マガジンのカバー画像

作詞したもの(ヒロ)

100
運営しているクリエイター

記事一覧

【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

読み終えてしまいそうな小説に
細かく栞をはさむように
結末を迎えるとき喜びと
切ない気持ちが溢れてくる

さいごのわるあがき
あともう少しだけ待って

はじまりがあれば終わりがあって
終わりがあれば新しくはじまるものがある
消えて無くなるわけじゃないなら
さよならもいつかおそれないでいられるかな

はじまりがキラキラ光る朝陽なら
終わりは落ち着く夕陽みたい
どちらともかけがえない瞬間で
だから未来

もっとみる

【歌詞】タイトル:未定

あなたの笑顔が泣き顔に見えた
一瞬の違和感
あなたは隠すのがとても上手で

その強さの分
多くの痛みも真正面から受け止めてきた

簡単に言えるキライの言葉より
あなたを想う多くの愛が
何倍も強く届けばいいのに

完璧な人はいないなんてこと
知ってるはずなのに
勝手に期待して忘れてしまう

ほんの小さな傷
深く大きく広がる前に愛持ち寄って

あなたを傷つけるものから守るから
全てを防ぐことは難しいけ

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

呼吸するように紡がれる
なんの捻りもない言葉が嫌だった
平凡な言葉しか歌えず
大勢のなかへと埋もれていくなんて

私はもっと特別な言葉を歌えるはずだと
でもね

飾り立てた言葉は重いだけで
自分の歌なのに苦しかった
羽根のようにふわりと風のなか
ありのままの言葉で軽くなる

カッコイイ言葉を探してる
大勢の心を掴んでみたいんだ
そう思うことは悪くない
伝えたい心を見失わなければ

足して引いて一度

もっとみる

【歌詞】タイトル:未定

大きな欲望の陰で
守りたいものの為に
いのちをかけねばならない
人がまだたくさんいる

このありふれた日常さえも儚い夢だと

当たり前にあるべきものは簡単に
手のなかからすり抜けてしまう
握りしめて決して手離さないで
いつもその手のなかにあるように

祈りは夢物語と
わらう人もいるだろう
正解なんて分からない
それでも信じたいんだ

諦めた先に僕の欲した未来はないから

当たり前にあるべきものは簡

もっとみる

【歌詞】タイトル:未定

淡いピンクのマニキュア
私には似合わない色
丁寧に落としても
端っこにしつこく残ってしまうわ

この淡いピンクのように
私とあなたじゃ似合わないのかな

どうして私じゃないんだろう
あなたを想うこの気持ちは
誰よりも強いのに
あなたのことを見もしなかった
その人をあなたは選ぶのね
お似合いなんて言ってあげない

伸ばしてた爪が割れて
新しく買ったマニキュアは
出番なく引き出しへ
なんて不格好な指先

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

君と自転車に乗って行った河原
みどりの風をからだいっぱいに
受け止めてたくさん走ったね
君が僕にカメラを向けるたび
はしゃぎたいのをぐっと我慢した
あの写真大切にしてね

雨がたくさん降る日は君が僕を
いつも以上に構おうとした
しつこさに溢れた溜息に
君が喜ぶ姿が不思議だった
ねえもう僕が君を構ってる
あんなんじゃ心配になるよ

君が泣いてたら僕は何ができる
もう駆け寄ってそばにいることは
君には

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

真っ赤に熟れたトマトが
太陽の光を浴びている
反射して庭先を
きらきらと眩しく輝かす

ドアを開けてすぐ滲む汗
拭って「いってきます」と
歩き出した

厚い雲の向こうの光
まだかまだかと待っていた
眩しすぎて目を閉じたくなる
ほんの少しだけあの雲が恋しい

炭酸ジュース片手に
坂道を上ると見える海
海風が頬を撫でる
太陽の光が肌を焼く

古ぼけた木陰のベンチ
炭酸ジュースの汗が
描く夏

熱くて強

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

待ちに待っていたような
来ないでほしかったような
新しい扉の前
ひとり深く息を吸った

足がすくむ
指先が冷たくなって
いよいよだと顔がこわばる

新しい世界はこわい
でもそんな挑戦繰り返して今がある
だから次も大丈夫だ
今までの私が見えない手で背中を押す

前に進みたいような
戻ってしまいたいような
一歩踏み出した先に
待つのは天国か地獄かそれとも

口が渇く
鼓動が速くなって
なんでだろう少し

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

だいすきなともだち
おなじところで笑って
おなじところで怒って
おなじところで泣いて
似てると嬉しくて

ある日僕が打ち明けた悩み事
僕には見つけられなかったこたえ
思いもよらない考え方で
君が見つけてくれた

おなじところを数えて
これが一緒にいられる理由かななんて
思ったりするけれど
もしかしたらちがうところが
君と一緒にいられる理由なのかもしれないね

だいすきなこいびと
おなじところで笑っ

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

無敵のようにも感じてた
根拠はないけど自信に満ちあふれて
今よりずっと自由だった
思い返しては空の心が揺れる

出口の見えない迷路のよう
それでも現実(何も)知らないままよりずっといい

好きだから叶えたいから
苦しくても出口を探し続ける
楽しいだけじゃない そうだよね
私はまだ迷路のなか

空回っては焦る心
出口を見つけた喜ぶ声が聞こえる
誰とも比べないと決めた
あの日の私はいなくなってしまった

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

人混みが嫌いだった
思うように進めないとか
他人(ひと)との距離が近いとか
理由はいろいろあるけど
雑踏の一部になって
消えてしまうんじゃないかって

高いところから頬杖ついて
アタシを見下ろす奴らがいる
違う、アタシなんて見ちゃいない

アタシを見てよ
見分けなんてつかないかもしれないけど
アタシはアタシしかいないんだよ
アンタもアンタもアンタもそうでしょう
ねえ アタシを見つけてよ

伸ばした

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

雨音はいつの間にか
聞こえなくなっていて
鳥たちの力強い
羽ばたきの音がした

窓から見下ろしたアスファルトは
もう乾きはじめて水溜まりが煌めいてる
雨上がりの風が涙を拭った

かなしみは
黙って耐えるも良し
笑い飛ばすも良し
涙で流してしまうも良し
私のやり方で向き合っていく

雨音と傘に隠れて
泣いた帰り道は
世界から切り取られた
おとぎ話みたいだ

律義に守ってる赤信号
隣に立ち止まった無垢

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

鳥の囀りに目蓋をあげる
カーテンの隙間からは白い光
気持ちのいい朝こぼれる溜息
あっという間に過ぎた眠れない夜

蛇口を捻って出た水のぬるさ
慣れたら少し冷たく感じた

憂鬱な朝に
負けそうな一日が
晴れ渡る空に
泣きそうな一日が 
それでもはじまるから転がり落ちないように
今日も踏ん張ってこらえてる

不安は夢でも追いかけてくる
冷や汗かいて起きてもまだ真夜中
寝れば忘れるとよく聞くけれど
そん

もっとみる
【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

傘を叩く雨音に耳を傾けると
嫌なことがちょっと
雨といっしょに流れて薄れていくような
そんな気がして

みわたせば楽しそうな笑い声
大きな水たまりの上で
小さな長靴が跳ねている

どんより僕らを覆う
厚い雲の向こうにある
あおい空を待ちながら
いまこの時も楽しめること
いつまでも忘れないでいよう

道端の花をつたい落ちる雨粒に
立ち止まってじっと
見とれてた帰り道ふと我に返って
足早に立ち去る

もっとみる