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結婚 (画竜点睛を欠くの続々編) その3.091 2回目の挙式 〜リファレンスとしてのバブル初期の結婚式  当たり前過ぎて意識しなくなっていること

鼻につく内容が続いてすいません。
事実を残すということで引き続き赤裸々にかつ丁寧に紡ぎます。

経緯
 その1では
〜改めて考えてみた
先ずは基本的認識の整理から
ということで結婚とは何かのおさらいをしました。

 その2では、
〜始まりは婚姻届提出
ということで、婚姻届の建付けから分かる結婚を考えてみました。

 その3.01は今どきの結婚式ということを深堀りすべく先ずは昭和のバブル期に入った位頃の能天気に明るい結婚式をリファレンスとしてご紹介。
 その後主流となるホテルでの挙式と披露宴のセットとの対比で大学や会社の施設を利用した挙式and/or披露宴のご紹介をしました。

 その深堀りで大学や企業の施設が結構開放されていて稀有な設備をリーズナブルに利用できるというご紹介をしました。

 その3.02はその具体的な例を1つご紹介。

 リファレンスなので当時の雰囲気が伝わるように詳述しています。

 その3.03は、具体的な例1つのご紹介の続き。

 大安吉日、土曜日、June Brideにも拘らず日本鋼管高輪クラブは貸切状態という結婚式当日の詳細。

 ハイソカーで乗りつけ、無宗教なのに神前結婚式をし、披露宴も派手に会社関係、学校関係、親族という構成で120人を超える参加者を迎えるというミーハー(今どき使わない言葉(笑))さ。

 硬い挨拶にも笑いが散りばめられる新しいスタイルの披露宴の走り。

「〇〇(私のこと)君はロリコン(ロリータ・コンプレックスの略)

だと聞いていたが、順当な素敵なお嫁さんで安心しました。」

とか

「ホントに〇〇が研究室に来る時は、実験以外、毎月の土曜日丸一日使う研究進捗報告会、週2回の輪講のみ。無駄に研究室にダラダラ居ないのです。他の同期の4人は順当に研究室に居るのに。なので顔を見れば“あっ会議の時刻か”と分かる程徹底していました。」

などと、受取りようによっては際どいネタを…
硬い挨拶の場面でもイジる軽さと明るさが…

 その3.04はその具体的な例1つのご紹介の続々篇。

 バブル初期の披露宴は兎に角明るい。

 会社の同期が私達夫婦の写真をスライドにしてくれて見事にロリコンネタでイジってくれました。
 まぁ当時20歳の吾妹に

Love “in” at First Sight


(正に“in”で、ガッツリ魅力にLock Onされた感じ)
だったので全く動じませんでしたが(笑)


 その3.05はその具体的な例1つのご紹介の続々々篇。イジリのゲームの話題でした。結婚披露宴が明るく楽しい… 

 最早単なるパーティー

となったというオチ。 

 閑話として、呆れる程“ドラ息子”の私の顛末を赤裸々に綴らさせて頂きました。どうやら読者の方々にはドン引きだった様ですが… (それでも残そうという趣旨)

 その3.06は、そして披露宴の後の

2次会たるや凄いことに…

という話でした。

 結婚披露宴は遅れに遅れ、予定より1時間半遅れて高輪クラブから“正統派”ディスコ、六本木のホテルアイビスにあった“高級”ディスコ”ラジャコート“に到着。2次会の会場は既に盛り上がっていて、吾妹は大歓迎、私は1部吾妹のファンから無茶苦茶にされつつも至って明るいバブル初期らしい2次会でした。

 その3.07は、高輪での挙式、披露宴、六本木での2次会を終えてタクシーで高輪クラブに戻る所から。
 
 流石に2人共疲れ切って居ました。気持ち良さそうにうたた寝をする吾妹の横顔を見つつ目に入ったケン・コーポレーションさんの看板を見て、いずれは物件を貸せる様になりたいなぁ…と。

 それは実現する未来が待っていたのですが…

そんな些末な事は遥かに超越する…

(そのレベルは私の祖父母や父母の代でやった。それを超える価値あるものとは…)

“お金では買えないそれ以上の素敵な未来”


が私こと”究極のドラ息子“(笑)には用意されていました。

 高輪クラブに到着して、最上階のスウィートルーム。疲れ切った身体で雑事をこなし…
 当時は私はすっかり痩せていて筋肉も落ちて体重は58.5kg。長身とは言えかなりの痩せ型の吾妹でしたが…吾妹を抱いてベッドに乗せることができなかったのでした。正に

画竜点睛を欠く

感じでした。優しい吾妹は笑って許してくれましたが…
 それでも2人っきりが嬉しくて、勿論“しっかり抱き合って”就寝。というオチ。

 その3.07は、結婚式の翌日に起こった交通事故の話でした。

 新居たる社宅に戻る前に、吾妹の実家に不要不急の荷物を置いて片付けをしている間に駅前の郵便ポストに行こうとした時…
 駅前の駐停車の車の切れているところに駐停車すべく、助手席側のドアミラーを確認した後ゆっくりと車線を変えて停車しようとした時、私を左から追い抜こうとしたおじいさんの運転するカブが助手席側後方の側面トランク辺りに衝突。
注意力が落ちていたのか…

画竜点睛を欠いた瞬間

として私の生涯の戒めとして記憶に残っているというお話しでした。

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 今回は、“こんなこともしちゃってもアリの時代”という感じで、2回目の挙式を上げてしまったというお話しです。

 その前フリが長くなって、本編の主題が

画竜点睛を欠く(続々編)

となってしまいました(笑)

 バブル初期の話、と言っても私としてはバブルとは全く無関係の行動だと今でも思っていますが(笑)

 以下でご紹介しましたが、新婚旅行の為に上手く月を跨ぐ感じで16日間休みを獲得しました。

以下再掲。

”ザックリ言うと結婚式を中心に月を跨(また)ぐ形で休暇取得を見かけ上2ヶ月に散らし、書面上はそこまで目立たない形で体面を保ちつつ、実質略1ヶ月間上手く休むということをしました。もう少し具体的には…

 入社3年目に入った直後に結婚したのですが、その社内の年次有給休暇完全消化の仕組みを使いこなし、旅費の安い時期に早めの夏休み取得する方々が居る6月から7月前半を狙いました。Jun Brideにして結婚前後に約4週間超えの休暇を取得しました。梅雨時なのに運と勘としつこさの人生。結婚式前後は晴天でした。流石に全て連続ではありませんが。結婚式前後に各1週間ずつ、新婚旅行は2週間連続で休暇を取得してニューカレドニアへという建付け。刻むと例えば5日間の年休取得で前後の土日を合わせると連続9日間のお休みになります。これもテクニック。しかも上述の通り月を跨ぐことでソフトランディングという寸法でした。会社でも当時は前代未聞の休暇の連続取得でした。まぁ研究所でしたので仕事の進捗管理は比較的融通が効いたことも幸いしました。“

 移動を含めて16日間という比較的余裕ある旅程で、しかも殆どクラブメッドの施設内でヨット、ウインドサーフィン、テニス、海水浴、プール、アーチェリーなどなど、多様なスポーツを楽しめるという何ともお気楽なパッケージ。因みに例えば生命保険会社の新婚さんも参加されていましたが、流石に1週間で帰国されていました。

 3食全ての食事はパッケージツアー旅費に組み込まれていました。その食事、最初のディナーで吾妹を激怒させた事件が…

 ニューカレドニアは仏領ですが、クラブメッドの施設内は英語が共通語という感じでした。そもそも施設の楽しみ方のオリエンテーションが有る位、徹底的にバケーションを楽しめるように考え抜かれている所が心地よい…
 お金という生々しいものも使わないというくらい徹底的。

 お金は使わずに、敷地内では玩具のようなプラスチックの玊が連なったネックレスをお金代わりに購入して、そのネックレスのプラスチックの玊をお金代わりに使うという何とも洒落た趣向でした。バーやパブで飲むお酒とかに使った記憶が有ります。

 そして問題のディナータイム。広めのテーブルに適当に座って、様々な国から来られステイしている方々との国際的な触れ合いを楽しむという何とも洒落たお作法。
 私達もそのテーブルに着きました。当然話しかけられ会話のスタート。

 英語は受験で読み書きはかなりイケてるはず。会話は大学で出来る限りという範囲内でESLの特別クラスを受講してきました。

 そもそも成人式の日に、寄席に行った後、六本木で飲んでその帰りすがら酔った勢いで前から来た白人同年代の女性グループに英語で話し掛けたら結構話が通じて盛り上がったというキッカケから会話も多少イケてると錯覚するようになっていました。
 会社でも毎週社内の英会話クラスを受講していました。それもクラス決めの女性講師からのインタビュー時に、吉祥寺は楽しい街だという余談がとても盛り上がって、何と帰国子女の特別クラスの次に高度な内容を学習するクラスに入ってしまったのです。まぁ受験で鍛えたカリキュラムに必死について行く訓練が功を奏していて、限定された会話ならそこそこ出来るレベルになっていました。自慢の業務用にに近い最高級ベータマックスビデオデッキを駆使して教材のビデオを視聴し尽くしましたので…

 それでも、逆にネイティブではない方々の英語ということで連立方程式を解く様に難易度が高く頭は会話を維持するだけで手一杯でした。

 私と異なり吾妹は、高校からそもそも大学と同じ仕組みで授業をするようなハイレベルの女子高で、しかも短期間ではあるものの海外留学経験者。会社は一般女子とは異なる採用枠。と凄いので私にも隙が有った…、気配りに欠けていました。

 その時不運にも吾妹のメインディッシュが、給仕の方の不手際で滞って居たのです。新婚旅行で吾妹のそれに気付かず会話に夢中…

 それは冬回極まりないですよね。新婚旅行のしかも最初の日のディナーだったのですから…

画竜点睛を欠く

の続きになっていました。

つづく



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