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映画は心地よい洗脳だ
映画館で何百人が静かに大スクリーンに向かってじっと目を向け続ける、こんな異常な状況、よくよく考えたらおかしい。いやだから、映画館に行くのだ。心地よい洗脳を受けたくて。感動したり、泣いたり、映画は自分の感情をコントロールしてくる。洗脳されて、興奮して、おもしろかったなどと感想を書き連ねようものなら、そりゃあ監督はうれしいだろう。自分の作品でうまく洗脳できたのだから。
世界をより良く認識するために
日々の忙しさに流されて生きていると、ふと自分が何を理解して何を理解できていないのか不安になる瞬間がある。そうならないために、きちんと理解できたことを言語化しておこう。いや、言語化できることが理解したことになるのか。世界を言語で理解することが、正しく世界を認識しているかどうかは怪しいが、やはり人間のコミュニケーションにおいて、言語の占める割合はいまだに大きい。ビジュアルを共有するコミュニケーションも
もっとみる【随想】ラジオ『オールナイトニッポン0(ZERO)』ヤーレンズ
M-1で、令和ロマンより個人的には好きだったヤーレンズ。
二人の口からとめどなく溢れ出る固有名詞の数々。
圧巻の連想ゲーム。
ただただ最高の時間でした。
【随想】ドラマ『侵入者たちの晩餐』バカリズム
バカリズム天才だなぁと。
素直に感心してしまった。
コントやネタには、なかなかはまることがなかったけれど、
まさかバカリズムの本領が、テレビ脚本にあるとは思わなかった。
一時期の三谷幸喜や内田けんじや伊坂幸太郎のような作劇を彷彿とさせる。
しかも一人語りのナレーションという
自分のスタイルもある。
そのスタイルは他に類を見ない。
『ブラッシュアップライフ』は、その中で最高傑作である(他のドラマは見
【随想】ドラマ『ロングバケーション』北川悦吏子
28年前の月9。
ようやくロングバケーション観終わった。
途中何話か見逃した。
たぶん結構いいところを見逃したような気がする。
瀬名と南がいつの間にか急接近していて焦る。
とにかく山口智子が素晴らしくて
木村拓哉は今の方がカッコいいんじゃないか、
松たか子はHEROの前にここで共演してたんだねキムタクと
竹野内豊はだいぶ野性味があった。
そういえば、登場人物たちの家族は一人も出てこなかったな。
ず
【随想】映画『アウトレイジ』『アウトレイジビヨンド』『その男凶暴につき』北野武
やってやられての繰り返し
復讐の連鎖
暴力の連鎖
名ばかりの手打ちと落とし前
約束は破られるもの
裏切りはつきもの
人を見たら泥棒と思え
アウトレイジを初めて観た時
北野武は、TAKESHIS’、監督・ばんざい!を経て
自己言及、映画作りに迷走した後
振り出しに戻ってきたと感じた
たけしの処女作
その男、凶暴につきは、
深作欣二のピンチヒッターとしての起用だった
なのに、この時点ですでに
たけしイ
【随想】ドラマ『真犯人フラグ』高野水登
『真犯人フラグ』は、2021年に放送されたテレビドラマ。
考察系ドラマのはしり『あなたの番です』の制作チームが再集結したドラマということもあって、当時もそれなりに話題になっていたと思うが、自分は第一話だけを見て見るのを止めてしまっていた。
なぜ見るのを止めたのか、あまり記憶は定かでないが、でも一話の最後にショッキングなクリフハンガーが用意されていて、その過剰な演出にちょっと引いてしまったというのが
【随想】小説『1984年』ジョージ・オーウェル
「1984年」を読んでいる。
ジョージ・オーウェルだ。
図書館で借りて読まずに返してから
10年以上の月日が過ぎた。
なぜ今になってまた読もうと思ったのか。
それはAppleのCMを見たからだ。
「1984」というAppleの伝説的なCMがある(これもまた古い)。
きっと何度も見ているのだろうが、あまり記憶にない。
それもそのはず。
「1984」の元ネタを知らないからだ(つまり記憶に残りにくい)。
【随想】ドラマ『ブラッシュアップライフ』バカリズム
ブラッシュアップライフを見ている。
リアタイはできなかったが、再放送されるというので。
バカリズムの才能が爆発している。
お笑いよりドラマの方が向いてるんじゃないか。
俳優たちの演技力もさることながら
ガールズトークのシーンの台詞回しがえげつない。
本当にバカリズムが台詞を一言一句書いてるのだろうか。
作り物感、言わされてる感、嘘くささがない。
日常をそのまま切り取ってきたような。
つまり、とても