ハイウェイ

ハイウェイ ハイウェイ

形あるものが壊されていく
自分の中に出来上がった常識が
覆されていく

保とうと
繰り返そうと

足を踏ん張り
身を構えてみるけれど

竜巻に舞い上げられる様に
砂嵐に巻き込まれる様に

抵抗する事も
抗うことも出来ないで

身を守る事だけで 精一杯で

毎秒毎に 「今」と云う瞬間が
崩れ落ちていく

そして ハイスピードで
見知らぬ世界が展開される
大パノラマのハイウェイを
賢明にハンドル握り締

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野生

白うさぎに出くわす!!!野生だ。野生だ。野生だ。
どうだ、凄いだろ。
パシフィックハイウエイを夜中に歩いての帰り道、ローズビル駅を過ぎたところあたりで右目の端にピョンピョンが映る。思わず「A white Rabbit!!!!!」って叫ぶ。
割と近くに行っても逃げていくわけでもなく、キョロキョロピョンピョン。動物にはわかるんだな。邪悪な気の全くないピュアな俺が。
かわいかったよ。ほんと、かわいかった

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どうもありがとうございます。笑顔の一日でありますように。
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高速道路はサービスエリアだけが好き

くるりの「ハイウェイ」という曲が大好きです。あれを聴くと、心にきれいな雨が降る。鬱屈した思考が洗い流されて、空気は透明になり、ものがはっきりと遠くまで見渡せる。自分本来の感性が表れてくる。

この曲が聴けて、それだけで生まれてきて良かったという気すらする。

そんな絵を描きたいものだ。

人を本来の姿に戻せるような絵。

ここでもう一度自分に約束を。「面白い事、心からの疑問・返答しか口にしない」。

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「ジョゼと虎と魚たち」

暑くて寝れなくなった深夜1時、逃げるようにリビングに降りてきて
お決まりのNetflixを開いた

そうして、何を見ようかと物色し、
ふと田辺聖子さんが亡くなった記事を思い出した

そして選んだのが『ジョゼと虎と魚たち』。

久しぶりに「この映画好きだーー」と思った
こんな形の愛を見たことがなかったから
こんなに口が悪くて可愛らしくてまっすぐな弱くて強い主人公を
見たことがなかったから。
そんなジ

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現実におもいっきりブン殴られた気分になった映画の話

千代田線に乗ってから、しばらく経った。

この雨で湿気がすごくて、バスケをやっていたときの名残で、膝あたりが痛くなる。我慢できない痛みではないから放っておくけど、気持ちよくはない。

仕事の合間に見たニュースで、田辺聖子が亡くなったことを知った。そうか、そうだよな。

田辺聖子と聞くと、あの映画を思い出す。『ジョゼと虎と魚たち』。劇場で観たくて、わざわざ渋谷まで茨城から観に行ったっけ。今は亡きパル

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ぼくが旅に出る理由はだいたい100個くらいあって。

夜の高速に久しぶりに乗った。

昔からスピード出したら壊れそうな車に乗っているので自分の運転で高速に乗る事はほぼなく、必然的に人の運転ということになる。

夜の高速は好きだ。
真っ暗で静かで規則正しい。

人の運転なので当然外をぼんやりと眺めることになる。
びゅん。びゅん。びゅん。

いい。その規則正しいリズム、とてもいい。
そしてなんだか、泣きたくなります。すごく心細くなる。どうしてかな。

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『鉄灰色の空』(短編小説)

———  二車線の国道をまたぐように架かる虹を〜

   車の一人旅には、ミスチルの歌がよく合う。スピーカーから飛び出してくる抜けの良い歌声は骨の髄まで届き、気分を高揚させる。

   秋晴れの空の下、ハイウェイを北上していく。東京から飛ばしてきた小さな軽はたった今、八ヶ岳PAを越えた。

   それは、30手前の男の傷心旅行だった。少しでも今の心の濃度を薄めたかった。無理をしているのはわかってい

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走らすハイウェイ、クレイジーな夜の祈り、そして母の顔

ある夜のできこと。

私はUberドライバーに必死に説明していた。
「とにかく、私はこの大学の生徒じゃないんだけど、なんとか中に入って、パーキングの中からある車を見つけてほしいの、日産でたぶん白ね」
「よくわかんないな、ここセキュリティ厳しいから学生証か許可証ないとこんな夜中に入れてもらえないし、たぶんってどういうこと?キミの車じゃないの?」
「とにかく入って!私の車じゃないんだけど、カーシェアリ

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