まれるんだ ただ 心の片隅の期待を意識してから その期待に苦しんでいる 私がいるんだ

おにがわら
1か月前
22

はじめから
深い仲であろうと思わない
分かち合おうと思わない

こんな投稿は
他人から嫌われるかなと思ってた

だけど、他人は
他人のことそんなに気にしてないんだと

屋台を営む方の動画を見て
そう感じました

おにがわら
1か月前
14

だれかを励ますことが

ときに傲慢や恩着せがましさに
感じることがあるんです

心の闇といいますか
深読みしすぎといいますか

おにがわら
1か月前
11

【詩】記憶の再会

あのときは 心に響かなかった言葉 今になっては 沁みるように揺さぶられる 留めていた記憶が弾けるように 過去とこの瞬間を繋ぐ わたしは記憶を彷徨う

おにがわら
1か月前
14

【詩】にゅあんす

きらいじゃないんだ うん、そうだなぁ だけど すきじゃない いや、なんというか きらいというわけでもない この 中途半端たるや 曖昧な にゅあんす にゅあんす いち も…

おにがわら
1か月前
16

わたしへのメッセージ

あのときは言い過ぎたのだろうか そんな気持ちが強すぎて 日が経つごとにさらに後味が悪くなる どうしてもすべて私が悪いと 自責に駆られてしまう これまでに ろくに自己…

おにがわら
1か月前
12

蜂が飛ぶ

ぶんぶんぶんはちがとぶ おいけのまわりに のばらがさいたよ ぶんぶんぶんはちがとぶ もともとこの曲はボヘミア民謡で、 歌詞は「蜂よこっちへ飛んでお行き、森や野ばらに…

おにがわら
1か月前
13

【詩】めんどくせぇなぁ

めんどくせぇなぁ めんどくせぇなぁ 本当は誰ともつながっていないけど 世の中が便利になって 誰かとつながっているつもりだ 俺の洋服箪笥の中は 防虫剤の匂いが 飛んで…

おにがわら
1か月前
12

偕楽園、春を迎える

雲去りて 眺め麗し千波湖の 梅花潜める 春の訪れ 本日、梅の名所偕楽園にツーリングしてきました。 3月も下旬に向かい、開花のピークをかなり過ぎてしまいました。 梅の…

おにがわら
1か月前
13

【詩】おせっかい

私の見立てでは 大きく分けて2種類あるようで 1つ目は 心配や親切心 2つ目は 自己顕示や承認欲 例えば、聞かれてもないのに 自分のことを話す なんとなく なんとなく し…

おにがわら
1か月前
15

【詩】雫

わかってほしいな わかってほしいな 鼓動が緩やかに鎮まる 凝り固まった雲の芯が 緩やかに解け 滴り落ちる雫

おにがわら
1か月前
14

【詩】いろいろ

きょうは いろいろあった ほんとうに いろいろあった ぼくはなぜか いろいろという器に 良くないことばかり 入れてしまう だけど そのいろいろのなかに 嬉しいことや 楽…

おにがわら
1か月前
10

不幸でもいいんじゃないの?

「他人と比べて不幸になる」 という動画を見て思ったんだけど 他人と比べて不幸で「いいじゃん」って考え方 があってもいいような気がするんだけど だって人って「比べて…

おにがわら
2か月前
10

運と実力について

「運も実力のうち」という言葉、 解釈は様々ですが、 運があってこそ、実力が育まれるのではと考えます。 さらに運というのは、私の経験になぞらえると「環境」の意味合…

おにがわら
2か月前
10

【詩】そうか

「大丈夫だよ」 と励まされるより 「あぁ、そうか」 とじんわりと応えてくれる 安心するわけではなく 解決するわけでもなく ただ、そのほうが わたしが認められたような…

おにがわら
2か月前
15

成功者の名言が
よく動画で流れるが
見れば見るほど疲れてしまう

【詩】期待

【詩】期待

誰かに期待しているって
誰かを支配しているんだ

期待しているから
怒りが生まれるんだ

ただ
心の片隅の期待を意識してから
その期待に苦しんでいる
私がいるんだ

はじめから
深い仲であろうと思わない
分かち合おうと思わない

こんな投稿は
他人から嫌われるかなと思ってた

だけど、他人は
他人のことそんなに気にしてないんだと

屋台を営む方の動画を見て
そう感じました

だれかを励ますことが

ときに傲慢や恩着せがましさに
感じることがあるんです

心の闇といいますか
深読みしすぎといいますか

【詩】記憶の再会

【詩】記憶の再会

あのときは
心に響かなかった言葉

今になっては
沁みるように揺さぶられる

留めていた記憶が弾けるように
過去とこの瞬間を繋ぐ

わたしは記憶を彷徨う

【詩】にゅあんす

【詩】にゅあんす

きらいじゃないんだ

うん、そうだなぁ
だけど

すきじゃない
いや、なんというか
きらいというわけでもない

この
中途半端たるや
曖昧な
にゅあんす
にゅあんす

いち
もしくは
れい
とは言わせない

わたしは人間だ
見えない香りに耳をすませる
ことを忘れないで

わたしへのメッセージ

わたしへのメッセージ

あのときは言い過ぎたのだろうか
そんな気持ちが強すぎて
日が経つごとにさらに後味が悪くなる

どうしてもすべて私が悪いと
自責に駆られてしまう

これまでに
ろくに自己主張できなかった反動が
後味の悪さを増幅させ
発言を後悔させるように
わたしを責めるんだ

しかしわたしを守るために発した言葉
感情を捨て冷静に伝えた言葉
誰かにわかってほしいと
気持ちの欠片なんてなかった

また苛まれる
ああぁ繰

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蜂が飛ぶ

蜂が飛ぶ

ぶんぶんぶんはちがとぶ
おいけのまわりに
のばらがさいたよ
ぶんぶんぶんはちがとぶ

もともとこの曲はボヘミア民謡で、
歌詞は「蜂よこっちへ飛んでお行き、森や野ばらにお行き」
という意味だが、
我が国では作詞家の村野四郎氏による意訳で、今日歌われ続けている

蜂が野ばらの周りを飛ぶ、
単なる情景を深読みするつもりはないが、
蜂がいるからこそ、花が育ち
花がいるからこそ、蜂が生きていける

「駕籠に

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【詩】めんどくせぇなぁ

【詩】めんどくせぇなぁ

めんどくせぇなぁ
めんどくせぇなぁ

本当は誰ともつながっていないけど
世の中が便利になって
誰かとつながっているつもりだ

俺の洋服箪笥の中は
防虫剤の匂いが
飛んでいっちまって

新しくわからん匂いが
循環するように入れ替わる

あのやな匂いは
もう来ないだろうなぁ

めんどくせぇなぁ
めんどくせぇなぁ

偕楽園、春を迎える

偕楽園、春を迎える

雲去りて
眺め麗し千波湖の
梅花潜める
春の訪れ

本日、梅の名所偕楽園にツーリングしてきました。

3月も下旬に向かい、開花のピークをかなり過ぎてしまいました。

梅の木々の大半は、花を削るように寂しくなったものの、多くの花見客で楽しまれていました。

春の到来は
梅の季節が峠を越えた証ですが、
衣を一枚一枚脱ぎ捨てるように

また、別れと出会いを繰り返すように
季節の象徴が切り替わるものだと

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【詩】おせっかい

【詩】おせっかい

私の見立てでは
大きく分けて2種類あるようで
1つ目は
心配や親切心

2つ目は
自己顕示や承認欲
例えば、聞かれてもないのに
自分のことを話す

なんとなく
なんとなく

しかし、たまに親切心に承認欲が
ちらっと垣間見るのがとても厄介

みんな誰かと関わりたい
誰かと関わりあうことって
海のように深い

【詩】雫

【詩】雫

わかってほしいな
わかってほしいな

鼓動が緩やかに鎮まる

凝り固まった雲の芯が
緩やかに解け
滴り落ちる雫

【詩】いろいろ

【詩】いろいろ

きょうは
いろいろあった
ほんとうに
いろいろあった

ぼくはなぜか
いろいろという器に
良くないことばかり
入れてしまう

だけど
そのいろいろのなかに
嬉しいことや
楽しいことを
入れてあげたい

不幸でもいいんじゃないの?

不幸でもいいんじゃないの?

「他人と比べて不幸になる」
という動画を見て思ったんだけど

他人と比べて不幸で「いいじゃん」って考え方
があってもいいような気がするんだけど

だって人って「比べてしまう生きもん」じゃない?
こんなに情報が蜘蛛の巣のように張り巡らされている世の中で
スマホ片手にお呼びでないニュースが
否応なしに飛び込んでくるんだ

おめでたのニュースがあれば
未婚の人は嫉妬するよ
たとえ未婚を心に決めても
手放

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運と実力について

運と実力について

「運も実力のうち」という言葉、
解釈は様々ですが、

運があってこそ、実力が育まれるのではと考えます。

さらに運というのは、私の経験になぞらえると「環境」の意味合いが強い気がします。

だから、運と実力は独立したもので、実力に運は含まれないと思います。

そもそも「運も実力のうち」って結果論なので、結果論だとなんとでも言えるのです。

さらに、自分の環境(運)をどのように捉えるかどうかは、その人

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【詩】そうか

【詩】そうか

「大丈夫だよ」
と励まされるより

「あぁ、そうか」
とじんわりと応えてくれる

安心するわけではなく
解決するわけでもなく

ただ、そのほうが
わたしが認められたような
気がするのです