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中国人民の不満が高まりすぎて混乱している件について

なぜ中国人は怒っていたり海外に脱出しているのか。
原因は……多すぎるのでどんどん書いていってみます。

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秋の党大会は10/16-22まででこのまま習近平首席(69歳)がトップの座は最大5年×2回までというこれまでの慣例を勝手に取っ払って第三期続投をする流れになる感じです。
ちなみに全然関係ありませんが、イギリスではジョンソン首相退任後に就任したトラス首相がたった1ヶ月で辞任するというこれまた異例のスピードでの辞任です。

電撃辞任表明をしたトラス首相

トラス氏は支持率7%という異例の支持率を叩き出しています。
なぜ7%なのかというと、首相になる前にとても耳障りの良い減税策を打ち出したり聞いている人が「それをやってくれるならアンタだ!」と思っていたところに「やっぱやりません」と言われ批判の嵐が起こったからですね。

日本でも似たようなことありましたね。
無所属の方で「自分が市長になったらみんなに5万円の給付金配ります。」と言って人気を集めて実際に市長になったら「やっぱ無理でした。」のパターン。

財源はココから捻出すると言っても実際には難しいことは他の選挙者は分かっていたので少なくとも極端すぎることは言いませんでした。
というより無理な政策を掲げて立場を得てから実現不可能だったと撤回するのは無知すぎる気がします。
まぁ日本の候補者の公約もあまり達成されないので人(他国)のことは言えないのですが…。
だから自分は菅さんとか河野さんとか高市さんとか何がやりたいのか何が良いのかダメなのかの理屈をはっきりさせて分かりやすく説明してくれる人が中枢にいてほしいと思ってしまうんですよね。

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話が逸れました。中国での動きですが、習近平首席はトラス氏の7%くらいの支持率なんじゃないかというほど中国全体での批判が相次いでいるのが現状です。

どういうことなのか。
なぜなのか。
習近平氏は何をやっているのか。

これまでのことをどんどん連ねていってみます。

まず直近のことから。
習近平首席は党大会でゼロコロナを続行すると言ってしまいました。
正直耳を疑いました。誤報じゃないかと…。

てっきり新たな体制となり「新体制となり人民のことを第一に考えた結果大幅に修正が…」どうたら綺麗事を言ってゼロコロナを根本から見直す良いきっかけのタイミングだと思ったのですが、まさかのゼロコロナ継続。
これだけ経済を悪化させた明らかな失策なのになぜ拘るのか本気で不思議でなりません。

北京の封鎖のおかげでどれだけの企業が中国から離れ、中国への進出を取りやめ、人民が海外へ流出したのかひょっとして彼は知らないのでしょうか?

たった一人陽性者が見つかっただけでその区域一体の外出を禁止する政策です。
自由が制限されすぎて人民の不満が爆発しています。
毎日のように習近平批判のビラがまかれているくらいです。
貧しい人もそうですがお金持ちもガンガン海外へ逃げている状況です。
高額納税者がいなくなるのは中国にとって痛手でしょうに…。
中国語が通じるシンガポールが人気です。
治安の良い日本にだってたくさん入ってきています。

中国のワクチンはファイザーやモデルナと違って効力が著しく低いのでゼロコロナみたいな封鎖をするしかないとの結論だと言われていますが、本当にそんな感じですね。
習近平氏の頑なさというか頭の固さというか民衆の健康への興味のなさにはビックリします。

そりゃ彼が続投してゼロコロナも継続するとなれば、いつどの地域の経済活動が止まるのか分からないので労働が安定しなくなります。
閉鎖区域は自由も縛られるので人民の不満が高まり政府避難のビラが巻かれるのも無理はありません。
ゼロコロナ政策はどう考えてもやりすぎなんです。

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習近平首席はコロナでもそうですが、その前からも色々やっちゃっていました。
自国のアリババのトップ「ジャック・マー」氏を発言が生意気だからと弾劾して追い詰めたり、アメリカに喧嘩を売りすぎてトランプ政権時に鉄槌を下されて(対中戦略)それが今のバイデン政権でも続いています。

自国の少数民族を奴隷のように不当に働かせていたこともバレてどんどん価格が吊り上がっていた不動産もバブルが崩壊しました。

習近平首席は中国を成長させたのではなく破壊してしまっています。
一帯一路いったいいちろに関してもそうです。

対中戦略を行うアメリカに対抗して力の弱い国とタッグを組んでお金をじゃんじゃん貸し付けていましたが、コロナで世界全体の経済が悪化するとそのお金も回収できず中国の横暴さに付いて行けなくなった現地の不満が高まり中国離れが起きました。
アフリカとか良い例ですね。
今日本やアメリカなど大国がアフリカに注目しています。

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このように自国民に対する彼の功績はほとんど皆無です。
自分のふところや求心力は強まり極端な選民思想と上級国民の塊が政権の上層部を占めています。

実はそんな腐った上層部の中にもわずかながらの良心がいます。
経済に強い李克強りこっきょう首相というNo.2。
彼は正直に中国経済が悪いとか習近平首席の悪い部分も暴露してしますので、彼に会議の時間を伝えなかったり嫌がらせしたりして排除しています。

とにかく自分を守ることしかしない習近平首席は嘘に嘘を重ねて綺麗事を並べて周囲を欺くことを隠しもせず堂々と自分とその権力・権威を守るだけの為に動いています。

「ゼロコロナ政策はウイルスのまん延を阻止するための人民の戦争だ」
「台湾が欲しい。」
「共同富裕だ。」

頑固で自分の意見を曲げないのは誰かに似ていますね。
そう。
プーチン大統領です。

台湾に関しては台湾が持っている半導体技術が広まるとシェアNo.1の中国の半導体市場にヒビが入るから半導体を奪うか機能しなくなるようにしたい。
それと台湾は元々中国なのだから併合したい。
併合した台湾に大量の中国人を送り込んでアメリカや日本へのスパイをしたい。
他にもありますが大まかにはそんな感じです。
中国製品も増えるでしょうしペロシ議員来訪時の恐怖はごく最近の出来事でしたよね。

共同富裕とはみんな(主にお金持ち)の富をみんな(貧しい人も含む)で分け合って平等にいこうじゃないか。
という施策ですね。
実情は民衆から富を巻き上げて共産党が潤うだけの政策です。

社会主義とはみんなで働いてみんなに平等に分け与えようという素晴らしい考えです。
自分も小学生の時に勉強して「良い考えじゃん」と思ったものです。
ですが実際には権力者が富を巻き上げるだけなので今のところ成功例がありません。
トップが善良ならその時だけは成功するのでしょうが、時代が進み世代交代するとすぐにトップの保身で破綻します。
だからアメリカ・日本・EUなど様々な大国のほとんどが民主主義なんですよ。
社会主義・共産主義だと権力がトップに集中してしまい、そのトップが自分を弾劾できなくしてしまうから。

話を戻すと民衆から巻き上げた後に配る(潤う)のは一部の有力者だけです。
一般市民には分け与えないのが普通です。
もはや全然隠しきれていません。

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習近平首席がいかに偉大なのか…それを教育に盛り込む政策もスタートしましたよね。
普通に洗脳教育プログラムです。
ロシアと同じくSNSが発展した現代における大国のトップの政策とはとても思えません。

本当に疑問です。
なぜ表向き綺麗事ばかり言っているのに形だけでも世界に合わせようとしないのか。
非合理であからさまな独裁に走ってしまう思考が理解しがたいですね。
まだ表向き綺麗な言葉と世界との協力体制を取り繕った体制を履行して裏で暗躍するなら犯罪者思考としてギリギリ合点が行くというかそういうものとして理解ができるのですが、圧力や脅しを隠しもせず上から目線で威張っているのはなんでなんでしょうね。
大人の皮を被った何でもかんでも欲しがる子供なんでしょうか?

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こうして彼の様々な政策により中国人による中国離れが勢いよく加速しています。
外国人も中国からどんどん離れ始めています。
そして中国に行く人は明らかに減ってきています。
国を離れることが難しい人たちはビラを撒いて大っぴらに批判しています。

中国は混乱を極めています…いえ、本当に極めるのはこれからだと思います。
夏に起きた不動産バブル崩壊による民衆の大規模デモ活動はその序章にすぎないのでしょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ


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