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Hirotomusicと読書 第10回 「月と6ペンス」サマセット・モーム
この作品は自分の芸術に対する考え方に大きな影響を与えてくれた作品。
主人公のチャールズ・ストリックランドはある日、突然、これまで幸せに暮らしていたイギリスでの家族との生活を捨て、画家として生きるためにパリへ向かう。
彼はそこから芸術の情熱に取り憑かれ、生涯をかけて自分の表現したい芸術を追求する。
彼はそのために家族を捨て、財産を捨て、時には友人の家庭まで壊してしまう。
私はそんな彼を人としては
Hirotomusicと読書 第8回 「ティファニーで朝食を」
今日、紹介するのは世界中で愛される不朽の名作で、オードリー・ヘップバーンの主演の同名映画の原作としても有名なトルーマン・カポーティの代表作「ティファニーで朝食を」です。
この作品は、ニューヨークのマンハッタンのブラウン・ストーンというアパートに1943年に暮らしていた無名の作家が、ホリー・ゴライトリーというニューヨークの社交界で裕福な男たちと交際し、生活しているアパートの隣人と過ごした日々を回想
「Hirotomusicと読書」第5回 群ようこ「パンとスープとネコ日和」
群ようこさんの作品を私は本作を含め4作読みました。
「かもめ食堂」「れんげ荘」「ひとりの女」、そして本作、「パンとスープとネコ日和」
どの作品も全て、1人の独身女性が自分の生きたいように生きることを始めるストーリーです。
本作は、女手1人で育ててくれた母、カヨコを突然亡くした、カヨコの1人娘アキコが、自身が誇りを持って働いてきた出版社の編集部から、急に経理部に異動させられることが決まり、それを
「Hirotomusicと読書」第3回 高田渡「バーボン・ストリート・ブルース」
「Hirotomusicと読書」第3回
「バーボン・ストリート・ブルース」高田渡
今回紹介する本はフォークシンガー高田渡さんの自伝「バーボン・ストリート・ブルース」です。
私が高田渡さんに出会ったのは、私が好きなミュージシャンの1人であるカネコアヤノさんが、高田渡さんの「私は私よ」をカバーされていて、すごく良い曲だなって思って、そこから他の高田渡さんの曲を聴き始めました。
高田渡さんの曲の
「Hirotomusicと読書」第2回 「私たちが好きだったこと」宮本輝
「Hirotomusicと読書」第2回
「私たちが好きだったこと」宮本輝
この作品は自分が初めて手に取って読んだ宮本輝作品。
去年は思い返すと宮本輝作品をずっと読んでいました。
間違いなく自分にとって宮本輝さんはall-time favoriteの作家です。
あらすじを紹介します。
工業デザイナーを目指す主人公の北尾与志が倍率76倍の高層公団マンションに当たり、大学からの親友で世界中
「Hirotomusicと読書」第1回 吉本ばなな 「TUGUMI」
「Hirotomusicと読書」第1回
これから自分が好きな本、もしくは影響を受けた本を紹介していきたいと思います。
私がこういう企画を始めようと思ったのは、自分はよく読書をして、考えたことや、思い浮かべたイメージを自分の作る音楽に反映させてきたので、自分の読書の趣味に共感してくださる方が居れば、その人に自分の音楽も聴いてほしいなと思うからです。これからよろしくお願いします!
それでは、さっ
ノラ・ジョーンズ主演 「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(2007)
20歳になって、よく金曜日の夜はお酒を飲んで、部屋の電気を消して映画を観るのにハマっている。大学生活も2年になると、部活なんかに入っちまったせいでなかなか忙しく、普段の大学の授業や留学のための勉強でなかなかストレスフルなものになっている。そんな中でこの金曜日の夜の映画の時間は結構自分の中で癒しになっている。
僕の好きなミュージシャンにノラ・ジョーンズがいる。彼女は世界最高のジャズレーベル、ブルー
Rose and Nightingale "Güller ve Bülbüller" セルフライナーノーツ
先日、発表したアルバム「Rose and Nightingale "Güller ve Bülbüller"」のライナーノーツを書いてみました!どのように作曲されたか、制作秘話など盛りだくさんです!作品と共にお楽しみください!
1.小さな劇場で- In a small theater
この曲は春休み、自分の多くの曲がそうであるように、大阪の実家の電子ピアノを何気なく弾いている時に思いついた曲。
架空の映画のサウンドトラック Rose and Nightingale "Güller ve Bülbüller"
皆さん、こんにちは!大学生でフリーでソングライターやっているHirotoと申します!今回、久しぶりにアルバムを出すことにしました!!
今回のアルバムは架空の映画のサウンドトラックというコンセプトです。今回のアルバムのほとんどの曲は時間が今年の春休みに制作しました。この期間は長期休みで時間がたくさんあったので寝転がっては本を読み、そこで得たアイデアや思い浮かんだ映像を音楽で表すということをしていま