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ありがとうございます、またいただきました。 #短編小説 だそうです。
でも内容は「短編小説の紹介」ね。
「ただ旅をして歩くだけの仕事があれば」と言ったのは岡本おさみだけれど
初めまして。
実を言えば以下の記事でプロフィールに代えようとおもっていたのだけれど、共同運営マガジンに参加する以上はそれでは足りないだろうと考え、改めて(改まってはいない・・・)自己紹介記事を書くことにしました。
(ちなみに以下の記事、3月の「今このnoterが面白い」に追加していただいたようでありがたい限りです)
1.仕事歴
一応、グラフィックデザイナーという名で仕事をしてきました。地方の小
『夏の砦』染織工芸家、支倉冬子の、自身の《生》への回帰による芸術再生の物語
発行年/1966年
辻邦生さんのニ作目の長編『夏の砦』。何度読み返したかわからないこの初期の傑作を、また新たに読み返し、ようやくご紹介するに至りました、パチパチ!
改めて読んでみると細かい部分では忘れていた点も少なくなくまた、発見もあり、 支倉冬子(はせくらふゆこ)という女性に再び出会うことが叶ったような気がして、感動を抑えることができません。それほどこの作品は僕にとって忘れ得ない小説であり、人
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『城』小説家 辻邦生の始まり。運命に左右されるリゾート地の夏。
発表年/1961年
短編『城』は、辻邦生作品の中で初めて商業出版誌に掲載されたものです。辻邦生さんはこの小説で「小説を書くというエクスタシーを全身で味わった」とおっしゃっています。そのことは、このあとに書いた『ある晩年』についてのあとがきでも語っておられます。
さらに雑誌『近代文学』を創刊された埴谷雄高氏から、いいものが書けたら「近代文学」に載せてあげる、と言われたことで、辻邦生さんは最初から、
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『アブサン 聖なる酒の幻』アブサンに魅了された男を巡る、大人の童話あるいはソナチネ
発行年/1996年
アブサンとは、主にヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュールのことです。起源はスイスで、『献身』に書かれたアルチュール・ランボーや、
ロートレック、ゴッホといった芸術家に愛され、ときには彼らを破滅にまで追い込んだ酒として有名です。上記はランボーの詩の一節で、これがアブサンを表しているわけではありませんが、口にするとこんな感じだったのではないでしょうか? アルコール度数は7
3回目のコングラボード、ありがとうございます!
辻邦生 フランスと芸術を愛しつづけた作家、その著作ラインナップ
辻邦生作品についてのnoteを開設して1ヵ月、ここまで短編8つと長編1つのレビューを書いてきました。この辺で、その全著作についてあらましをご紹介したいとおもいます(ただ喋りたいだけ)。
辻邦生さんはフランス文学者であり、その方面の教授でもいらっしゃいました。なので、フランス文学には全くの門外漢である僕などが語るのは、本当は大変おこがましいのだけれど、ま、好きこそナントカで、ここは著作物の全体のご紹
『空の王座(からのみくら)』運命を操るかのように、王座は待ち続ける・・・
発表年/1966年
以前にも以下の記事で、辻邦生さんは《運命》や《宿命》に翻弄される人物をよく描く、といったことを書いたことがあります。
この『空の王座』に登場する考古学者、南村順三も、そんな、自分ではどうすることもできない運命にたびたび弄ばれた人物のひとりです。
話は南村の訃報に始まり、その後遡って、新聞記者である「私」と「私」の旧友で考古学者の田原、そして南村の三人を軸に展開されます。南村も
『洪水の終り』事件は季節の移ろいとともに。今こそ読んでほしい戦争の悲劇
発表年/1967年
辻邦生さんの作品にはエピグラフ(作品の巻頭に置かれる引用文や題辞)の置かれているものが少なくありません。例えば先の『献身』では次の句が置かれています。
『洪水の終り』のエピグラフは『旧約聖書』創世紀のこの部分、
有名な「ノアの箱舟」の一節です。神は箱舟から出たノアと、二度とすべてのものを滅ぼす洪水を起こすことはないという契約を結びます。冒頭に置かれたこのエピグラフはどんな意
『ある晩年』《生》と《美》の哲学的思考、その物語としての表出
発表年/1962年
短編小説『ある晩年』は、『城』『西欧の空の下』『影』などとともにごく初期にパリで書かれた作品です。『西欧の空の下』はややエッセイ風な掌編で、機会があれば他の短い作品と合わせてご紹介しようとおもいます。
さて、『ある晩年』ですが、フランスのT**市で弁護士として名をあげたエリク・ファン・スターデンの最後の半年ほどを描いた小説です。先にご紹介した『献身』と同じように、こちらも単行
「書く部」のことばと広告さんがこんなことを始められるそうです
褒めていただけるだけじゃなくて、ここはこうしたら、とか、改善点を指摘してくれる・・・うう〜む、アメばっかりじゃなくてやっぱりムチも欲しいよね、っていう方はぜひ(笑)
あ、僕はおかまいなく。
『献身』死の床にある詩人ランボオと、それを看取る妹、モノクロームの映画のように
発表年/1966年
下の記事で辻邦生さんの作品の特徴をあげてみましたが、
もうひとつ、次のことがありました。
歴史もの、恋愛もの、あるひとりの人生を描くもの、思想的なイメージもの。中には怪談めいたものから「世にも不思議な物語」のような掌編まで。いったい、その着想はどこから得たのだろう・・・というより、なぜそれを書こうとおもわれたのだろうか、ということが気になってしまいます。
この『献身』という