哀須

我が人生ぶらり旅。 旅と小説、音楽、映画が人生の潤い。

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記事一覧

〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #サマルカンド編

とうとうウズベキスタン旅紀行も半分を迎えた。感慨深いものであるなぁ。と言いつつサマルカンド編、別名をめっちゃナンパされた(お前らの教義はどこ行った)編である。 …

哀須
4年前
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〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #ブハラ編

だいぶ時間が経ってしまったが、ウズベキスタン旅行記第2編である。 第1編? なにそれ? という方は「#事前準備と到着編」を参照していただきたい。 実はウズベキスタン…

哀須
4年前
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〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #事前準備と到着編

暑い。日差しが痛い。 湿度はないから、諦めてショールをほっかむりの要領で被り、サングラスをつける。 うん、快適だ。 湿度が高い日本で同じ格好をすれば生き地獄だが、…

哀須
4年前
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〈旅行記ー海外〉 世界遺産都市マラッカ

世界遺産都市マラッカって、字面だけ見たら世界魔都市マラッカみたいだね。 なんて不謹慎なことを思いつつ、マラッカに行って来た。 元々アジア圏に興味のない私。私が好き…

哀須
4年前
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〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、2つ目

何のひねりもないタイトル。 前回の続きだと分かりやすい。うん、自画自賛。 そんなこんなで、特に珍道中でもないドイツ旅行第2弾である。 ていうか、前回どこまで書いた…

哀須
4年前
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〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、1つ目

ソーセージとパン。と言えば何を思い浮かべるだろう。 そこにビールもつけちゃう。 これなら分かる? 分かるよね? そう、ドイツである。 私は今年の黄金週間に、同僚たち…

哀須
5年前
8

治験を焦ると人が死ぬって話

こんばんは。 旅行に次ぐ出張からの土日出勤、果ては引越しでくたびれ果てている内に、全く音沙汰がなくなってしまいました(他人事)。 そんな中でもSNSは覗いてしまう……

哀須
5年前
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〈旅行記〉 日光と湯波(ゆば)に浸る日

日本に世界遺産はいくつあるか、知ってるだろうか。 世界遺産といっても、文化遺産やら自然遺産やら細かく分かれている。2017年時点で、文化遺産は法隆寺や日光、白川郷、…

哀須
5年前
3

〈旅行記ー海外〉 ロシアに恋して

ロシアといえば、なにを思い出すだろう。 ピロシキ、ボルシチ、水餃子? それとも、共産主義、プーチン、KGB、おそロシア? 欧米でさえ偏った知識しか入って来ない日本で…

哀須
5年前
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幾度目かの断捨離挑戦

みなさん、唐突ですが、ご自宅の荷物はいかがですか。 散らかってる? ほどほど? それなりに片付いている? いやいや、むしろモデルルームやホテル並みに何もない? 誰に…

哀須
5年前
3

〈短編小説〉悪魔の商売

序章どんよりと曇った空の狭間から、時折陽光が降り注ぐ。こじんまりとした部屋から、その様子を眺める影があった。部屋の床には天鵞絨の絨毯が敷き詰められている。窓は一…

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哀須
5年前
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若さを失い自由になった大人

「ねえ、あれって大学生?」 同僚に声をかけられて顔を上げた。 指し示す先には、黒いスーツを着た一団。 男性は髪を短く束ね、女性は髪をひとつ括りにしている。 「あー…

哀須
5年前
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旅に出たいと思った過去の自分を恨む日

はじめまして、哀須(あいす)と申します。 どうやらニックネームはすぐ変えられるらしいので、この名前がいつまで続くかは不明である。 ちなみに正式名称は哀須のん、と言…

哀須
5年前
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〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #サマルカンド編

〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #サマルカンド編

とうとうウズベキスタン旅紀行も半分を迎えた。感慨深いものであるなぁ。と言いつつサマルカンド編、別名をめっちゃナンパされた(お前らの教義はどこ行った)編である。

青の都サマルカンド我々はブハラからタシュケントへと向かった。勿論今回も文明の力に大いに頼ることとなる。涼しくて快適な電車の旅よ、万歳。
サマルカンドはブハラと比べると広い街だった。ブハラが狭すぎたのか…? と思うが、恐らくサマルカンドが嘗

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〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #ブハラ編

〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #ブハラ編

だいぶ時間が経ってしまったが、ウズベキスタン旅行記第2編である。
第1編? なにそれ? という方は「#事前準備と到着編」を参照していただきたい。
実はウズベキスタン旅行からこれまでに、バンコクやらニューヨークやら行ってきたため、記憶を必死に手繰り寄せながらの記事である。自分の記憶力の限界に挑戦だ。

キャラバンの旅キャラバン……憧れるよね。
とは言いつつ、実際にタシュケントからブハラへとキャラバン

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〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #事前準備と到着編

〈旅行記ー海外〉 青の都と飯とナンパ #事前準備と到着編

暑い。日差しが痛い。
湿度はないから、諦めてショールをほっかむりの要領で被り、サングラスをつける。
うん、快適だ。
湿度が高い日本で同じ格好をすれば生き地獄だが、ここはタシュケントはウズベキスタン、乾燥している。ヒジャブの効果を実感した。私が被っているのはヒジャブじゃないけど。

ということで、行ってきましたウズベキスタン。
2018年2月にビザが解禁され、日本人旅行客が少しずつ増えているらしい、

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〈旅行記ー海外〉 世界遺産都市マラッカ

〈旅行記ー海外〉 世界遺産都市マラッカ

世界遺産都市マラッカって、字面だけ見たら世界魔都市マラッカみたいだね。
なんて不謹慎なことを思いつつ、マラッカに行って来た。
元々アジア圏に興味のない私。私が好きなのは歴史的建造物や教会、寺院などであり、そして歴史的遺産が展示された美術館や博物館だ。アジア圏であればアンコールワットなら面白いだろうが、大多数の国は残念なことに歴史が浅かったり先の大戦(応仁の乱ではない)で全て失ってしまったりで、私の

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〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、2つ目

〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、2つ目

何のひねりもないタイトル。
前回の続きだと分かりやすい。うん、自画自賛。
そんなこんなで、特に珍道中でもないドイツ旅行第2弾である。

ていうか、前回どこまで書いたっけ?(前回の記事を見返す)
……だめだ、もはや何処で何が起こったのか記憶が怪しい。
だがこれは気ままな雑記であり、旅行記と銘打ってはいるものの細かいこたぁどうでも良いんだよ楽しけりゃ、という彼の世界的な作家アーサー・コナン・ドイル氏を

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〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、1つ目

〈旅行記ー海外〉 ソーセージとパン、1つ目

ソーセージとパン。と言えば何を思い浮かべるだろう。
そこにビールもつけちゃう。
これなら分かる? 分かるよね?
そう、ドイツである。
私は今年の黄金週間に、同僚たちが出勤している中、堂々と休暇を取りドイツに向かった。

初のドイツ!
初の完全一人旅!(これまでは一人でツアーに潜り込むか友人と二人旅行だった)
そんな私はドイツ語を一切解さない!
英語も辛うじて分かるような、まぁとりあえずノリと勢いと

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治験を焦ると人が死ぬって話

こんばんは。

旅行に次ぐ出張からの土日出勤、果ては引越しでくたびれ果てている内に、全く音沙汰がなくなってしまいました(他人事)。
そんな中でもSNSは覗いてしまう…依存症かな?
なんて思っていた矢先、気になる呟きが目に入った。
それが、これ。

…初めてやってみたけど、上手く埋め込めたかな?
まぁいいや。閑話休題。

ドラべ症候群。ってなんだろう。調べてみたら、難病センターのサイトにこんな事が書

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〈旅行記〉 日光と湯波(ゆば)に浸る日

〈旅行記〉 日光と湯波(ゆば)に浸る日

日本に世界遺産はいくつあるか、知ってるだろうか。

世界遺産といっても、文化遺産やら自然遺産やら細かく分かれている。2017年時点で、文化遺産は法隆寺や日光、白川郷、原爆ドームなど18ヶ所。自然遺産は、屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島の4ヶ所。他に複合遺産や危機遺産という分類もあるそうだが、日本で登録されているものはない。

ということで、私ははるばる人生初の日光へと足を踏み入れた。
サクッ(雪

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〈旅行記ー海外〉 ロシアに恋して

〈旅行記ー海外〉 ロシアに恋して

ロシアといえば、なにを思い出すだろう。

ピロシキ、ボルシチ、水餃子?
それとも、共産主義、プーチン、KGB、おそロシア?

欧米でさえ偏った知識しか入って来ない日本で、一般人が抱くロシアのイメージって、恐ろしく偏ってるのではないだろうか?
ちなみに「欧米でさえ偏った知識しか入って来ない」というのは、トランプ氏が政権を取った時にしみじみと感じた。
日本から見た「アメリカ」って、ニューヨークやワシン

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幾度目かの断捨離挑戦

みなさん、唐突ですが、ご自宅の荷物はいかがですか。

散らかってる?
ほどほど?
それなりに片付いている?
いやいや、むしろモデルルームやホテル並みに何もない?
誰にもいえないけど、実は汚部屋なんです……?

ちなみに、私の家は「そこそこ」である。
物には定位置があり、たいていの場合、使われたものは定位置に戻される。
疲れている時は床に放置。
こればかりは致し方ない。私のズボラな性格が原因だ。

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〈短編小説〉悪魔の商売

序章どんよりと曇った空の狭間から、時折陽光が降り注ぐ。こじんまりとした部屋から、その様子を眺める影があった。部屋の床には天鵞絨の絨毯が敷き詰められている。窓は一つ、すぐ傍に煉瓦造りの暖炉が誂えられている。それほど広くない部屋には、他にロココ調の机が一台と椅子が二脚置いてあるだけだった。
くあ、と小さな欠伸が部屋に響く。清閑な部屋で、その音は酷く目立った。同時に、床の上を翡翠色の硝子玉が転がる。それ

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若さを失い自由になった大人

「ねえ、あれって大学生?」

同僚に声をかけられて顔を上げた。
指し示す先には、黒いスーツを着た一団。
男性は髪を短く束ね、女性は髪をひとつ括りにしている。

「あー、そういえば大学4回生が来るって言ってましたねえ」
「まじで? 高校生かと思ったわ」
「20歳前後なんて、この歳になったら全部一緒ですよ」
「おぼこいなぁ」

待て同僚、「おぼこい」なんて久々に聞いたぞ。

ちなみに、関西では大学生◯

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旅に出たいと思った過去の自分を恨む日

はじめまして、哀須(あいす)と申します。
どうやらニックネームはすぐ変えられるらしいので、この名前がいつまで続くかは不明である。
ちなみに正式名称は哀須のん、と言う。
どこかで聞いたことのある名前だって?
夏場とか風邪を引いた時に、よく使う?
いや、気のせいでしょう。
おかしいな、今私がいるのは室内だというのに、突如として寒くなったようだ。
おお、寒い。

それはさておき。

記念すべき第一弾の記

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