考える葦

考える葦|IV-12|手術から修理へ

平野啓一郎の論考集『考える葦』(2018年9月発売 / キノブックス)より、エッセイ「手術から修理へ」を公開しています。

主に、2014年〜2018年(それより古いものも)、第4期にあたる『透明な迷宮」『マチネの終わりに』『ある男』が書かれた時期の批評・エッセイを集めた論考集。平野啓一郎の思考の軌跡が読める一冊です。
(2018年9月発売 / キノブックス)

Ⅰ : 文学・思想
Ⅱ: 自作及び

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「考える葦」 (ブレーズ・パスカル『パンセ』より)

「人間は一本の葦にすぎない、自然の中でもいちばん弱いものだ。だが、それは考える葦である。これを押しつぶすには、全宇宙はなにも武装する必要はない。一吹きの蒸気、一滴の水でも、これを殺すに十分である。しかし、宇宙が人間を押しつぶしても、人間はなお、殺すものより尊いであろう。人間は、自分が死ぬこと、宇宙が自分よりもまさっていることを知っているからである。宇宙はそんなことを何も知らない。
だから、わたした

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自分は何者か

最近、ふとわたしは何のために生きているのか考える。

学生の時分は、暇を持て余していた。考える時間など山ほどあった。そのせいか、最後の最後に体調を崩して旅先で内科にかかった。

わたしには考えすぎる癖がある。とりとめもないことを考えすぎる。

たとえば、わたしは駅が苦手だと通勤を始めてから気付いた。理由を簡潔に述べるならば、一つの場所に多様な目的を持った知らない人がたくさんいるとなぜか怖くなるから

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リニューアル

noteをリニューアルします。

いつもありがとうございます。

2月から2ヶ月以上毎日noteを更新してきましたが、いまいちしっくりきてないのでリニューアルします。

来週から新たに情報発信はじめます。

リニューアル後は一つのテーマにしぼって発信していきますので、また宜しければのぞいてやってください

週末、しっくりくるまで考えマッシブ

って、ことで。

頭でっかちになっていないか、“考える足”になりたい

先日、日本演出者協会の主催する「フェニックスプロジェクト」に参加してきた。東日本大震災の起きた2011年より毎年継続して開催してきたこの取り組みは、今年で9回目を迎える。
今回のタイトル『3.11を風化させない 〜あれから3000日、今何が起き、何ができるのか?〜』が示す通り、震災後まだまだ復興が追いついていない被災地の現状を伝え、忘れ去られないように今できることを、“演劇”という観点から賛同/参

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考える葦|Ⅰ-6|私達自身のような「夭折の天才」 ドナルド・キーン『石川啄木』を読む

平野啓一郎の論考集『考える葦』(2018年9月発売 / キノブックス)より、『石川啄木』(ドナルド・キーン著)の書評を公開しています。

主に、2014年〜2018年(それより古いものも)、第4期にあたる『透明な迷宮」『マチネの終わりに』『ある男』が書かれた時期の批評・エッセイを集めた論考集。平野啓一郎の思考の軌跡が読める一冊です。
(2018年9月発売 / キノブックス)

Ⅰ : 文学・思想

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"人間は考える葦である"
どこかの偉人はそう言った。
確かにその通り。考えをやめてしまえばそれはただの木偶となる。

"私は考える葦です"
"貴方も考える葦です"
"皆で頭を抱え、悩み、生き抜く、そんな強い葦になろう"

そんなキャッチフレーズが頭を過った30代の酔っ払いの夜