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ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その3)
前回の記事はこちら https://note.com/kenji_mishima/n/nd47820f36728?sub_rt=share_pw 7.”Dear Prudence" (1968) - Lennon 『ザ・ビートルズ』(The Beatles)、通称『…
ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その2)
前回(https://note.com/kenji_mishima/n/n144e6520b76a?sub_rt=share_pw)からの続きです。 4..”For No One" (1966) - McCartney 『リボルバー』(Revolver)収録。 ht…
ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その1)
何とはなしに、いつかは上記のテーマで自分の頭の中を整理してみたかったのです。そこへ来て、あるクリエイターさんの投稿(https://note.com/tatsumi1996/n/n5f1ab11cbe59…
花は咲かないが、咲く。
自分を含め、多くの人が、決して咲くことのない花を咲かせようと、もがくようにして生きている。
もちろん誰もがその気になれば心の中に花を咲かせることはできるのであるから、たいして悲観するようなことじゃない。
とはいえ、空模様が暗ければ気持ちも沈む。
そんな日に、どうせ今日も行列だろうとダメ元で通りかかったラーメン屋さんに、奇跡的に空席があったので、思わず吸い込まれてしまった。
ここの若き店主の先
友よ…(埼玉県熊谷市にて)
半年ぶりに、3年ほど前に他界した親友の墓参りに行った。
東京の僕の自宅は多摩霊園が近いので、気を利かせたのか、コンビニにも墓参りの人をあてこんだお花の数々が並んでいたりする季節である。
それを見て、いてもたってもいられなくなり、彼が眠る熊谷まで出かけたのだった。
久しぶりに訪ねた熊谷の空は、相変わらず悲しいほどに碧い。
彼の墓石には「絆」と刻まれているだけで名前は端っこの方の別のところを見
【ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(最終回)】
”Sexy Sadie" (1968) - Lennon
『ザ・ビートルズ』(The Beatles)収録。
ある人への軽蔑や皮肉を込めたこの曲の背景について、僕には詳細を語るほどの知識も興味もないので割愛する。
ただ面白いことに、そういう曲なのに(もしかしたらそういう曲であるからこそ)抜群に美しいメロディになってしまったりするから音楽は深いし、人の心も複雑なものだと感じさせられてしまう。
ポンコツオヤジ野球チームの奇跡(その2)
玉三郎がライトの頭を越える大きな当たりをはなって三塁にまで達すると、我がチームのベンチは沸きに沸いた。
9回裏、ノーアウト三塁。これ以上ない「サヨナラ勝ち」のチャンスがやってきたわけだ。
玉三郎をホームに生還させることさえできれば勝てるのだ。
しかしそのとき、次打者としてネクストバッターズサークルに座っていた僕は、左足にわけのわからない違和感を覚えていた。そして、いざバッターボックスに向かおうと
【ポンコツオヤジ野球チームの奇跡】(その1)
バッターの打ったボールが、レフトを守っていたアパレルのところに飛んできた。
アパレルとは僕が勝手につけたニックネームである。そう、往年の名ドラマ「太陽にほえろ!」のように、僕は勝手に、パパ友である彼らにニックネームを付けていたのであった。
アパレルはときおり海外に出かけ、さまざまな衣服を仕入れてきては、A駅近くにあるちいさな店舗でそれを売っていた。手腕が良いのか、繁盛していたようだった。彼は長
ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その3)
前回の記事はこちら
https://note.com/kenji_mishima/n/nd47820f36728?sub_rt=share_pw
7.”Dear Prudence" (1968) - Lennon
『ザ・ビートルズ』(The Beatles)、通称『ホワイト・アルバム』収録
発表年の順に並べた都合上7番目に来たが、このDear Prudenceこそが個人的にはビートルズのあら
ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その2)
前回(https://note.com/kenji_mishima/n/n144e6520b76a?sub_rt=share_pw)からの続きです。
4..”For No One" (1966) - McCartney
『リボルバー』(Revolver)収録。
https://youtu.be/hgJ7dmr_ysU?si=JeEHw_fVsowOGx6r
何よりも曲が美しいので、僕の頭の中
ラーメン二郎とアダモちゃんと山田さんの話
あれはおそらく大学3年の頃のことだから、実に35年と少しばかり前のことだ。
僕は自宅から1時間20分ほどかけて大学の最寄駅にたどり着くと、音楽サークルの仲間や先輩に会う用事があればキャンパスまで行き、ない場合は、たとえ受けるべき講義があったとしても出席せず、大学のすぐそばにある「ラーメン二郎」に寄ってから帰るのが日常であった。
親にはつくづく申し訳ないことをした。
ある日、ゼミ仲間の貫太郎と一緒
ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その1)
何とはなしに、いつかは上記のテーマで自分の頭の中を整理してみたかったのです。そこへ来て、あるクリエイターさんの投稿(https://note.com/tatsumi1996/n/n5f1ab11cbe59?sub_rt=share_pw)にインスパイアされ、自宅に張り付いていなければならない本日、時間のあるうちに「はじめの3つだけ」書いてみます。
以下、発表時期の順に曲名と作曲者名義、収録アルバ
Rainy Day, Small Egg, Big Hope
雨の阿佐ヶ谷駅のホームで、特に行くあてもなく立ち尽くしていた。
限られた数しかないベンチには、若い二人が腰掛けて、
肩寄せ合っておにぎりを頬張っている。
足元にはカートを置いて。
どこか遠くに行くの?
どうか幸せに、ほんとにどうか、幸せに。
さっき食べたラーメン屋の店主が、
気配を消すかのようにススっと近寄ってきて、
頼んでいない味付けたまごを置いた。
「雨の日サービスです」
と彼は言っ